こんなの初めて見ました・・・印度発ヒーリングMovie「きっと、うまくいく」
こんにちはー
昨日の夜の緊急地震速報、おどろきましたねー
音がでかすぎる。どんな大地震かと恐れおののいたら、震度3とか言いやがる。
なんですかね、怖がらせることが目的かと思ってしまいましたよ・・
ただし、小さな地震で肩透かしを食わせて、油断させておいて、次は本当に大きな地震が・・・
何てことがないといいんですけど。
さて、今日のmovieは地震速報のときまさに見ていた映画、「きっと、うまくいく」。
インド映画。放映時間は2時間58分。超難関理系大学での青春ヒューマンドラマ。
昨日見たファウンダーがアメリカ流成功の哲学、「ザ・アメリカ」だとするならば、こちらは、インド流成功の哲学、「ザ・インド」。いや、驚きました。アメリカ流と全く違う、金や権力という思想が一ミリたりとも出てこない。
これはすごいですよ。ザ・アメリカがあれほど重視した、空気のような金と権力を徹底的に無視して、まるで無縁のところで作り上げられた成功物語!なんだそりゃ。
拝金主義と権力を揶揄しているんですよ。成功物語を描くのに、学生時代から始めるんです。アメリカ版のくたびれた限界ギリギリのサラリーマンからではなくて。どんな教育を受けるか、ですでに勝負が決まるっていうことなんですよね。
もちろん貧しい学生ですのでお金の話は出てきますよ。けれど、成功への思想・・価値観からは排除されている。権力もです。そこがすごい。
重きを置いて言いたいのはこんなこと。「機械人間になるな!」
そもそも教育とは・・・・(主人公たちがエリート狂奏曲真っ最中の大学生ですからね。)教育とは、個性を削り、去勢をして、統一の規格品を作り上げていくこと。マシーン養成所なんです。この映画でもその様子が散々描かれます。
ところが主人公はその前提を真っ向から否定。機械ではなく、優秀な人間であること、それこそが成功の哲学だと自ら証明していくのです。
何ときでも、人の心に忠実に。損得勘定ではなく、機械的でもなく。恐れから去勢されるのでもなく。ただ人間として優秀たること・・・
そうすれば結果は自然についてくる。
インド映画って、初めから終わりまでちゃんと鑑賞するのはほぼ初めてでしたが、いや、思想がすごいですね。さすが宗教発祥の地。アメリカ及ばないじゃん。それでいて、おきまりのミュージカルシーンに、謎で観客を惹きつけるストーリーに、笑いと涙、突き抜けるようなラストの爽快感。たまりませんわ。世界第2位の映画大国って、もう納得です。
役者も良かったですね。主人公もいいけど友達役の二人が何とも言えなかった。何度も涙するシーンがあるのですが、もう自然でね。感情が湧き上がってくる様子が手に取るようにわかるのです。ついつい目頭が熱くなってしまいます。友情って素晴らしい、友とはなんて素晴らしいものなんだ・・・と何度も思いましたよ。こんな人間嫌いの私でもね、笑
ただ不思議なのは、主人公がこのような素晴らしいEQ(心の知能指数)をどこで手に入れたのか、ということなんですよね・・・過去の少年時代の経緯を聞かされましたが、高いIQを得るのは理解できる・・でもあれほどの友情を育むことができる心優しさ、自らよりも友を思いやる気持ち・・ 強い信念に反骨心に・・
・・つまり人間として優秀となれる素質をね。あの少年時代に培えたものなのかなぁ、というのが、この映画の唯一の疑問点でした。
それを除けばもう最高。めちゃくちゃ見終わった後の読後感がいい。ショーシャンクの空へのラストを思い出します。学生時代に仲たがいした因縁の学友ともその最後の最後に勝負がついて、彼がついに白旗を上げるところも心が救われるというかなんというか・・ほっとしましたしね。
言いたいことがたくさんあるのですが、まぁ、一言で言うと、なんと人生とは素晴らしいのでしょう! というのが、映画を見た正直な感想でしょうか。
きっと、うまくいく。
私もそんな風に思えてきましたよ、マジックですかね、笑
昨日の鬱になったファウンダーとは正反対の映画でした。
機会があったらぜひ見てみてくださいませ。
きっと、うまくいく (プライム会員無料です)
では、今日も素晴らしい1日になりますよう。
願いを込めて・・・