「放送室」と「頭頭」と、私のダウンタウン再発見。
こんにちは。ららです。
お正月から、ダウンタウンプラスをずっと観ています。
過去作品が一挙配信されていて、観るものには事欠きません。
当時は高くて手が出せなかった「頭頭」も、今回は無料で鑑賞させていただきました。
※以下、作品のネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
「頭頭」
企画・構成・出演:松本人志、脚本:高須光聖
【あらすじ】
松本人志監督の映像作品『頭頭(とうず)』は、海で獲れる奇妙な生物「頭頭」が食用として流通する世界が舞台。町工場で働く男とその家族とが、同居する認知症の父の介護に疲弊する中での不気味でシュールな日常が描かれています。また、リトルグレイのような見た目の「頭頭」が、人間に近い姿で不気味に描かれ、狂気と笑いが入り混じる内容です。(AIによる概要)
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・SFのような「家族ホラー」
姨捨山(おばすてやま)ならぬ、「オジ捨山」。
おじいちゃんを老人ホームにうっちゃろうという
兄弟と家族の非情な計画が、淡々と、静かに、語られていきます。
その背景にあるのが、宇宙人のような老人の頭を食べるという、不気味な文化。
「なんでやねん」とツッコむ間もないまま、不気味な描写が延々と続いていきます。
この非情で異様な世界観を、真面目に、お金と時間と魂を注いで作品にしてしまうーー
そんな「本気の狂気」に、観ていて驚かされました。
・ラストのコメンタリーに衝撃。
作品本編を観終えてほっとしたのも束の間、
松本さん、今田さん、板尾さんによるコメンタリーが始まります。
ところがこれがまた衝撃的。
(当時の)イケイケの若者たちが、いかにも
「これ作った俺たち、すごくない?」というテンションで語り出すのです。
この語りの雰囲気に、本編以上のショックを受けました。
摩訶不思議な作品世界については、
むしろ何も説明しない方が良かったのでは・・、と思ってしまいました。
・それでも「知れて良かった」と思えた。
この「頭頭」を友達全員に見せて、結果的に友達を失ったーー
そんなことを、ダウンタウンミュージックの中で野田クリスタルさんが語っていたのを思い出しました。
「誰にも見せたらいけない。一人でこっそり観ないと恥をかく」
とコメンタリーの中でちゃんと説明があるのに・・・
あまりの衝撃に「すごいものを見た!」と誰かに言いたくなる。
その気持ち、とてもよくわかります。
私もかつて一時期、かなりダウンタウンに傾倒していました。
けれど、いつしか大御所になった松本さんのことをあまり好まなくなっていたのも事実。
だから、もし2年前の文春の件がなかったら、
過去作も、現在の活動にも触れることはなかったと思います。
でも今は違います。
松ちゃんが「ダウンタウンプラス」で戻ってきてくれて、本当に良かった。
そう心から思えるほど、
現在の松ちゃんは、笑いの力で今の私を救ってくれているから。
ダウンタウンという存在の偉大さを、あらためて知るきっかけになったから。
あの一件は、本人にとっても、
ファンにとっても、大きな転機だったのかもしれません。
私にとっても、「また見てみよう」と思わせてくれた、大切なきっかけになりました。
頭頭の世界観は、正直なところ、まだ理解できていません。
でも、それも含めていろいろと知ることができて、嬉しく思っています。
ちなみに私のお気に入りは、
昔のラジオ番組「放送室」の再配信。
声だけで聴くダウンタウンの歴史や、
松ちゃんの何気ない優しさに、じんわりと染み入っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今日も穏やかな一日となりますように。
願いを込めて。



