一度きりの今日を、未来から来た旅人のように生きる。

 

 こんにちは。

 週に一度のアマプラ鑑賞会。

 今回は久しぶりに課金をして映画を観ました。

 「アバウト・タイム 愛おしい時間について」

 タイムリープ出来る青年が主人公です。

 自分の人生の過去だけがやり直せるという設定で、青年は失敗すると何度でも過去に戻って最善の道を選び取ることができる。

 それでも人の気持ちが絡むと、やり直しても変わらなかったりするところが面白かった。

 タイムリープによるリトライは万能ではないんですね。

 

 ※この先はネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。





 「アバウトタイム 愛おしい時間について」


 監督:リチャード・カーティス

 出演:ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイ


 【あらすじ】

 イギリス南西部に住む青年ティムは自分に自信がなく、ずっと恋人ができずにいた。21歳の誕生日に、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父親から知らされたティムは、恋人を得るためタイムトラベルを繰り返すようになり、やがて魅力的な女性メアリーと出会う。しかし、タイムトラベルが引き起こした不運によって、その出会いがなかったことになってしまい、再び時間をやり直したティムはなんとか彼女の愛を勝ち取るが……。(映画.comより)

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 ・失ってしまった時間を、再び味わうということ。

 もしもタイムリープできたら? 

 私は膨大な時間を手に入れ、失敗をやり直し、愛おしい時間をふたたび味わえるその能力を、簡単に放棄できるだろうかと考えました。

 胸がぎゅっと締め付けられたのは、ティムが亡きお父さんと過ごす最後のタイムトラベルのシーンです。

 二人は過去に戻り、お父さんは若く、ティムは子供の姿になって、ただ海辺を散歩します。

 特別なことは何もしないけれど、一緒に歩いて、水切りをして…。

 「もう二度と会えない」とわかっているからこそ、その何気ないひと時が、ダイヤモンドのように輝いて見えました。

 この「ただ一緒にいる時間の尊さ」は、心の奥まで深く染み渡っていくようでした。


 ・一族の能力を失ってでも手に入れた真理。

 父親はティムに、幸せに生きるためのコツを二つ授けます。

 一つ目は普通に生きること。二つ目は一日を2回生きること。

 1回目は緊張して気づかなかったことが、2回目はよく見えるようになる。

 ティムはそれを通じて、失敗だらけの人生でさえ、毎日が奇跡だと感じられるようになりました。

 そして、ティムはやがてお父さんさえも超えた真理を見出します。

 それは、「タイムリープをしない」という選択です。

 「この日を楽しむために、自分は未来から来て、最後だと思って今日を生きている」

 二度やり直さなくても、一度きりの人生が奇跡だと感じられるようになるのです。

 時間というものは、二度と戻らないからこそ美しいのですね。

 ティムの代で最高の真理に到達して、一族のタイムトラベルの歴史は終焉しました。


 ・未来から来た旅人として

 そんなふうに生きられたら最高でしょうけれど、現実はなかなか難しいものです。

 でも、私は今日、「大好きな猫が旅だった未来から、タイムトラベルで戻ってきた旅人」のような気持ちで過ごしてみました。

 今日のこの瞬間を楽しむために、わざわざ未来からやって来たかのように、丁寧に猫をブラッシングする。

 そう思うだけで、いつもの何気ない風景が、驚くほど愛おしく、輝いて見えました。




 最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 今日も心穏やかな一日を過ごされますように。

 願いを込めて。

 


 



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