「心を楽に生きるための哲学」御子柴教授著「カント実践理性批判」第11章まで感想。
こんにちは!
お元気でお過ごしでしょうか。
今日は最近ハマっている本をご紹介したいと思います。
(アフィリエイトではありません)
早稲田大学の御子柴教授による、カントの「実践理性批判」解説本です。
「カント 実践理性批判」 御子柴善之著
私はカントの実践理性批判の思想が大好き。
特に好きなのは、
「人間が道徳的に生きるためには、神の存在が必要不可欠」
と訴えたところです。
宗教的な側面からではなく、哲学的なアプローチで、
神の存在の意義を証明してくれた貴重な哲学者だと思っています。
カントの本はこれで3冊目。
でも、本人が買いた実践理性批判はちょっと難しくて、
なかなか読み進めることができませんでした。
なので、今回は御子柴教授による解説本(入門書)にトライ!
本書はかなり詳細にカントの「実践理性批判」の思想を紹介してくれていて、
私が知らなかったカントの思想で、興味深かった箇所が二点ほどありました。
一つ目は、「道徳的狂信」というお話。
人間には到底できるはずのないようなことを、
さもできるかのように思い上がること。
具体的には、義務感からではなく、純粋で完璧な「人間愛」に基づいて
行動をすることです。
私は人を愛せなくて苦しんでしまう時があったのですが、
それは人間の限界を踏み越えた理想を
自分に課していたのだな、と思い知りました。
良い意味での「諦め」がつき、肩の荷が降りた感覚を味わいました。
二つ目は、「人間の内なる内的法廷」というお話。
人間の内には裁判官がいて、「あんなこともできたはずだ」という
今の自由な視点から、過去の自然必然性的な現象の自分を
裁いてしまうことです。
それが良心や後悔を生み出すという考え方。
私の中には手厳しい裁判官がいて、自由を振りかざしては、
過去の自分を痛めつけていました。
でもカントの思想を知って、無知とは恐ろしいと思いました。
もう少し早く知っていたら、
あんなに自分を責めて苦しまなくて済んだかもしれません。
今こうして、自分の思い上がりや無謀さを諭すことができて、
本当によかったです。
カントの哲学は、人間が楽に生きることができる、
そんなちょっとした視点の変え方を教えてくれているような気がします。
ますますカントの大ファンになってしまいました。
調子に乗って、4冊目のカントの本も買ってしまいました。
竹田青嗣さんの「カント実践理性批判」です。
こちらは超訳的な哲学書で有名な、竹田さんの名著です。
御子柴教授の12章以降の感想を書き終わったら、
ぜひご紹介したいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうござまいました。
今日も心穏やかな一日となりますように。
願いを込めて。

