熱海でプラーナ(生命エネルギー)をいただく。

 

 こんにちはー、流行語大賞「ふてほど」を全く聞いた事がなかった流行とは程遠い著者です。お元気でお過ごしでしょうか。


 この度、熱海旅行に行ってまいりました。

 えー、なぜ熱海?!と思われるかもしれませんが。

 熱海というと、私の人生とはちょっとだけ因縁深いのです。このブログを読んでいる方は知ってらっしゃるとは思いますが、私は学生時代に熱海の旅館でアルバイトをしたり、年を重ねてから晩年に熱海出張に行くことになったりで、ちょいちょい人生とシンクロする。

 で、この度、なぜかまた熱海に行く機会が訪れた。

 実は紆余曲折あり、キャンセルすることも出来たのですが、なぜか行くことになりました。

 またしても、そんなところに因縁を感じて、行ってまいりましたよ! 熱海旅行。

 熱海って人気あるんですね、行きに芸能人アンミカさん、帰りに春日さん、柴田さんが食レポしているところに遭遇しました!

 ということで、今日はみんなが大好き熱海編です。

 読み終わるまで5分ほどです、お付き合いいただければ幸いです。

  


 写真上、グリーン車に乗っていきました。海が見えてきましたよ!

 写真下、お昼に食べた熱海のお寿司。海鮮が美味しいですね。



 今回訪れたのは、熱海で75年ほど営業をしている老舗の温泉旅館さんです。
 創業が昭和24年とか言ってましたね。(仲居さんが)いやぁ、古い。古い。大浴場に行く地下の廊下とか、ちょっと傾き加減が怖くて、一人で歩く勇気がなかったほどでしたね。それでも、古い武家屋敷のような名前のついたお部屋でしてね、12畳半の和室が二つに、洋室(小さな部屋)が一つ、天井にも絵が書いてあるという格式のある造りのお部屋でした。

 写真下、旅館のロビー。




 旅館についてすぐに荷物を置いて、熱海サンビーチまでお出かけです。お宮の松を見て、貫一お宮の像を見ました。(写真下)



 金色夜叉のこの像を見ると、いつも、熱海に来たな、という感じがします。
 お宮さんはお金に目が眩んで、貫一さんを捨てたことになっていますが、貫一さんに蹴られて、「あれ〜(堪忍して〜)」と言って挙げているその手には、キラッキラの宝石のついた指輪が輝いていました。全然反省してないやん。という感じでしたね。
 この像は何度も見ているのですが、今回初めて、どでかい宝石に気がついてしまいました、笑 ダメやんお宮さん。そういう目で見ると、この像、「だって見てよこの宝石、あんたはくれへんやろ??」って言っているように思えてくる。しかもなぜか関西弁、笑


 写真下、旅館の温泉。



 貫一お宮さんと熱海サンビーチを見た後は、旅館に戻って、温泉。そしてご飯!

 温泉がいいんですよねー。湯加減が絶妙で、どれだけ入っても全くのぼせませんでした。そして、翌日お肌がツルッツルでした! 疲れもすっかり取れました。温泉効果は絶大ですね。



 写真上、夕飯のお造り。本鮪と平目、烏賊に鰤。

 写真下、夕飯の焼物。黒毛和牛の陶板焼き。


 料理がめちゃくちゃ美味しくて、本当に驚かされました。

 私、旅館でアルバイトもした事があったし、少しわかったような気でいたのですよね。ところが、全くいい意味で期待を裏切ってきたというのか。
 
 食前酒から始まって、先附、膳菜、吸物、造り、替り、焼物、箸休、進肴、温物、食事、留椀、香の物、水菓子と、師走の食切り料理と名のついた丁寧なお料理が、仲居さんによって粛々とお部屋に運ばれてくるわけです。

 ちょっと感動ものでしたね。

 これが日本の温泉旅館文化なんだなぁ、と。

 またどのお料理も、本当に体に染み渡るような優しいお料理で、伊豆半島の素材や旬の食材をふんだんに使って、丁寧に、板前さんが手作りして下さった一品ばかり。

 行く前は、温泉のご飯で太るかな、と心配していたのですが、こうも体のための料理を食べているようだと、カロリーを食べているのではなくて、食材やお料理から生命エネルギー(プラーナ)を頂戴している、という感じがしてきました。
 感謝していただきましたよ。全部、残さずに!
  




 こんな高い旅館、そうそう滅多に来ないと思っていましたけれど、このお料理をいただいてしまったら、もうね、リピートしたくなっちゃいますね。

 一年に一度、無理なら2年に一度は来たいものだ、と思いました。


 写真下、売店で購入、熱海ビール。



 たくさんたくさん食べたのに、全く胃もたれしないのもすごかった!
 温泉に入って寝たら、次の日の朝には、お腹が鳴るんです。
 そして、期待を裏切らない朝食がまたすごい。




 デザートにお豆腐のプリンと、コーヒーまでいただきました。
 最後の最後まで、心尽くしの極みでした。




 お見送りもね、姿が見えなくなるまで、頭を下げてね、女将、仲居さん一同が、温泉旅館の前で見ていてくださるんですよ。素晴らしい接客。お料理も、温泉も、お部屋もすごいけれど、人がまたすごい。おもてなしが素晴らしい。

 温泉旅館の文化の真髄を見た気がいたしました。

 私、知っているような気がしていましたけれど、まだまだ奥が深いんだなぁ、と思ってしまいましたね。日本の温泉旅館の文化はこんなにも素晴らしいかったのか、と。今回の旅行で改めて再確認して、その歴史や文化の一部を頂戴したような旅行となりましたね・・。




 そして、帰りは、熱海梅園で紅葉を見て、来宮神社さんでお参りをしてきました。

 写真上、熱海梅園の紅葉。紅葉の時期にあたってなんてラッキーでしょう。

 写真下、熱海梅園のススキ。


 写真下、展望台から熱海の街を見下ろして。


 写真下、来宮神社さんの大楠。こちらも素晴らしかったです。



 それにしても、東京から程近い場所でこんなにも素敵な温泉宿があるのはいいですよね。
 温泉文化も消えつつありますので、(熱海も新興勢力が増え、昔ながらの温泉が減っています)皆様も、今のうちに、温泉旅館に行かれてみてはいかがでしょうか。
 
 この素晴らしい日本の文化を、知った気になって、存分に味わわずに過ごしてしまうのは勿体ないです。私も何度もリピートしようと思います。

 
 それでは、今日も最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。


 素敵な時間を過ごされますよう。
 
 願いを込めて。



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