東京オリンピックなんだよ・・・「平和ボケを玉砕するいだてん」



 こんばんは。

 アクセス数の極端に少ない、秘密基地のようだと評判の、当該ブログです。

 おかげで、好きなことを書くことができ、(当該ブログに)見向きもされない読者の皆様に一大感謝をしております。

 と、妙な前置きをしましたが・・・・

 まぁ、自己満足ブログだよ、という感じでしょうか・・・放っておいてくれよ、という願いを込めて。また、いつも読んでくださる皆様には、この場を借りて、お礼を申し上げます。大変ありがたいと存じております。

 ところで、昨夜は、雨の降りがまたひどかったですが、千葉県は大丈夫でしょうか・・・いえ、千葉に限定しなくてもいいのですが、千葉が一番危なそうで気になるというか・・・ 本当に・・ 無事を祈ります・・・


 というのも、今日は医院と美容院に行き、買い物に行き、何気に忙しくしていたので、あまりニュースを見れていないんですね。呑気で、大変申し訳なく思います。。台風19号に被災されて、今大変な思いをされている方々、本当にごめんなさい。

 
 呑気なことついでにあれなんですが・・・最近のニュースから、いつくか思ったことを書きたいと思います。
 
 ☆あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」

 何かと話題を振りまいております。津田さんがいう「議論をするきっかけを作る」、というのが本当の目的だとしたならば、見事、成功しております。
 3日で中止、補助金不交付、という一連の流れは、概ね納得しております。まだまだまともな人が多くて助かった、というのが本音です。
 ただ、あれを政治的プロパガンダと認めず、アートだ、芸術だという前提で、議論をする方がまだいらっしゃることには、少々驚かされます。

 平和の少女像なんて、特に・・・ そもそもの制作の目的がアートとは程遠いでしょう。まぁ、あまり言いたくないですが、ゆすり、たかりの類ですよね・・・津田さんに対しても、野心とカネのためならここまでやるのか、と驚かされましたっけ・・・

 何か反論がある場合はご連絡ください。もっとこちらも詳しく説明します・・・
 (議論が目的らしいですからね)


 ☆東京オリンピックのマラソン会場が札幌に

 誰がどう議論したのか、開催地に何も知らされないまま、「札幌に移すことに決めた」そうです。小池都知事もコケにされたものです。でも、東京の夏は殺人的に暑いしね。むしろいいと思います。少々残念ですけどね。だって、もう言えないんじゃないでしょうか、胸を張って、これは東京オリンピックだって・・・


 ここから先は、東京オリンピックつながりのお話。お時間のある方だけどうぞ。


 東京オリンピックつながりで。先日、大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~』の38話と39話を見て、心が震えたんですよね。魂が震えた?というかな。

 視聴率悪かったと評判のいだてんですが、やはりクドカンさんはすごいと改めて思いました。

 38回と39回のあらすじを少し説明しますので、よかったら付いてきてください。


 38回は、日中戦争〜太平洋戦争により、東京オリンピックが中止になる、幻の東京オリンピックの話。マラソン競技に出場することを目指して、練習を重ねていた登場人物の青年が、学徒出陣することになりました。
 しかも、この青年、結婚したばかりで、可愛い奥さんとお子さんを置いて戦地に行くことになるんですよね。その壮行会を、東京オリンピックの会場にと検討されていた国立競技場で行うんです。で、国立競技場は、人が入らなくてとてもじゃないけど東京オリンピックはできないよ、と言われていたのに、なんと、東京オリンピックで予想されたその人数をはるかに・・・ 何万も超える(4万人だか?正確な数は忘れました)人々が壮行会に結集するのです。

 「これなら(ここで)オリンピックできたじゃんよ!」と阿部サダヲが思わず怒鳴ります。

 青年は壮行会で足を高々と上げて行進しながら、奥さんと子供をじっと見つめる。目には涙浮かんでいます。本来なら、ここで彼は走っていたはずなのですから・・・


 この38回で、私は、平和のありがたさと、そして、現在東京でオリンピックが開けることのありがたさを、しみじみと感じさせていただきました。
 本当は、東京オリンピックなんて、どうでもよかったんですよ。ところが、どれだけの犠牲の上に成り立っているのか、どれだけ(東京オリンピックが)ありがたくて、尊いことだったのか、を思い出したんですね。初めて、実感として理解したと言っても過言ではありません。わかったようなつもりで、本当にはわかっていませんでした。

