冬の森と夢のはしご。〜山茶花に救われて〜
こんにちは。
寒さが続く毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
昨日、泉の森を歩いてきました。
ところが、驚くほどに被写体が見つからなかったのです。
足元には落ち葉、そして頭上には葉を落とした裸木ばかり。
冬という季節がもつ、寂しさと冷たさが、
そのまま風景に現れているようでした。
体感温度だけでなくて、心までひんやりとしてくるーー
千両や万両の赤い実。
そして、山茶花に椿のような花々。
それ以外は、スカスカに透けた木々と空。
春夏秋に比べると、空の面積が妙にはっきり見えてしまうのです。
実は前日に、ある夢を見ました。
わたしは楽しそうに階段を降りていたのですが、
途中からその階段が直角のハシゴに変わるのです。
前をいく女の子は、ひょいひょいと降りていきます。
でもわたしは怖くて、足がすくんで動けません。
夢の中のわたしが階段を横から見ると、階段にはゆるやかな傾斜がついている。
だから、誰もが簡単に降りられると思うのです。
でも、わたしが降りようとすると、そこには直角の現実が待っていて、
どうしても降りられない。
冬の森を見ていたら、その夢をふと思い出しました。
まるで人生の厳しい局面を象徴しているような気がしたのです。
難しい試練を、皆ができると思っている中で
当たり前のようにやらなくてはならない。
理解者は誰もいない。
そんな気持ちで歩いていた帰り道。
ふと目に飛び込んできたのが、満開の山茶花でした。
冬の厳しい空気の中で、凛と咲くその姿。
とても鮮やかで、美しくて、思わず心が救われるようでした。
山茶花が冬に咲くのは、競争相手の少ない時期に、
花粉を鳥や昆虫に運んでもらうための戦略なのだそうです。
わたしもそんなふうに生きていけたら。
競争を避けて、でも確かに咲き、見つけてもらえる。
そんな自分なりのタイミングで咲く方法を、見習いたいと思いました。
春が待ち遠しくなりますね。
そろそろ、蝋梅や梅の花が咲き始めるころでしょうか。
小さな春の兆しに出会える日を、楽しみにしています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今日も心穏やかな一日となりますように。
願いを込めて。





