近所のお散歩から、静かな違和感。

 

 こんにちは、ららです。

 寒くなりましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。


 久しぶりに、家の近所をぐるりとお散歩してきました。


 まずは、いつもの泉の森です。

 公園の入り口近くには、イロハモミジの木々。

 年末も近くなって、ようやく色づいてきました。

 今年は、染まる前に枯れてしまった木も見かけたので、

 「よく頑張って染まったね」と、思わずねぎらいたいような気持になりました。 





 そして、道路沿いの生垣に咲く山茶花。

 見かけるたびに、季節の移ろいを感じさせてくれる花です。
 
 今年も、変わらず綺麗に咲いてくれました。



 少し驚いたのは、散歩コースにある桜森神社の桜の木です。

 境内がやけにさっぱりしていると思ったら、

 どうやら桜の木を3本ほど伐採したようで、桜の枝がたくさん積まれていました。


 その桜の枝は、お正月の境内でのお焚き上げに使われるようでした。

 神聖な儀式なのは理解しつつも、大切にされてきた境内の桜の木を伐らなくても・・

 という思いが、正直なところ心に残りました。

 神社の名前が「桜森神社」というだけあって、

 春には美しい桜の森の風景を楽しませてもらっていただけに、

 なおさら驚き、少し寂しい気持ちになりました。

 来年の春は、少し景色が変わってしまいそうです。


 最近、少しおかしいなと感じることがあります。

 近所の街路樹もバッサリ伐採され、神社の境内のイチョウも伐られ、

 ファミリーレストランの前にあった植樹も、いつの間にか姿を消しました。

 お役所の庭園は、防草シートで覆われてしまっています。

 日本人は、自然をこよなく愛し、アニミズムの精神に満ちた国民だと思っていました。

 けれど最近では、落葉や植物の虫を過度に嫌がり、

 少しずつ自然を遠ざけてしまっているようにも感じます。


 熊の出没が増えていることも、

 こうした変化と無関係ではないのかもしれません。

 人間が、自然に対する畏れや敬意を忘れかけていることを、

 思い出すように促されているーー

 そんなふうにも感じました。


 近所のお散歩から、

 思いがけずいろいろなことに思いを馳せた一日でした。


 最後まで読んでくださり、どうもありがとうございます。

 今日も穏やかな一日となりますように。

 願いを込めて。




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