 それをわからせてくれた、クドカンの38回「いだてん」、感謝です・・・

 そして、その次の39回「いだてん」。今度は学徒出陣した青年が脱走兵になっています。(指揮官が脱走を命じました) 
 青年は慰問に満州に訪れていた落語家の志ん生に会いに行きます。志ん生の落語の中の走り方が、全くなっていない、と怒り出すのです。本物はあぎゃんには走らんばい・・・(あんなふうには走らないよ!ちゃんとやってくれよ!)

 青年は、志ん生に、走りたか・・走りたか・・・と訴えます。そして、最後に志ん生の落語を聞いた後に(ちゃんと落語の中の走りは本物の走りに変わっていました)嬉しさのあまり、駆け出します。
 彼は生きていることの喜びを、走ることの喜びに重ねます。涙を流しながら走っていると・・・そこにロシア兵が現れます。日本は戦争に負けたのです。満州にいる日本人は、ロシアに連れて行かれるという噂が立っていました。

 青年はおもわず走り出します。ロシア兵から逃げ出します。

 この青年の走りを、「彼は脱走し、追い詰められていたけれど、最後に走るという死に様を決めた、意地を見せたのだ」とか書いていたライターの方がいました。私的には???です。(死に様を)選んだもなにも、あれは逃げたんですよ・・・ 走りたくて走りたくて、走ることの喜びを全身で表現していた青年が、その一瞬後に、恐怖から走り出すのです。逃げるために、生きるために! 走らざるをえなかったのです。なんとまぁ・・・ その対比と言ったら!!

 なぜ、あれは生きるために走ったと思ったのかといえば、正確には、青年の最初の喜びの走りと、後の逃げる走りの、わずかな間には、あるシーンが挟まれているのです。それは青年が日本で待つ妻と子供に絵葉書を送ろうとするシーンです。彼は日本に残してきたものの重さを思い出していた。すると突然ロシア兵がやってきて・・・ そして、青年は振り向き、敵に背中を見せて、ポストに来る前とはまるで別人の形相で、必死に、走り始めるのです。クドカンがうまいと思うのは、こういうシーンの見せ方なんですよね・・

 走りたか・・走りたか・・・そう繰り返していた青年。走ることが楽しくて嬉しくてたまらない、無垢の走りに恍惚とする青年。そして、危険と恐怖を察知して、ロシア兵から逃げるために走り出す青年・・・この変換が、戦地の夜の一瞬の間に行われます。私はこの走りの対比を見せつけられて、戦争の闇をしみじみと感じさせられました。恐ろしくて、不気味すぎます・・

 真っ黒の夜の中を、ロシア兵から逃げるために必死で走る青年が、スローモーションで、延々と、映し出されます。次の瞬間、青年は打たれて、倒れます。

 あああ、東京オリンピックで走っていたはずなのに・・・

 遺体を見て、涙を流す志ん生。「お前誰だったんだよ・・・名前は・・・?」

 あっけなく奪われていく命の彼らは、いつだって名無しの権兵衛です・・


 そうです。今、来年ですけど、日本で東京オリンピックができることは、本当に幸せなことなんですよね。私は平和ボケしていたと思います。

 だから、せめて、マラソンは東京でして欲しかったなぁ。
 IOCだか事前に知っていた森さんも、本当に、アホらしいというか、酷い話です。

 東京オリンピックなんだよ。札幌オリンピックじゃねぇんだよ。
 日本なめるなよ。

 と言いたいですね・・・・


 秘密基地なので、ちょっと、お口が悪くなりました。失礼しました。
 でも、札幌も大好きな日本の都市の一つですので、応援したいと思います。


 それにしても・・・・



 志ん生役の森山未來がかっこよすぎる・・・・(ため息)
 私の趣味すぎて、悶絶級です。


 ではまた、お会いしましょう。

 台風19号に被災された方々が、1日も早く、元の生活に戻れますように・・・






  



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