夜な夜な盗撮をするコミュ障が悪人を成敗する物語「ナイト・ウォッチャー」
こんにちはー
今日は美容院に行ってきました。なんと4ヶ月ぶりです。前まで行っていた美容院、散々ネタにさせていただきましたけれど、結局、美容師さんとの相性がよろしくなくて、行かなくなってしまいました。なので、また美容院迷子の状態です。今日行ったところは続くといいけどなぁ。
私も発達障害の一種なんでしょうね。人との関係性が長く続きません。最近ではなるべく人と関わらないようにして生きていますけれど、美容師さんってどうしても関わっちゃうもんなぁ。指名しなきゃいけない感じに流されて、同じ方にやっていただかないといけないでしょう。それなりに世間話もしなきゃいけませんしね。うん、困りますよね。
ということで、本当に困っている美容院問題。自身の病気についても、思い返してはへこんでしまいます。だからというわけではありませんが、今日は発達障害(アスペルガー症候群)の青年が主人公の映画を見ましたよ。
この世界でうまく生きていってくれるといいなぁ。
「ナイト・ウォッチャー」
マイケル・クリストファー監督。タイ・シェリダン、アナ・デ・アルマス、ジョン・レグイザモ出演。悪女に恋をして、失恋したバートが「恋愛は中毒だ」と彼女に説明するシーンがあるんですが、アスペルガー症候群ゆえの理屈臭い説明をするんですよね。恋の激情の告白をいかにも固苦しく、うんちくよろしく、知識としてすらすらと述べるんです。そこも良かったなぁ。なんとなく切なくなりましたね。
紆余曲折の末、バートは彼女に殺人現場を録画した映像を見せます。自分の地下室に連れて行って、「あの男は悪い人間だ」と、「僕の傷を治して」と彼女に迫ります。
アスペルガー症候群のバートが、初めて他人に心を開いた瞬間だというのに・・
彼女はあっさりと彼を裏切って映像を持って逃げてしまう。
ほんと悪い女。彼女は「あの男」(=真犯人)の愛人で、バートに罪を着せるために近づいていたんです。まぁ、これも男に言われて渋々という感じではありましたけれど、恋ってほんと麻薬中毒と同じですね。どんな悪事も恋する者のためならためらいもなくしてしまうんですから。あんな障害を抱える、純粋な、いたいけな青年の心を傷つけてまでもね、愛人を守ろうとするんですからねぇ。恋愛中毒者はアスペルガー症候群のような社会性障害者よりも罪深く、始末に負えません。
私も発達障害の上に恋愛中毒の時期もありましたから、今はただの発達障害なだけの真面目な人生で良かったなぁ、とふと思ったりします。
もしも恋をするならば、決して激しい感情のものではなくて、穏やかな、肉親のように情のうつる相手とではないと無理でしょうねぇ。
なんて、話が逸れましたが、ラストに奇跡が起きます!
悪女に裏切られて最悪の結末に見えたその時、どんでん返しが・・・
う〜ん、これ以上は喋っちゃうともったいないので、ぜひ映画を見てみてくださいね。
アスペルガー症候群のバートがとても輝いて見えたラストであったとだけ言うに留めておきます。良かった、ちゃんと社会に溶け込んで生きている。最後に救われた思いがしました。
というわけでまとめです!
アスペルガー症候群の青年が悪女に引っかかる物語を見たら、夜な夜な密かに隠しカメラを仕掛けて人間観察をしている異常さも吹き飛ぶほどの、ピュアな恋愛物語が観れて驚いた!
人間は、善的な存在と、悪人とが確かに存在し、しかも悪人の恋愛中毒者となると、社会性の障害者よりもはるかに社会的に罪深いものになるのだとしみじみ感じさせられた。
最後の最後に、善は悪に勝つ、というようなスカッとくる展開もとても良かった。
発達障害やコミュ障を抱える方には希望となると思うので、是非見ていただきたいと思った映画でした。
ということで、今日も最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。
素敵な時間を過ごされますよう。
願いを込めて。