やっぱり猫が好き、ならぬ、やっぱり穴が好き。三谷幸喜×Amazon「誰かが見ている」
こんばんはー
台風12号、どうってことなく終わっちゃいましたね。ものすごい風だ降水量だと煽っていたから電車が止まるかと思ってたら。当日はただの霧雨。
人工台風が不発に終わった、とディープステート勢の衰えを揶揄する意見を聞きましたが、まぁ、そんなこともあるのかな。
ディープステートというと、監視という問題があるようです。グーグルやフェイスブック、位置情報ゲームなどで、私たちの日常は日々監視しされている。監視資本主義の中に取り込まれている、と。まぁ、そんなこともあるのかな。
なんて、あまりにも規模が大きすぎて、結構他人事ですが。だって、私のしょぼい日常をビックデータとして収集して、いったいなんの役に立つというのでしょう。
どうぞ勝手にやってください、という感じ。
ところが、今日のおうちmovie、こんな監視資本主義の時代を逆手にとって、コメディドラマにしちゃったという・・しかもビッグデータを集めまくっているアマゾンさんが作っているというこの皮肉さ加減どうよ、という代物という・・・。
「誰かが見ている」
三谷幸喜監督。 香取慎吾, 佐藤二朗, 山本千尋出演。
ストーリー的には、冒頭に書いた監視資本主義の象徴ともいうべき手法で、一般青年の(まぁ一般というには変わり者すぎますが・・・)日常をお隣さんが覗いている、しかもそれを勝手に動画配信してしまうという、半ば犯罪行為なんですけれど、それを犯罪にさせずにコメディに持っていくというものいすごい力技で。三谷さんの脚本のなせる技なんでしょうけど、これはないよなぁ、と思いながらも、笑ってしまうんですね。
こんなことされていたら、いかに無関心な私でも怒りますよ。でも舎人真一は、動画配信がバレた後も、(こんなにダメな僕の人生でも)「人様の役に立てて嬉しい」と続行を懇願するのです。
失敗ばかりでちょっとオツムが弱そうですが、とても純真な心を持っている青年なんですね。(ここが感動ポイントなんです)
あなたの失敗も。あなたの悩みも涙も。
誰かが見てくれている。
・・・なんですかねぇ。現代はこんな穴だらけですよね。フェイスブック。ポケモンGO。グーグルにインスタ。私たちの日々監視されているデータも、誰かや何かの役に立っているんですかね。企業の儲けだけではなくて、困った人や、希望を失った人や、犯罪を抑制する力に、少しでも、なっているんでしょうか。
そんな平和な選択肢を想像すると、ちょっとは救われるような気もしますが、どうなんだろうなぁ。
これはアマゾンの策略にはまっていますかね、笑
まぁ、監視資本主義問題は置いておいても、秋の夜長にダラダラ見るには最高の一作です。決して、最高に面白い!という代物ではありません。ですが、日常の悩みをしばし忘れて、ほっこり平和な気持ちになれること請け合いなので、まだ見ていない方がいたら、ぜひアマゾンプライムに加入して見てみてくださいませ。
↑ おお、やっぱり、アマゾンの策略にはまっている・・・すみません。加入してまで見ることないかも。もし加入していたら、見てみるのも良いかも、くらいですかね。
ではでは。素敵な時間を過ごされますよう。
願いを込めて。
☆出典☆