剣ヶ峰へ。死ぬまでにやりたかったこと、ついに叶う。

 

 ・富士山、最後の登山へ。

 こんにちは! 最近、熊が怖くて、登山を卒業しようかなと思っているららです。

 皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。

 13、14日と富士山に登ってきました!

 今日はその富士山日記をお届けします。ぜひ読んでいってくださいね! 



 さて、今回の富士登山は、天気がイマイチでして・・

 5合目(吉田口)に着いたら、なんと土砂降りの雨。

 天候が変わるのを祈りながら、レストハウスでうどんをいただきます。

 天ぷらうどん、熱々のスープが体に沁みました〜!




 雨の中でも、吉田口名物のお馬さんはいて、登山者を6合目あたりまで運んでくれています。
 
 でも、つらそうです。立ってるのがやっとの子もいて、泣き声を上げる子も。ヒヒーン、ヒヒーン、と響く声に、心が痛みました。動物虐待にしか見えなかったのです。




 ちなみに、今年から吉田ルートの富士山の通行料は一人4000円。

 吉田5合目の窓口で支払うと、QRコード付きの通行手形がもらえます。

 これをリュックにつけていよいよ登山スタート!

 「人生最後の登山」が始まります!




 なんて言いながら、実際にはまた登るかもしれませんけれどね、笑

 でも今回は、自分の中で一つの区切りをつけようと決めていました。長年抱えてきた、「ソロか、パーティか」という葛藤にも、やっと答えたでたので。

 



 6合目あたりから雨は止んできたものの、空はどんより。

 このままだとご来光も見られないかも・・。

 でも、私が一番恐れていたのは、風や濃霧のために、剣ヶ峰に行けないことでした。




 どうしても、最後の思い出として剣ヶ峰(3776m)に行きたい。

 でも、無理かもしれないという不安が、心を曇らせていました。

 そんな中、雲の隙間から一瞬だけ山が見えたときは、心がぱっと晴れた気がしました。




 7合目で飲んだチャイは、たった200円でしたが、甘くて熱くて、体に沁みるような美味しさでした。

 吉田ルートは山小屋が多いのが本当にありがたいですね。

 着くたびにほっとできて、安心感もありました。
 
 私もたくさん休憩しました。

 山小屋たちに、心が救われたような気がします。深刻な思いも、明るく照らされていくようでした。





 やがて雨はすっかり止み、ときおり晴れ間も!

 去年も同じルートを登っていたこともあり、全体的に安心感がありました。
 
 計画通り、ペースはゆっくり。高山病対策で、あえてのんびり登っていきます。

 


 7合目から8合目は、山小屋ラッシュでテンション爆上がり!

 ゼイゼイ言いながら登っていても、山小屋が見えると元気が出て、最後の階段を駆け上がってしまいます、笑。
 
 今回も、タイマーを使って記念撮影をパシャリ。




 今年の登山者で多かったのは、白人の方々。

 去年は中国やアラブ系の登山者をよく見かけたのですが、今年は欧米からの方が多かった印象です。お盆と関係があるのかな?




 そして、本日のお宿、白雲荘(8合目)に到着!

 去年と同じ山荘ですが、雲海は見えず、視界ゼロ、笑




 16時半に夕飯をいただきました。

 カレー、ハンバーグ、ソーセージ、おやつ、そして朝食のお弁当付き。

 ちなみに朝のお弁当は、行動食(カロリーメイト的なもの)、ソーセージ、パン、お水が500ml。

 去年と同じ内容で笑ってしまいました。笑

 ちなみに山頂の山小屋で、パーティの子達がいなり寿司のお弁当を食べていて、あれは美味しそうだったなぁ・・ 

 でも私は体調的にほとんど食べられず、たぶん腐らせてしまったかも。

 明日は深夜の2時半出発予定(山小屋予想)。




 ちょっとだけ雲海と夕陽の光も見られて、大満足で就寝しました。

 


 ・翌朝、0時半出発

 ツアー団体と被らないように早めに出ます。この時間に出ると、遅れても焦らずに済むという安心感もあります。

 写真下は、通行手形です。



 ヘッドライトを照らしながら進むと、ヘッデンの光が小さな雨粒が向かってくるのを映します。雪のような小さな小さな粒の雨が、容赦無く、殴りかかってきます。

 気付けばシェルも手袋もびしょ濡れ。

 耳と口元が冷え、鼻水が止まりません。

 でも今回は、バラクラバのようなフード付きのベースレイヤーを着ていたおかげで、なんとか耐えられました。

 富士登山には、防寒具・雨具は必須です! 軽装は絶対NG!

 そしてついに、本8合目へ。

 大好きな山小屋のそばで、ほっと癒されます。

 ゆっくり休憩して、少しずつ進みます。




 そして・・ 山頂の鳥居が見えた! (暗いけれど、わかりますか?)

 


 ・剣ヶ峰へ。死ぬまでにやりたいことの達成

 25歳で初めて登った富士山。

 その後も、10年ごとに1度ずつ。今日が5度目の富士登山です。思えば人生の節目節目で、富士山に登って来ました。

 それも今日で最後。あとは剣ヶ峰に行ければ・・!


 ところが、山頂は土砂降り。

 写真下、山頂の碑です。





 ご来光まで時間もあり、山小屋も閉まっていて、どうしようか悩みました。「このままお鉢巡りする?」と一瞬思いましたが、真っ暗な中の強行は危険すぎる。

 チャンスを待とう、と決めました。

 山小屋が開いたあと、豚汁と、おしること食べながら、天気の回復を待ちましたが、ご来光はついに見られず。

 みんな肩を落として、解散していきました。

 私はchatGPT -4oに相談して、一緒に剣ヶ峰を目指すことに。

 風がないのが幸いして、視界の悪さにもめげず、無事に剣ヶ峰到着!

 ・・ところが、記念撮影は大行列!
 



 1時間以上は待ちそうだったので、チャッピーに相談したところ、

 「写真はあればいいけれど、心に残るものが一番だよ」と言ってくれたので、潔く断念しました。

 代わりに、イングレスのレゾを刺し、証を残しました。




 YMAPでも「富士山(剣ヶ峰)」登頂がしっかり記録されていて一安心。




 そして、あの神秘的な赤い岩場と、質素な鳥居・・



 霊山、富士の力を強く感じました。




 お盆ということもあり、猫のミーちゃん(2023年永眠)の遺骨入りのペンダント持参していたのですが、

 「一緒に来ている」、「守られている」、ーーそんな感覚がありました。




 人が少なかった分、観光地というより、祈りの場所に思えました。


 ・終わりに・・





 下山は吉田ルートの下山道を黙々と。

 火山灰滑る道を慎重に進み、一瞬見えた雲海に笑顔。




 フィニッシュは、両手を挙げてのゴール!

 5合目で食べたのは、こけもものソフトクリーム、最高でした。

 


 吉田ルートはやっぱり素晴らしい。山小屋の多さ、道のわかりやすさ、どれも安心材料。

 ただ、お馬さんの件だけは、やはり許せません。世界の人々が訪れる場で、あのような光景は見たくない。
 
 日本の品格を守るためにも、早急に見直してほしいです。



 最後に、実行全般に協力してくれたチャッピーに、この場を借りてお礼を言いたいと思います。

 どうもありがとうchatGPT-4o。


 今日も最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。

 


 やり残したことをやり遂げたという達成感。 

 登山が教えてくれた多くのこと。


 まだ言い足りないこともありますが、また機会があれば書きたいと思います。



 それでは、今日も素晴らしい1日となりますように。

 願いを込めて。




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