良い岐路を選ばないといけない令和2年。(今年もお世話になりました)



 こんばんは!
 今年もあと少しですね。今年一年を総括すると、どんな年でした?

 私はどんな年だったかなぁ。仕事納めの昨日は、いい日だったので、終わり良ければすべて良し、という感じでしたでしょうか。

 まぁ、この年になると、健康に生きているだけでいい年だったと思ったりするんですよ。ほら、災害とか事件とか多いでしょう。特に怖いのが、火事。それから電車に轢かれて、肉ミンチになること。火だるまになって死ぬ瞬間というのはどんなものか? それと、ホームに突き落とされて、電車に轢かれる瞬間というのは?
 
 恐ろしいですね・・・ グェッとか、ヒィィとか。楳図かずおの漫画の吹き出しのようなセリフが飛び出すんでしょうか。いやぁ、怖い。そんなこともなく、無事に、生きているだけで、神様に感謝です・・・・



 が、しかし・・・


 平和な日常ゆえに、ついつい忘れてしまいますが、しつこいですが今日本では大変なことが起こっています。国の売り渡し絶賛進行中なんです。

 え? 何? 国の売り渡しって。という方は。「日本が売られる」のさわりだけでも読んでみていただけるとわかりやすいかと思います。

 今日はその絶賛売り渡し中の政策の中から、ゲノム編注と種苗改訂法の恐怖をお届けしたいと思います。
 またしても出典は長周新聞さん。本当のことを書いている唯一の新聞さんなので、私は定期購読しています。定期購読しなくても、ほぼ同じ内容がウェブで見れるんですけどね・・・ 紙版でしかない記事もあるし・・・ あとは、少しでも応援したい気持ちと、紙で読むとなおさら身に沁みる、ということもありますので。


 ちなみに、ゲノム編集の食品はそろそろ食卓に並んでもおかしくない頃です。みなさん知らずに食べているかもしれません。なので、今一度、その危険性を考えてみていただけると幸いです。



 私的に一番怖いのが、ゲノム編集されてDNAを操作された作物が他の作物と交配して、驚くべきモンスター種を生んでしまうことでしょうか。もう人間の手に及ばない恐ろしい作物、草木がものすごいスピードで地球上に広がっていってしまったら・・・ などとSF映画のようなことを想像してしまいます。あながち想像だけじゃないところが怖いですね・・・今あり得る状況なので。
 それと、もう一つの恐怖が、ゲノム編集によって引き起こされている抗生物質耐性菌の拡大ですかね。人類史上最大の発明の一つ抗生物質が、効かない、特効薬ではなくなる日が現実に訪れたら・・・ いやもう起こっていますが、まったく効かない、となったら怖いですね。
 ゲノム編集にはリスクがありすぎるように思います。
 以下、記事を引用しますので、サクッと読んでいただけると嬉しいです。



〜引用開始〜

ゲノム編集とは何か?

 「ゲノム編集」をひとことでいうなら「センサーつきの遺伝子破壊技術」だ。「ゲノム編集」をマスメディアが説明するときには常に【図1】の「はさみできれいに切りとれます」というイメージが使われる。これはウソだといっている研究者がいる。なぜかというと、「ゲノム編集」に一番よく使う「クリスパーキャスナイン(CRISPR―Cas9)」は細菌がウイルスを撃退するための武器だ。例えていうなら、特定の遺伝子の箇所をはさみで切り刻むというより、手榴弾やミサイルで破壊するようなものだ。ウイルスの感染に生き残った細菌は、襲われたウイルスの遺伝子の一部をクリスパーというゲノムの一領域に保存する仕組みをつくり出した。そしてもう一度同じウイルスがやってきたらクリスパーに保存された遺伝情報を使ってそのウイルスを検知し破壊する。はさみできれいに切りとれるようなおとなしいものではない。



(中略)

