今年も彼岸花に会いにいく。

 

 今年は、観測史上最も暑い夏だったそうで、

 明日もまた、35度近い猛暑の予報が出ている。

 家の中にいればまだしも、窓を開けるとムアッとした風が流れ込んでくる。

 その瞬間、地球が隅々まで熱を帯びていることが、肌でわかる。


 「可哀想・・」 

 思わず、地球そのものに対して、憐れみのような感情が湧いてくる。


 それでも、季節は確実に移ろいでいる。

 来週はお彼岸。


 彼岸花は、もう咲き始めているだろうか?

 それとも、咲く準備をしているだろうか?
 
 そんな思いで、近所の公園まで足を運んでみた。



 ※写真上、彼岸花の茎と蕾。


 ほっとした。

 公園の小川沿い、土手に伸びる彼岸花たち。

 茎はすくすくと生えて、蕾もちゃんと顔を出していた。

 この分なら、来週にはきっと咲きそろうだろう。

 暑さの中にも、秋はちゃんと息づいている。




 今年も咲いた彼岸花がやけにありがたい。


 去年、上の記事に書いたけれど、

 今年もまた、異常気象にめげず、

 独自のセンサーをしっかりと稼働させてくれた彼岸花。

 ちゃんと秋を察してくれたことが、なんだか本当にありがく感じる。


 ただ、去年の写真と比べると、圧倒的に株の数が少ないのが気になる。

 茎が伸びていたのも、土手全体ではなく、一箇所に限られていた。




 ※写真上、去年の写真(9月末)。


 まだ時間はあるし、これから咲くのかもしれない。


 そう思って自分を慰めながらも、

 少しずつ、少しずつ、確実に変わり始めている地球の姿を感じる。


 それでも、やっぱり期待したい。

 彼岸花たちの全盛期が、今年も見られることを。


 ーーそして、彼岸花といえば、天国の猫・ミーちゃんのこと。

 よく一緒にお散歩して、彼岸花を見に行ったなぁ。

 今年も、どこかで見ていてくれているかな。

 満開の彼岸花を、ミーちゃんも懐かしく眺めてくれているといいな。



 最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 今日もどうか、心穏やかなひと時を過ごせますように。

 願いを込めて。



  



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