同じ日常を繰り返すことって、意外と戦いの末に手に入れた幸福だったんだなぁ。映画「希望の灯り」
こんばんは。
お元気でしょうか。相変わらず更新は滞っています、すみません。
ところで、auの通信障害、すごいですよねぇ。こんな長い時間繋がらなくなることなんて、過去になかったと思うんですけれど。
で、あれ、総務省が5Gに早く移行しろと行政指導したすぐ後に起きたんですよね。auがテンパっちゃって、それが原因じゃないのかと言われていたりして。
5Gなんてろくなもんじゃないって気がします。(私は未だに4Gを死守)
今日は猫とまったりしながら、お家movieを楽しみました。旧東ドイツを舞台にした、「希望の灯り」という映画です。
トーマス・ステューバー監督。フランツ・ロゴフスキ、ザンドラ・ヒュラー、ペーター・クルト出演。
【あらすじ】(アマゾンプライムビデオより抜粋)
じわじわと良かったですね。少年時代に服役した脛に傷を持つ青年が、あるスーパーマーケットで働くことを通して、人として更生していくというような物語なんですよね。
なんていうか、みんなちょっと変わっていて、心に傷を背負っていたりして、彼らがみんないい感じなんですよね。
主人公の青年にとって、更生施設みたいな、病院のような。優しい環境なんです。
青年は毎日毎日同じような日常を繰り返すんですが、(毎朝制服を着る同じシーンが繰り返し映し出されます)
その同じことを繰り返す日常を通して、少しずつ変わっていくんですね。
思うに、青年は社会の底辺を歩んできた、言葉悪く言うと、クソみたいな人生を送ってきたあまり幸福ではない境遇だったわけなんですけれど、こういう何気ない「同じことを繰り返す日常」をやっと手に入れることができたという。
その当たり前のことがどれほど尊くて、どれほど幸せなことなのか。
痛いほどに感じさせられる映画でした。
スーパーマーケットは村(ムラ)であり、そこで働く者たちのつながりは、もう家族そのもののように感じました。
旧東ドイツという歴史的背景のなせる技なんですかねぇ。今の日本では、職場とのこういうつながりというものが消え失せている気がしますので、だからなんとなく懐かしくて、切なくて良かったですね。
とにかく淡々と描かれる日常がいいんです。
私の日常も、クソ面白くもない、同じ日々の繰り返しだなぁ、なんて思ったりもしますけれど、その有り難みというかね、奇跡のようなものを、ささやかながら感じさせていただきました。
アマゾンプライムで無料ですので、明日会社行きたくないなぁ、なんていうときに見ると希望の灯りが見えたりするかもしれません、笑
では今日も最後まで読んでいただきどうもありがとうございました。
素敵な時間を過ごされますよう。
願いを込めて。