朝露の森と羽黒蜻蛉。〜小さな命たちと朝のひととき〜(写真の記録13日目)

 

 今日は朝から、近くの公園「泉の森」に出かけてきました。

 台風明けのせいか、朝露のせいか、森は水の雫でキラキラと煌めいていました。

 蜘蛛の巣も、まるで光を編んだように輝いていて、ふと足を止めてしまいます。






 不思議だったのは、木の幹から蒸気のようなものが立ち上がっていたこと。
 
 まるで木が息をしているような、そんな幻想的な風景でした。

 台風でたっぷり吸い込んだ水を、森がゆっくり吐き出しているのかもしれません。

 パッと見た時には、まるで山火事の煙のようで驚いてしまいました。






 そして、今日は念願の羽黒蜻蛉(ハグロトンボ)に出会えました!
 
 朝は活動の時間帯なのか、小川の周りにたくさん飛んでいて、

 ふわりふわりと揺れるその姿は、本当に幽玄で美しい存在です。

 少し距離があって、近付けなかったのですが、何枚も撮って見た中から、これはと思う一枚を載せてみます。(苦笑)




 

 さらに歩いていくと、今度はオナガの群れが登場。

 尾と翼を広げて飛ぶ姿は、三角形のようなシルエットで、
 
 とても芸術的で、同時に可愛らしさも感じてしまいした。


 群は近くの木にとまりましたが、葉の奥に隠れてしまってなかなか姿が見えず・・

 ようやく1羽が顔を出してくれたので、逆光ながらパチリ。





 やっぱり鳥を撮るのは難しいですね。

 私の200ミリのレンズではなかなか届かず。

 リサイズしてしまうと、さらにわかりづらい写真になってしまいました。




 翡翠(カワセミ)も見かけました!

 ただ、やっぱり遠い!

 もう少し近づけたら嬉しいのに、と思ってしまいます。

 鳥をしっかり撮ろうと思うと、やっぱり500ミリくらいのレンズは欲しくなりますね。

 



 帰り道、自動車工場の前に、いつもの大好きな猫、黒ちゃんの姿。

 カメラを構えて、「写真撮らせてね」と声をかけると、

 なぜか毛づくろいを始めてしまって、こちらを見てくれません。笑


 黒ちゃんなりに思うところがあったのかもしれません。

 それでも、「黒ちゃん」と何度も呼んでみたら、

 やっとこちらを見てくれました。

 モデルになってくれて、ありがとう、黒ちゃん。

 今度はオヤツ持ってくるからね。



 今日は朝の散歩のおかげもあってか、涼しさを感じる日でした。

 蝉の大合唱はまだまだ続いていますが、

 私が子供の頃や、青春時代に感じていた夏のような、

 ちょっと懐かしい爽やかさがありました。


 「今の9月は、昔の8月くらいの陽気なのかもしれないな」

 ふとそんなことを考えました。


 また暑さが戻るようですが、

 足元にはコオロギの姿も見かけました。

 虫たちのためにも、9月らしい季節になってくれるといいですね。



 今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 心穏やかな1日となりますように。

 そんな願いを込めて。




  

 

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