小さな秋と、小さな命。(写真の記録11日目)

 

 暑いなか、写真を撮りに出掛けてきました。

 本当は、涼しい部屋で読書でもしようかと思ったのですがーー。

 同じように考える人が多かったのか、午後1時を過ぎた公園にはほとんど人の姿がなく、蝉の鳴き声だけが響いていました。


 それにしても、暑い。

 今は、2025年。

 今年8月の東京の平均気温は29.3度だそうです。

 10年後の2035年、夏はいったい何度になっているのでしょうか。

 




 先日、スペインでは48度という最高気温を記録したというニュースを目にしました。
 
 どこもかしこも暑くて、地球は本当に大変なことになっているなぁ、としみじみと思います。
 
 人間が苦しむのは自業自得かもしれません。

 でも、鳥や虫たちが暑さに苦しむのは、なんだか切なくなります。

 最近では、害虫ばかりが増え、生態系に重要な「良い昆虫」は数を減らし、生息地を北へと移す種も多いと聞きました。


 そんな中で、今日の撮影でトンボとイナゴに出会えたことが、とても嬉しかったです。





 特に、くっ付いていた2匹のトンボは交尾中の個体。

 自然の営みを垣間見ることができて、心がほっとしました。

 来年もまた、無事に会えそうな気がしてーー。

 それだけで安心する自分がいました。
 
 
 そして、イナゴは、何匹もピョンピョン跳ねていて、小さな目がとても可愛らしかったです。

 彼らが今日も元気でいてくれたこと、それだけでもカメラを持って出掛けた価値がありました。




 帰りには、ふと栗が落ちているのを見つけました。


 まだまだ暑いけれど、イナゴに栗ーー



 季節は確かに、ゆっくりと秋へと向かっているのだと感じました。

 自然のさりげない気配が、今日の小さな発見でした。



 最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 今日も心温まる穏やかな1日となりますように。

 そんな願いを込めて。



 

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