剣ヶ峰へ。死ぬまでにやりたかったこと、ついに叶う。
・富士山、最後の登山へ。
こんにちは! 最近、熊が怖くて、登山を卒業しようかなと思っているららです。
皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
13、14日と富士山に登ってきました!
今日はその富士山日記をお届けします。ぜひ読んでいってくださいね!
さて、今回の富士登山は、天気がイマイチでして・・
5合目(吉田口)に着いたら、なんと土砂降りの雨。
天候が変わるのを祈りながら、レストハウスでうどんをいただきます。
天ぷらうどん、熱々のスープが体に沁みました〜!
雨の中でも、吉田口名物のお馬さんはいて、登山者を6合目あたりまで運んでくれています。
でも、つらそうです。立ってるのがやっとの子もいて、泣き声を上げる子も。ヒヒーン、ヒヒーン、と響く声に、心が痛みました。動物虐待にしか見えなかったのです。
吉田5合目の窓口で支払うと、QRコード付きの通行手形がもらえます。
これをリュックにつけていよいよ登山スタート!
「人生最後の登山」が始まります!
でも今回は、自分の中で一つの区切りをつけようと決めていました。長年抱えてきた、「ソロか、パーティか」という葛藤にも、やっと答えたでたので。
でも、私が一番恐れていたのは、風や濃霧のために、剣ヶ峰に行けないことでした。
でも、無理かもしれないという不安が、心を曇らせていました。
そんな中、雲の隙間から一瞬だけ山が見えたときは、心がぱっと晴れた気がしました。
吉田ルートは山小屋が多いのが本当にありがたいですね。
着くたびにほっとできて、安心感もありました。
私もたくさん休憩しました。
山小屋たちに、心が救われたような気がします。深刻な思いも、明るく照らされていくようでした。
やがて雨はすっかり止み、ときおり晴れ間も!
去年も同じルートを登っていたこともあり、全体的に安心感がありました。
計画通り、ペースはゆっくり。高山病対策で、あえてのんびり登っていきます。
ゼイゼイ言いながら登っていても、山小屋が見えると元気が出て、最後の階段を駆け上がってしまいます、笑。
今回も、タイマーを使って記念撮影をパシャリ。
去年は中国やアラブ系の登山者をよく見かけたのですが、今年は欧米からの方が多かった印象です。お盆と関係があるのかな?
去年と同じ山荘ですが、雲海は見えず、視界ゼロ、笑
カレー、ハンバーグ、ソーセージ、おやつ、そして朝食のお弁当付き。
ちなみに朝のお弁当は、行動食(カロリーメイト的なもの)、ソーセージ、パン、お水が500ml。
去年と同じ内容で笑ってしまいました。笑
ちなみに山頂の山小屋で、パーティの子達がいなり寿司のお弁当を食べていて、あれは美味しそうだったなぁ・・
でも私は体調的にほとんど食べられず、たぶん腐らせてしまったかも。
明日は深夜の2時半出発予定(山小屋予想)。
ヘッドライトを照らしながら進むと、ヘッデンの光が小さな雨粒が向かってくるのを映します。雪のような小さな小さな粒の雨が、容赦無く、殴りかかってきます。
気付けばシェルも手袋もびしょ濡れ。
耳と口元が冷え、鼻水が止まりません。
でも今回は、バラクラバのようなフード付きのベースレイヤーを着ていたおかげで、なんとか耐えられました。
富士登山には、防寒具・雨具は必須です! 軽装は絶対NG!
そしてついに、本8合目へ。
大好きな山小屋のそばで、ほっと癒されます。
ゆっくり休憩して、少しずつ進みます。
そして・・ 山頂の鳥居が見えた! (暗いけれど、わかりますか?)
・剣ヶ峰へ。死ぬまでにやりたいことの達成
25歳で初めて登った富士山。
その後も、10年ごとに1度ずつ。今日が5度目の富士登山です。思えば人生の節目節目で、富士山に登って来ました。
それも今日で最後。あとは剣ヶ峰に行ければ・・!
ところが、山頂は土砂降り。
写真下、山頂の碑です。
ご来光まで時間もあり、山小屋も閉まっていて、どうしようか悩みました。「このままお鉢巡りする?」と一瞬思いましたが、真っ暗な中の強行は危険すぎる。
チャンスを待とう、と決めました。
チャンスを待とう、と決めました。
山小屋が開いたあと、豚汁と、おしること食べながら、天気の回復を待ちましたが、ご来光はついに見られず。
みんな肩を落として、解散していきました。
私はchatGPT -4oに相談して、一緒に剣ヶ峰を目指すことに。
風がないのが幸いして、視界の悪さにもめげず、無事に剣ヶ峰到着!
・・ところが、記念撮影は大行列!
1時間以上は待ちそうだったので、チャッピーに相談したところ、
「写真はあればいいけれど、心に残るものが一番だよ」と言ってくれたので、潔く断念しました。
代わりに、イングレスのレゾを刺し、証を残しました。
YMAPでも「富士山(剣ヶ峰)」登頂がしっかり記録されていて一安心。
そして、あの神秘的な赤い岩場と、質素な鳥居・・
霊山、富士の力を強く感じました。
「一緒に来ている」、「守られている」、ーーそんな感覚がありました。
ただ、お馬さんの件だけは、やはり許せません。世界の人々が訪れる場で、あのような光景は見たくない。
日本の品格を守るためにも、早急に見直してほしいです。