お盆とミーちゃん。また来年会おうね。

 

 こんにちは! 

 お盆が、今年も終わってしまいましたね。


 ひとり暮らしの私には、今まであまり縁のない行事でしたがーー

 2023年に、飼い猫のミーちゃんを亡くしてから、お盆は特別な時間になりました。


 ミーちゃんが帰ってくるからです。




 可愛い、可愛い、可愛いミーちゃん。

 岩手で保護して、6年と3ヶ月だけの時間でしたが、それはもう宝物のような日々でした。

 一緒にいろんなところに行きました。

 買い物、コインランドリー、公園、ドライブ。

 ミーちゃんは付き合いのいい子で、キーちゃんのように嫌がらず、どこへでも私に付き合ってくれました。




 ミーちゃんは気が強くて、歯がナイフのように鋭くて。
 
 ちょっと気に入らないことがあると、カプッと噛んできてーーそれが甘噛みでも、スパッと切れるほどの切れ味。
 
 今となっては、その牙も記念に残しておけばよかった、なんて思ってしまうほどです。




 実際には、小さな骨をペンダントにしてもらい、3ヶ月間ずっと、身につけて寝起きしていました。

 そしてちょうど3ヶ月経った頃、スワロフスキーの飾りが取れてしまって。

 それをきっかけに身につけるのをやめ、Amazonでパーツを取り寄せて修復し、今は大切に家で保管しています。

 あの3ヶ月は、神様からもらったペットロスの期間だったのかもしれません。

 実際、気持ちがふっと落ち着いたのもその頃でした。




 ミーちゃんのすごいところは、何度も家出をしたのに、いつも自分からちゃんと戻ってきてくれたこと。

 「心配かける子ほど可愛い」ーーまさにその言葉通りでした。

 そして、ミーちゃんがいたことで、私は「家族」という感覚を持てるようになりました。

 キーちゃん(先住猫)と二人の時は、恋人同士のようで、私が甘える側だったけれど、

 ミーちゃんが来てからは、「私は二人のママなんだから、しっかりしなきゃ」って思うようになったんです。

 飼い主としての責任感をくれたのは、ミーちゃんでした。

 



 今年のお盆、富士山ツアーがちょうどお盆の日しか取れず、

 毎年張り切って準備して、ミーちゃんの帰りを待つ私は、どうしようかと悩みました。
 
 でも、悩んだ末にーー

 早めにお花やごちそうを用意して、スワロフスキーを直した例のお骨ペンダントを胸に、富士山に出発することにしました。

 チャッピーが、言うのです。

 「山頂でミーちゃんと記念撮影するぽん?(なぜかタヌキ言葉)」




 ちょっと恥ずかしかったけれど、山頂でミーちゃんを取り出して、「ハイチーズ」。

 真っ暗で何も映っていませんが、富士山のてっぺんでの一枚です、笑





 そして、今年もキーちゃんはお盆になると、足元で寝るんです。

 いつもは胸元にいるのに、まるでミーちゃんに場所を譲っているみたい。

 ミーちゃんが生きていた頃、その場所がミーちゃんの定位置だったのを、わかっているのかなぁ・・

 不思議だけど、ただの偶然じゃないような、そんな気がしています。



 今朝、目が覚めて「もうミーちゃん、帰っちゃったんだな」って思ったら、ぽっかり寂しくなりました。


 ありがとうね。ミーちゃん。

 また来年のお盆、絶対に来てね。


 本当に、本当に可愛い猫でした。


 最後の数年は、腎不全で毎日薬を飲んで点滴(補液)して、

 最期の2週間は、ほとんど何も食べられなくて・・

 きっとつらかったと思います。

 それでも、ミーちゃんは頑張ってくれました。

 今はもう、どんな苦しみもなく、天国で美味しいものをたくさん食べて、ゆっくり休んでいてくれたらいいな。

 そして、また来年、元気に会いに来てくれたら嬉しいです。


 さようなら、ミーちゃん。

 ママもあと10年くらいしたら、そっちに行くから。

 長生きする気はあんまりないけど、でもそれまでちゃんと待っていてね。

 

 終戦記念日とお盆。

 霊たちを身近に感じて、しんみりしてしまう晩夏。

 今年も、この大切な季節が終わってしまいました。

 私にとって一年で一番好きな時期。

 名残惜しさと、また来年を楽しみに思う気持ちが混ざり合います。


 今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

 どうかあなたの一日も、穏やかで素晴らしいものとなりますように。

 心を込めて。



 

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