丹沢三峰から丹沢山へ。みやま山荘に初泊まりした話。前編。

 


 こんにちは!

 暑い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか。


 私は元気です。

 実は、2度目の北アルプスデビューを予定していたのですが、

 またしても雨予報のため、中止に・・・。

 そこで、前々から行きたくて機会を伺っていた「丹沢三峰」に

 チャレンジして来ました。


 今回選んだ「丹沢三峰〜丹沢山〜塔ノ岳〜大倉」のルートは

 累計標高差が2000m近く、

 距離は19.7kmに及びます。

 いいトレーニングになりそうですが、心配なのはやはりお天気。

 直前までハラハラしながら天気予報と睨めっこしていましたが、

 やっと登山天気でA判定が出て、

 なんとか山の神様からゴーサインをもらえた気分でした。

 




 当日は快晴!

 「良かった、良かった」と胸を撫で下ろしたものの、

 登山口のバス停で降りたのはなんと私一人きり。

 一気に不安が胸をよぎります。






 登山口の標識。道路脇にポツリあってなんだか寂しげです。

 登り始めても見渡す限り誰もいません。結局、丹沢山に着くまでに、

 すれ違ったのは、たったの二人だけ。

 その二人との出会いが奇跡のように感じるほど、静かで寂しい行程でした。




 しかも、登りだけで11.3kmもあります。

 いつもの大倉尾根が7kmなので、「11km越え」という数字は、

 ズシリと重く感じられました。





 最初は静かすぎるルートゆえにクマが怖くて・・・。

 (クマ鈴2個鳴らして、少し歩くたびにクマ除け笛を吹いていました)

 ところが途中から、クマのことを忘れてしまうくらい、

 道が怪しくなってたのです。





 写真は木々の合間から見えた蛭ヶ岳。丹沢山は蛭ヶ岳の隣なので、

 「まだまだ遠いなぁ」と思い知らされます。




 高畑山というピークに到着。

 この高畑山を過ぎたあたりから、急に道がわかりづらくなりました。

 うっすらとした道が消えてしまい、4回ほど間違ったルートに入り込むハメに・・・。

 危険なトラバースや岩場にはまり込み、「これはおかしい」と

 YAMAPを開き直し、そこからは一歩進むたびに、

 GPSを確認しながら慎重に道を進みました。





 道迷いも去ることながら、あまり登山者が歩かないせいか、

 登山道があまり整備されていません。

 所々崩れ落ちそうな箇所があったり、橋も怪しくて落ちそう&滑るし、

 鎖場や岩場などの難所も思った以上に多くて、

 無事に進むことだけに必死にでした。





 すれ違う人と挨拶する余裕すら怪しかったので、

 誰にも会わなかったのはむしろ正解だったのかもしれません。

 恐る恐る進む無様な格好も、誰にも見られずに済みました。


 


 そんな私を癒してくれたのは、美しいブナの木々でした。

 標高1000mを過ぎたあたりからぽつりぽつりと見え始め、

 次第に森全体が、美しいブナ林へと変わっていきます。







 その頃から少しガスが出てきて、

 霧に包まれた神秘的な森を体験することができました。

 本当に美しい情景で、頭上を覆うブナの葉や足元の葉に、

 何度も勇気をもらいました。






 


 写真上は「丹沢三峰」の標識です。

 最初の「東峰」に着くまでがとにかく長くて苦しい道のりでしたが、

 無事に東峰を超えると、あとは中峰、西峰と順調に進むことができました。


 最後は、丹沢山までの急登が待っていましたが、

 そこまでの苦労を振り返れば、

 不思議と楽な道のりに感じられたほどです。





 そして、無事に丹沢山に到着!

 丹沢三峰から丹沢山へは日帰りで歩く方も多く、

 私も最初は日帰りを考えていました。

 でも、東峰までの厳しい道を歩きながら、

 「みやま山荘に宿泊の手配をしておいて、本当に良かった!」

 としみじみ痛感しました。

 もし「今日中に下山しなくちゃ」と思っていたら、

 心が折れて、東峰までの道が何倍も辛く感じていたはずです。





 余裕を持った行程にして大正解でした。

 心の底からホッとするほど、丹沢三峰はまるで「修行」のような
 
 ハードな道のりでした。



 それでも、みやま山荘に着いてスマホ写真を見返していると、

 「ああ、楽しかったなぁ」と不思議としみじみ思っている自分がいたのです。

 あれだけ苦しんだのに、何がそんなに楽しかったんでしょうね!

 

 その理由は、後編に書かせていただこうと思います。




 最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 今日も心穏やかな素晴らしい1日となりますように。

 願いを込めて。








人気の投稿