魔の山、谷川岳の威力を知る。
こんにちは!
毎日暑いですが、お元気でお過ごしでしょうか。
私は先日、ずっと憧れていた谷川岳へ行ってきました。
エベレストよりも遭難死亡者の多い山、谷川岳。
1931年から数えて800人を超える死者を出し、
ギネスにも認定されている恐ろしい山です。
そんな「魔の山」ですが、山を愛する人たちの間ではとても人気があり、
私も一度は登ってみたいと思っていました。
そこでこの度、一番初心者向けの「天神尾根コース」にチャレンジして来ました。
谷川岳は天候が変わりやすく、遭難しやすい山なので、
「ソロでは行くのは無理だ」とずっと思っていました。
誰かに連れて行ってもらわないとダメだろうな、と。
けれど調べてみたら、東京から新幹線で1時間ちょい。
上毛高原駅から「谷川岳ヨッホ(谷川岳ロープウェイ)」
行きのバスに乗れば、あっという間に着いてしまうことがわかりました。
天神尾根コース自体も、コースタイム5時間半ほどの比較的なだらかなルートです。
「これなら、私一人でも行けるかもしれない」そう思い始めました。
私が普段、電車の乗り継ぎや時間通りの行動が大の苦手で、
遠出をするまでのハードルがとても高いのです。
だからこそ、自力でなんとか谷川岳の登山口に辿り着いた時は、
自分を褒め称えたいほどの達成感がありました。
「よく一人でここまで来られたなぁ・・!」
あとは山頂を目指すだけ。5時間半の山歩きを残すのみ。
もう夢の実現(勝利)を手にしたも同然!!
・・・そう思った、まさにその時でした。
前日まで「てんくら(てんきとくらす)」でA判定だった空の雲行きが、
突然怪しくなってきたのです。
登山口から登り始めた頃には雨がポツポツ降り始め、
ついには雷まで鳴り響き始めました。
「これが、あの谷川岳なのか・・・」
「魔の山・谷川岳」の威力を肌で突き付けられて、
思わず納得すると同時に、 どこか山の神様に裏切られたような
切ない気持ちになりました。
最近では有料の天気予報サイトも参考にはしていますが、
てんくらでA判定が出た時は、「神様からのゴーサイン」だと信じていたからです。
「最初から来なかったほうがマシだったのかな・・・」
「お天気悪いのに、ノコノコやって来た自分が
なんて愚かで、惨めなんだろう」
そんな思いが胸をよぎり、胸がキュッとなりました。
幸い、周りにはたくさんの登山者がいて、
ツアーの方々も個人の方々も撤退を選んでいました。
悔しいから早く引き上げようとしたら、
今度は雷のためにロープウェイが停止。足止めとなってしまいました。
待機することになりました。
レストランで温かい飲み物を手に、窓の外の雨降る谷川岳を眺めながら考えました。
「登山は人生勉強とリンクしている」と私はいつも思っています。
今回のこのほろ苦い山行は、いったい私に何を教えてくれているのだろう?
「てんくらだけを過信せず、有料の気象データをもっと多角的に活用しなさい」
ということ?
「谷川岳という山は、一筋縄では行かない場所なんだよ」
という教え?
自然の天気という自分の力ではどうにもできない大きな存在を受け入れること。
だからこそ「時には諦める勇気」を持ち、
より慎重に計画を立てて行動すること。
何が本当の正解かはわかりません。
でも、私は帰宅してすぐに有料天気サイトを正式に契約し、
なんと翌週の谷川岳行きの新幹線の切符を手配しました。
もちろん次回は、てんくらと有料サイトの両方で
しっかり安全が確認できなければキャンセルする予定です。
今回は「高い勉強料」となりました。
けれど見方を変えれば、樹林帯を抜けた稜線上で雷雨に打たれるような
最悪の事態になる前に、山が止めてくれたのかもしれません。
そう考えると、事故なく、無事に五体満足で帰宅できたこと自体が、
実はとてもありがたい幸運だったのだと感じます。
山神様、一度は「裏切られた」なんて思ってごめんなさい。
無事に帰してくれてありがとうございました。
次回こそ、あの素晴らしい山頂の景色に会いに行きたいと思います!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今日も心穏やかな素晴らしい1日となりますように。
願いを込めて。











