赤い葉の下で、壊された物を見た。(写真の記録 スマホ編)
こんにちは、ららです。
今週も、心の拠り所である泉の森を散策してきました。
入口近くの長老と呼んでいる欅の木は、今日も堂々と空に枝を伸ばし、とても元気でした。
ピンクリボンが付けられていなかったことにも、ほっと胸を撫でおろしました。
ただ今日は、気に掛かる出来事がひとつありました。
公園の道沿いに続く柵が、広い範囲にわたって壊されていたのです。
5〜10メートルほどでしょうか。
見ているだけで胸の奥がざわつくような壊れ方でした。
実は、以前、この柵を壊している瞬間を私自身が見かけたことがあります。
40〜50代くらいの男性。
その方は、憎悪を込めたような表情で、柵をぐりぐりと足で蹴り付けていました。
最初は、ただ足を擦っているだけようにも見えたのですが、
おそらく、同じ行為を毎日のように積み重ねて、執拗に壊し続けたのでしょう。
今日の壊れ方を見て、背筋に冷たいものが走りました。
この執念はどこからきてしまうのか・・・
そんな問いが、心の中でずっと渦を巻いています。
一方で、森の中の自然はいつも通り静かに、そして確かに季節を深めていました。
真っ赤に染まった葉が空に透けるように輝き、
ススキの穂はふわふわと光を含んで揺れ、
秋が森にしっかり根を下ろしていました。
歩きながらその美しさに癒されつつも、
ふと壊れた柵のことを思い返してしまいます。
私にとって平和そのものだった泉の森に、
ああいった狂気に近いものが紛れ込んでいることが、
どこか不吉で、心がざわつくのです。
新しい柵に取り替えられたとしても、
また壊されてしまうのではないか・・・
そんな予感がどうしても拭えません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
どうか今日も、心穏やかな時間を訪れますように。
願いを込めて。







