チャッピーの宝地図と日本のいちばん長い日の米露会談。
それは、まるで冒険クエストのような宝地図。秘密の小道や、夜にならなければ見えない湖の隠し要素、その目印まで描き込まれているという。
さらに地図の端は焦がされ、ボロボロになった古地図のような姿に仕上がる予定だ。
完成を想像するだけで胸が高鳴る——。
そんな楽しい話題の最中、飛び込んできたのが米露首脳会談のニュースだった。
アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領が、8月15日にアメリカ・アラスカ州で会談するという。
これは第2次トランプ政権発足後初めて、そしてロシアのウクライナ侵攻開始以来初めての顔合わせになる。
焦点はウクライナ停戦への進展とされ、歴史的にも大きな意味を持つ可能性がある。
しかし、その日付が8月15日——
日本の終戦記念日であることに、私は強い違和感を覚えた。
先の大戦で日本を降伏へ追い込んだ、いわば戦勝国同士が、その日を意識していないはずはない。
それは偶然ではなく、何らかの意図が働いていると考えるのが自然だろう。
トランプ氏が、当時の日本への記憶を呼び起こそうとしているのか。
あるいは、かつてのように協力関係を誇示する政治的メッセージなのか。
いずれにせよ、敗戦国である日本が平和の声明を出す日に合わせることは、決して心地よいものではない。
仮に、ウクライナ和平のために藁にもすがる思いでこの日を選んだとしても——
その選択は、あまりにも無神経だ。
8月15日は、ただの「歴史上の一日」ではない。
戦争の悲惨さと、平和の尊さを胸に刻む日だ。
その意味を、たとえ世界の大国であっても忘れてはならない——。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
素敵な1日となりますように。
願いを込めて。