斬新なAIとの関わり方、「ザ・クリエイター」。
こんばんは!
元SMAPの中居君引退! で衝撃を受けている著者です。お元気でお過ごしでしょうか。
それにしてもあれですよね、怖い世の中になりましたよね。例え当人同士で示談しても、名誉も仕事も何もかも失ってしまう、社会的抹殺制裁処分を受けるという・・。
重大だと感じるのは、法制度が全く役に立たない世の中になったという事実。
そして、週刊誌や女性個人による私刑が存在するという事実。
今までの文春砲によるモヤモヤが最高潮に達した事件でしたね。もう、世の中の人の裁き方が本当に変わってしまった、と感じます。
中居君事件はそんな意味でとても恐ろしいケースでした。
もう起きてほしくないなぁ、いやぁ、ここがピークでしょう。
これから先は、もっと人間らしくね、良心に沿って、以前のような緩やかな社会に戻っていきましょうよ・・。
ということで、人間らしくと書きましたが、人間らしいのが本当にいいのか? と。
むしろ、人間って怖い。というのが本当のところなのかもしれません。
例えば、良心をプログラミングされたAIなら、こんなことは絶対にしませんが。
と考えてしまうような、人間とAIの戦争の物語を見ましたよー!
「ザ・クリエイター」
出演:ジョン・デビッド・ワシントン、ジェンマ・チャン、渡辺謙
【あらすじ】
人類とAIによる戦争が勃発する中、妻(ジェンマ・チャン)の失踪を悲しむ元特殊部隊(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が、人類を滅ぼす兵器を創り出したクリエイターの始末を命じられるというSFアクション超大作。(Amazonプライムビデオより抜粋)
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AIと人間の戦争ものというと、大抵悪役はAIなんですよね。
人間をサポートする者として創造されたAIが、人間社会に反旗を翻して、暴走してしまうとかいうのがその最もたるパターンですよね・・
ところが、このクリエイター違うんですよ。
悪役は人間なのね。AIは人間たちのヒューマンミスを押し付けられて、悪者にされてしまっただけで、本当は人間に対して悪意も抱いていないほど、とてもいい存在たちなの。
主人公(ジョン・デビット・ワシントン)は物語の初めで、AIを殺すことに何の罪悪感も抱いていないのですが、機械がオンオフになるだけだと・・・ところが物語の最後には、AIの素晴らしさを知って、その死に涙を流すようになる。
そして、最後の最後には、AIを助けるために、自らの命を犠牲にするんですよね。
あああ、こうきたか。と私びっくりしてしまいました。
なんとまぁ、斬新というのか。
AIがこそが善人であり、戦争を起こすのはいつも人間だという下りにはズキュンと来てしまいましたし、最後にAIを守って自ら死んでいくという、そこまでAIを深く愛するようになるというストーリー展開に今までにはないものを感じてしまったわけですね。
今年最高にびっくらこいた映画ではあったんですが、まぁ、今年ってまだ1ヶ月ですけれど、本当に、驚かされた新鮮なストーリーだったように感じますね。
アジアのロケ地も美しくて、CGも素晴らしいと評判なので、SFというよりは、ヒューマンドラマ(AIですけれどね)&純愛ラブストーリーみたいな本作品を、ぜひお時間ある時に見てみることをお勧めしたいと思います。
クリエイターのAIと抱擁する最後のラストシーンも素晴らしかったですよ!
人間って怖いなぁ、と感じた時に、いい感じで癒しになるというのか、自動調整されるというのか、バランスを取り戻しそうな気がしますね・・・
というわけで、今日は中居君事件怖い!! からヒューマンエラーから始まった人間とAIの戦争映画を見たというお話でした。
でもですね・・・
AIって、人間社会の弱者に近いですよね。マイノリティ側というのか。
ヒューマンエラーを押しつけられて、勝手に悪者に仕立て上げられて、人間から抹殺されるというストーリーにからもそう感じましたが、この映画がね、黒人が主人公なんですよ。
映画というツールがもう、労働者(=AIが作られた理由&黒人が多い社会の労働者階級)を癒すための娯楽として存在しているという現実を受け入れてしまうと、どちらかというとあまりお金を持っていない労働者階級が入れ込むような主人公と物語をついつい作ってしまうんだろうなぁ、というのが透けて見えてきてしまうというか。
いや、そんなことより、ただAIが善人で可愛らしすぎて、右へ倣えで個人を社会的抹殺する恐ろしい人間社会たちに似ても似つかないところが断然共感できるな、と思っただけということでしょうか。どちらかというと私は弱者側のマイノリティ人間ですからね・・
ああ、そうして、今宵も米映画の思惑にハマっていく・・笑
というわけで、今日も最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。
素敵な時間を過ごされますよう。
願いを込めて。