ついに、あの本を読み始めました。




 おはようございます。

 大雨のニュース、見るのが辛いですね・・・ 特に田園地帯や田畑一帯が水没していく姿は、日本人として、胸が締め付けられるような思いがいたします。


 川から水あふれ、周辺が水につかる 千葉県 佐倉



 昨日の夜、眠れなかったんですよ。それで、少し時間を持て余しまして。読書でもしようかと・・・

 以前、吉里吉里人という文庫を買って、なかなか読めずにいて、でもいつか読もうと、何度転居しても枕元に置き続けていた本があるんです。その本をついに引っ張り出して読み始めました。

 日本から独立を宣言する、ある農村地方の物語で、その独立国が吉里吉里というのです。作者は井上ひさしさん。私の好きな東北がモデルになっています。

 ずっと読めずにいたのは、できれば読みたくない、と思っていたんだと思います。日本は日本のままで持ち直してほしいというか、ちゃんとあってほしい。
 でも、最近思うんですよ。もうだめだ、この国はもう無理かもしれない、と、なんとなくですが、諦めた感じに。れいわ新撰組の山本代表が「政治は(国民を)殺しにきている」という過激な言い方に、その通りだなぁと納得してしまったり・・それでだと思うんです。

 夜中に、「吉里吉里人」を引っ張り出しました。

 読み始めてみると・・・ 実際の吉里吉里国(の首都吉里吉里)は、本物の岩手県の吉里吉里の町とは少し位置が違うようです。もちろんフィクションではあるんでしょうが、懐かしい地名がたくさん出てきて、心が躍りました。

 吉里吉里人たちは、独自の言葉を喋り、豊かな資源を蓄え、地熱発電でエネルギーは自給自足、もちろん軍隊もあります! そして食料は100パーセント越えの完全自給率。食料自給率40パーセントの日本国を可哀想だと思っています。

 何とも羨ましい。でも確かに現在でも岩手県は食料自給率115パーセント。あり得るところにおいては、ありえる話なんですけれど。


 そして、一番大切なところは、吉里吉里人はなぜ、日本から独立しようと思ったのか・・・


ススキが目立ち始めました


 残念ながらまだ、理由はわかっていません。(本の読み始めなんです)

 ・・・ですが、連日、水責めのように雨が降り続け、人々が犠牲になり、大切な田畑が水没していく、そんなニュースを見ていると、日本も、吉里吉里国のようになれないものか、とつい思ってしまいます。

 まるで答えを探すように、今、ページをめくっているところです。
 (なにせ、上中下巻あるので、長いんですよ)

 
 本当ならば、日本全体が吉里吉里国になって、アメリカ様から独立してくれれば一番いいんでしょうけれど、今のままならば、(日米FTA※、TPPによって、食料自給率が10パーセント台になる前に)助かるところだけは助かってほしいですよね。この国を切り捨ててでも・・・

 ※食の安全保障を放棄する日米FTA ←参照願います。



 台風と大雨の被害に遭われた方々が、1日も早く、いつもの生活に戻れますように。
 そして、被害に遭われて、お亡くなりになられた方々の、ご冥福をお祈りいたします。




 
自宅から見える大山の風景です






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