映画を見るのが疲れた時は・・・。「パリの調香師 しあわせの香りを探して」

 

 こんにちはー

 雨ですね。こんな日はお家movieですよね。

 一時期、映画を見るとしんどい時期があったんですが、最近はまたサクサク見れるようになりました。なので、精力的に見ています。

 しかし、なんで映画見るのがしんどかったんでしょうかね。病気鬱というのもあったんですが、なんとなく、映画の世界に入り込むのが辛かったような気がします。

 それどころじゃない、という感じで、気が散ってしまうというのか。

 まぁ、そんな時もありますよね。



 で、最近見た映画で一番面白かったのがコレ。

 「パリの調香師 しあわせの香りを探して」




 なんて言うんでしょうかねー、主人公が人として欠陥のある方なんですよね。華やかなファッション業界で最高峰のキャリアを築き上げ、天才の名を欲しいままに、花道を生きてきた方なんですが、ある時、その人としての欠陥によって、脇道に逸れてしまわざるを得なくなった。

 パリの天才調香師ですからね、私なんかとは天と地ほどの距離のある方なんですが、その人間として欠陥のある部分というのが、負け組の匂いというんですか、笑 人生の挫折を受け入れて粛々と生きているところが、一般の人々でも共感を持って見入ってしまう部分なんですよね。




 一方、人間としては成熟しているというか、とても心優しく正義感も強いのだけれど、スピード狂の運転手、移民系の男が出てきます。直に免停、失業して親権までも奪われそう。もう人生崖っぷちで、ギリギリのところでやっとバランスを保って生きているような方なんですが。

 その天才調香師(ワガママ女)と崖っぷち運転手(ある意味人徳者)が運命の巡り合わせによって出会い、親交することとなった。まるで香水の調合のように、二人の運命が交錯するわけです。

 すごいですよね。掛け合った部分のピースがぴたりとはまるように、見る見ると、二人の人生が、豊かに、変貌していく。もう奇跡なんですよね。その様がとても面白かった。

 こういうのを見ていると、本当に、人間に期待をしてしまうというのか。
 時々人間に絶望しても、いやいや、そうじゃないんだ、とね。

 また、私の欠陥のピースを埋めてくれる方ももしかしたらいるのかもしれない、といつも淡い期待を抱いてしまうというのか。

 こういう奇跡を信じてしまうような、前向きになれる映画というのは、本当に素晴らしいと思います。

 それなりに年とともに、色々辛辣な経験もしていますけれどね。
 それでも、人間を愛したくなるし。
 それでも、奇跡を信じたくなるし。

 うん、やっぱり映画はこうでなくちゃ、と思いますね。

 設定も面倒くさくないので、入り込むのがとても楽です。
 映画を見るのが疲れてしまう方も、見やすいと思うので、おすすめです。

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 色々映画を見ましたが、一風変わった設定だったり、どきどきのサスペンスだったり、どの映画も一生懸命作られて頑張ってはいるんですけれど、やはりヒューマンドラマは王道ですね。

 映画は奇跡が起こるのが最高です!

 しかも、人と人が起こす奇跡ね、笑


 というわけで、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。


 素敵な時間を過ごせますよう。

 願いを込めて。