ソロ人生という山を登る。「ソロ登山の知恵」(再読)感想。
こんにちは!
そろそろ参議院選挙が迫って来ましたね。
中国とずぶずぶと評判の自民にはちょっと入れる気がしません・・
決して、私だけではないはずです。
それにしても、暑い夏に、熱い選挙。良いですよね。
より良い日本になってくれることを心より祈ります。
さて、今日は、以前読んだ「ソロ登山の知恵」を再読しました。
私は「登山」というテーマを、どうしても「人生」に重ねて読んでしまいます。
私には結婚したかった人が人生に一人しかいません。ずっとソロ人生です。なので、ソロ人生をより良いものにしたいときに、ついつい、この本を手に取ってしまうという・・・
ソロ登山の知恵(山と渓谷編集部)
【あらすじ】
山の魅力を独り占めでき、マイペースで歩けるのがソロ登山。 その魅力やリスク、必ず身に着けておきたい登山技術などを経験豊富なエキスパートたちが解説。 ソロ登山を志す登山者必読の一冊。
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・感想 人生を山に置き換えると・・
①ソロ登山はリスクが多い。道迷いに気付くのが遅れる。アクシデントの対処が困難。マイペースのため、行程が遅れがちになる。
②ソロ登山に向いていない人は、登山に向いていない。自己管理能力(体力を見極め、現在地や目的地を測って、ペース配分を考え、時間と天候も勘案して、どこまで行くか考える)は、そもそも、ソロでなくてとも登山に必須の能力である。
なぜ、ソロ登山は危険なのか。なぜソロ登山が良いのか。
ということが、とてもわかりやすく書かれてあります。
ですが、この本の「登山」を「人生」に置き換えて考えると、さらにわかりやすいと思います。なので、私はつい登山部分を人生に置き換えて、「人生読本」として読んでしまいます。
①はソロ否定派の意見と似ています。登山(人生)の目的を仮に「成長」とするならば、ソロ人生をするものは、達成するには、リスクが多く、アクシデントに対処しづらくて、パーティで生きる人たちよりも、成長が遅れるであろう、とも読めます。
②は逆に、ソロ人生至上主義です。ソロ人生に向いていない人は人生に向いていない。自己管理能力を高めることこそが成長の証であり、ソロはそれを鍛えやすい環境だ、といったところでしょうか。
・自分の場合は・・
2012年頃でしょうか、富士山をソロで登ったことがあります。一番難易度の高い御殿場コースです。富士山は4回登りましたが、ソロはその時だけでした。そして、案の定、死にそうになりました。
ところが、その時私は目撃したのです。パーティで来ていたある登山者がペースが遅れて、「みなさんに迷惑をかけるのでここでリタイアします」と言っていたのを。
死にそうになった私は山頂まで行きました。しかし、私より実力者であっただろう彼女は、パーティであるが故にリタイアしたのです。
その時、私は知ったのです。ソロ登山の方がパーティよりも、登山そのものの成功率が高いということを。
リスクは自己管理能力以外のところにもあるということを。
よく、おひとり様のことを「結婚できなかった人」などといって笑う人がいるけれど、私の場合はそう安易なものではなくて、もっと切実だったと感じています。
ソロ人生でなかったら、今頃、生かされていなかったかもしれない。
そう思うと、ソロ人生というのは、満更悪いものではないかもしれません。昨今の自殺率の高さを考えると尚更感慨深いものがあります。
そして、自己管理能力はソロでもパーティでも必要です。この本は、自己管理の能力を高めるには最高の本であり、最高の人生の指南書であると思います。ぜひ、あらゆる人におすすめしたいです。
・参議院選の話に戻ると・・・
さて、参議院選挙の話題に戻りますが、より良い日本になるためにはどうしたら良いでしょうか。
どこに入れても同じだよ、という方がいますが、政策が微妙に違いますものね・・・
後悔しないためにも、選挙にいっておくのが良いのではないかと思います。
個人的には、国民、れいわ、保守あたりを狙っていますが、どうでしょう。(死に票でしょうか?)
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
素晴らしい時間をお過ごしになりますように。
願いを込めて。