グループなのにぼっち登山で衝撃を受ける。〜檜洞丸から蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳縦走〜


 こんにちは! 

 ダウンタウンの松本さんがTV復帰できるか否かが気になる著者です、お元気でお過ごしでしょうか。


 私が百名山の一つに丹沢山(丹沢山というのは山塊中の一峰である)を取りあげたのは、個々の峰ではなく、全体としての立派さからである。(中略)ただ表尾根を歩くだけではなく、その奥深くに入れば、山の規模は大きく複雑で、容易にその全貌をつかめない」(深田久弥 日本百名山 丹沢山より引用)西丹沢から大倉バス停まで、丹沢山塊を縦走して来ました! 絶不調で足が全然持ち上がらず。皆様のペースについて行けず、途中グループから離脱!(運よく最後に合流するという・・・)でも、楽しかったです。丹沢の良さを再確認できた登山でした。皆様、どうもありがとうございました。

  YAMAP活動日記より


 今回グループ登山で丹沢山へ行って来たのですが、なんとペースについて行けず離脱したんですよね。こんなことあるとはまさか思いませんでした。かなりショックな出来事でした!




 初めからお話しすると、今回の登山は朝早くの出発だったので前泊しました。大倉尾根のそばの山岳スポーツセンターを初めて利用しました。3140円とお安かったです。

 途中の橋(風の吊り橋)がライトアップしていて綺麗でした。



 写真上、風の吊り橋。

 写真下、お部屋の様子。



 朝4時頃、大倉バス停から西丹沢ビジターセンターへ。
 そして、5時頃登山スタートです。




 写真下、朝焼けの富士が綺麗でした。




 檜洞丸に向かう途中の展望園地を過ぎた辺りから、なんかおかしいな、と感じ始めました。足が全然持ち上がらず、息が上がります。これはおかしい、と思う間もなく、皆様のペースについて行けなくなり、「すみません、先に行ってください」と離脱宣言。

 途中何度か待っていてくださいましたが、待つと体が冷えてしまうので申し訳なく、大丈夫です、何度か行っているので道は分かりますし、最悪は蛭ヶ岳山荘に泊まって帰ります、と説得して先に行っていただきました。情けないですが、負担になるのは忍びないので・・




 写真上、7時40分頃、檜洞丸に到着。ぼっち到着となった。

 写真下、檜洞丸の標。



 それというのも今日は丹沢の縦走で、時間が押していたんですよね。日没までに大倉バス停に着かなくてはならない、ということで、かなりハイペースな登山予定だったわけです。
 私のせいでみなさんが遅れてしまうと、とんでもないことになってしまうと思ったわけです。

 とは言ってもグループで来たのにぼっちという寂しい登山。
 檜洞丸の山頂を少し下った山荘のところで、グループの皆様が休憩していて、運よくまた合流できましたが、すぐ出発となったので、休憩ほとんどできず、何にも食べられずという(行動食を一口齧ったくらい・・)。

 そしてまたグループで行動を始めるも、上りが始まるとついて行けなくなるというパターンを繰り返して、これはもう今日はダメだな、と観念してしまいました。




 写真上、檜洞丸からの富士山。

 写真下、アップで。


 写真下。檜洞丸からの蛭ヶ岳。遠い。



 それにしても、今日はいつもと体調が違うようで、全く上りが思うようにできませんでした。最近登山していなかったので、体が鈍ってしまっていたのでしょうか。それともたまたまのことなのか・・ 体が鈍ってしまったなら怖いですね。こんなペースだともう一生グループ登山はできそうもありません。皆さんに迷惑をかけてしまいます。

 前回、大山登山ではひょいひょい抜いて行ってしまう気楽なソロ登山者の心境を味わいましたが、今回はグループを離脱する超低速ソロ登山者の心境を味わう、という180度違った状況になりました。
 こんなこともあるんですねぇ。





 写真上、臼ヶ岳から蛭ヶ岳を望む。

 孤独感、というものをじわりじわりと感じましたね。グループで来たのに、ソロになるなどという経験をするのはなかなかないのではないかと思うのですが、意外とあるものなのでしょうか。
 先に行った皆様の楽しい笑い声が耳に残って仕方がないんですよね。
 孤独は蛭ヶ岳途中の臼ヶ岳辺りがピークで、ここでのんびり休憩してから、また蛭ヶ岳で追いつくといいな、と思って自分にエンジンかけて頑張りました。

 後、どうしてもどこかの山荘に泊まるわけにはいかない、猫が待っているので。
 日暮までには帰らないとと思っていました。

 


 写真上、蛭ヶ岳を見上げて。待ってろよ、蛭ヶ岳、と一人で吠えていました。

 写真下、伊豆大島が浮いて見えました。綺麗かも!