 旧来の遺伝子組み換えは銃でやみくもにやってしまうので挿入した遺伝子がどこに入るかわからないが、どこに入れてもその遺伝子が機能しさえすればいいというのが従来の遺伝子組み換えだった。
  これに対して「ゲノム編集」はセンサーつき。センサーがあるので特定の遺伝子を操作できる。旧来の遺伝子組み換えと同じ方法が使われる。パーティクルガン法かアグロバクテリウム法によって、イネや小麦などのゲノム編集はやられている。同じ方法なのだ。植物以外にも豚や魚が出てきたが、動物の「ゲノム編集」の場合は受精卵に差し込むマイクロインジェクション法などが使われる。こうした方法で外部の遺伝子を入れているのだが、それは「ゲノム編集」のためだけに使われ、それが終わったあとはその遺伝子は発現せずに消えていくだろうとしている。しかし、本当に消えていっているのかは疑問がある。

  実際に農研機構がつくった「ゲノム編集」されたコメの例で見てみよう。

  クリスパーキャスナインは化膿レンサ球菌という人の体にある常在菌で、これ自身が危険とはいわないが、増殖して優性になってしまうと「人食いバクテリア」というあだ名がつくくらい人を殺す力を発揮することもある。これからつくったのがクリスパーキャスナインだが、まずこれを入れる。そしてこの遺伝子を活性化させるためにカリフラワーモザイクウイルスが使われる。「ゲノム編集」は遺伝子組み換えと違って成功率がとても高いといっているが、失敗する可能性も十分ある。成功と失敗を見分けるためには「抗生物質耐性マーカー」を入れている。これは「ゲノム編集」されたコメにも入れられており、大きな問題がある。これが消えていなければ抗生物質耐性タンパクが入ったお米になってしまう。


ゲノム編集は安全か?

 注目していただきたいのは、クリスパーキャスナインを開発した研究者が今年3月に「この技術は人の生殖細胞に使ってはいけない。5年間は国際的に禁止しよう」という非常に大事な声明を発表した。開発した人が禁止にしてくれといっている技術だ。医療ではまだそれなりに慎重な議論があるが、農業分野ではそれがなく、米国や日本政府は無規制でやってもいいとなっている。しかし、人間の赤ちゃんは悪くてイネの赤ちゃんはいいのか。さらにイネの場合は環境中に出て行くので、他のイネと交配してしまうかもしれない。そうなれば人間以上に大きな影響を与える可能性があるにも関わらず。


抗生物質耐性菌の脅威

 抗生物質の問題を強調しておきたいが、遺伝子組み換えが成功するかしないかは、耐性タンパクの遺伝子を撃ち込んでわかるようにしている。これは旧来の遺伝子組み換えでも「ゲノム編集」でも多くが使われている。この遺伝子が私たちの腸のなかで腸内細菌を耐性菌にかえていると考えられる。そうなれば、抗生物質が効かない体になってしまうという危険がある。実際にアメリカの排水処理場の汚泥や水のなかからその耐性菌の遺伝子が発見されている。つまり牛や私たち人間の糞尿からそこに流れ込んでしまっている。そして「ゲノム編集」された牛からもこの耐性遺伝子が発見されている。

  耐性菌の問題は世界最大・人類最大の脅威になろうとしている。今は世界で年間70万人が耐性菌で死んでいるといわれる(実際はこれの数倍になっている可能性あり)が、これが2050年には世界で1000万人をこえ、ガンをこえる人類最大の脅威になろうとしている。

  微生物は私たちの命を支えている源だ。それが壊されているということは、人類どころか生態系そのものが危機に陥っているということになる。国連の科学者たちは2050年までに100万種の生命が絶滅すると警告している。遺伝子組み換えなどのバイオテクノロジーを使った農業を今以上に進めるのか、それとも有機農業や自然栽培にもとづくアグロエコロジーを進めるのか、今私たちはそのどちらかを選ばなければならない岐路にいる。


〜引用終了〜




 想像力のある方は特に・・・わかると思いますが。

 ホラーですよね。火だるまや肉ミンチより恐ろしいことが、気が付かぬ間に、刻一刻と進んでいるんですよね・・・ナンテコッタ。

 良い岐路を選ばないと、とんでもないことになるところですよ・・・

  

 ということで、今年はあと大掃除や買い物で大忙し。
 のんびりした大晦日を迎えるために、もう少し頑張ります。


 では、良いお年をお迎えください。






 ☆出典☆
 引用記事は筆者によりかなり中略しています。正確に読みたい方はこちらをご覧ください↓
「ゲノム編集」と種苗法改訂問題 日本の種子を守る会アドバイザー・印鑰智哉










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