 写真下、振り返っての、檜洞丸と富士山。



 檜洞丸から蛭ヶ岳の道のりは上級者向き登山コースとされていて、鎖場も多いのですよね。
 今回バテバテでしたので、鎖場を無事登れるか心配していましたが、なんとか・・というより、前回よりも楽に登れました。

 息は上がってバテバテだけれど、鎖場は筋肉しか使わない感じなので、他の普通の山道よりむしろ楽勝と思いましたね・・(普通の登山道の方がきつかった!)

 この鎖場の後、蛭ヶ岳までの0.5kmがものすごく遠く感じました。
 やっと蛭ヶ岳についたときはホッとしてしまい・・・




 写真上、10時37分頃、蛭ヶ岳に到着。やっと着きましたよー!

 蛭ヶ岳山荘名物の蛭カレーを食べて元気をつけようと思いました。

 写真下、女子限定のデザート(チョコ)が付いて、美味しかったー!!



 写真下、蛭ヶ岳から東京方面を望む。



 カレー食べて休憩したものの、どこかでまたグループに追いつくことは諦めていなくて、その後は必死で歩きましたね。足も少し動くようになってきた? ような気がしました。


 
 写真上、途中振り返っての蛭ヶ岳。

 写真下、そして前方の丹沢山。



 12時22分頃、丹沢到着。
 ここでグループの皆さんに会えるかな、と思ったけれど、残念ながら会えず。
 次の塔ノ岳で会えることを祈って、休憩もそこそこに歩き始めます。



 写真上、丹沢山の印と富士山。

 写真下、最後の難関、塔ノ岳。



 それにしても、登山から人生の意味を示唆されることが多い私ですが、今回の登山にはどんな意味があったのでしょうかね・・

 グループで登っても、ソロの時と同じく孤独な道のりでした。そういう意味では、もう私は人と合わせるのは無理で、ソロで気楽にやっていきなさいと言われてしまったのでしょうかね。
 
 グループで行った他の子達に聞いたのですが、すごく早く歩かされて疲れた、とか、蛭カレーが食べたかった!とか言っていました。その意味では、私一人だけのんびり登って、蛭カレーも食べて、「一番良いよ!」とのことでしたので・・

 うーん、こんな人生も端から見たら、「一番良い」のかもしれませんね。
 孤独ですけれどね。



 写真上、塔ノ岳の石像。

 そうそう、話す順番が遅れましたが、塔ノ岳で無事にグループに合流できたんですよね。
 なんと、コーヒーを飲んでのんびりしているところに私が到着。ラッキーなことにまたまたまた再会する事ができました。

 そして、その後は下りだけなので、一緒に下山するという・・
 最後の最後に、神様は帳尻合わせてくれたというのか。孤独感も薄れて、グループ登山をしに来た意味や甲斐を見つけられたという・・。

 写真下、塔ノ岳の標。


 写真下、大倉までの道のりで、鹿さんに会いました。
 可愛かったです。



 それにしても、こんなにペースが遅くて皆様に迷惑をかけてしまうとは、まさか思いもしませんでした。自分的にはかなりショックな登山でした。
 自分のことを過信していたんだな、と。良い気になっていたのかもしれない、と猛烈に反省しました。
 もう少し、鍛えないと、人並みにはならないようですね。たまたま調子が悪かっただけもしれませんが、そうではないかもしれない。だから、冬は少し体のトレーニングに励もうかな、なんて思いました。
 そうしないともう二度とグループ登山に参加する資格さえないかもしれないですね・・





 写真下、ヤマップからねぎらいの言葉が。
 




 ではでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。


 素敵な時間をお過ごしになられますよう。

 願いを込めて。




人気の投稿