GAFAの時代も最後に勝つのは人間力! 人生大逆転の「インターシップ」

 

 こんにちは! 暖かくなってきましたね。日も延びてきました。朝出かけるとき真っ暗だったのが、最近では朝日が見える!春が近づいていて嬉しい限りです。

 さて、今日もネタバレおうちmovieの感想です。「インターンシップ」という人生大逆転の物語を見ましたよ。デジタル化の時代の流れを受けて失業した中年男たちが、その自分たちをどん底に追いやったデジタル化の世界で大成功する物語。あれですかね、何かでしくじった人は、案外その元凶で大成功する可能性があるとでもいうんでしょうかね。

 人生が上手いこといっていないなーと思う方は、その原因ととことん向き合ってみるのもいいかもしれません。それこそが成功の鍵といっているような映画でした。

 

 「インターンシップ」 

 ショーン・レヴィ監督。ヴィンス・ボーン、オーウェン・ウィルソン出演。


 【あらすじ】
 ビリーとニックはやり手の時計の営業マン。ところがスマートフォンの普及により時計を持つものが減少し、会社が倒産。デジタル化の波は、彼らの営業という天職を奪ってしまった。だが、営業以外何のスキルもない二人は生活のためにまた営業職を求めることに。しかし、ビリーはそのための唯一の頼みの綱として、自分がグーグルを活用していることにふと疑問を感じる。デジタル化の波でどん底に追いやられたというのに、デジタル化の代名詞グーグルに救いを求めているのだ。彼は思い立って、「グーグル」をググってみた。するとグーグルが募集している学生のインターンシップがヒットし、人生大逆転のヒントを手に入れるのだった。


 何ですかねぇ、グーグルの全面協力を受けグーグルの会社の内部や選考試験の様子を見せてくれる映画なのですが、本当にこれグーグルの提供じゃないの?? という感じです。どう見てもグーグルのコマーシャル映画。宣伝媒体だろう、おい。と思わず突っ込みたくなるほど、グーグル賛美に溢れています。




 まぁ、そこは置いておいて、ビリーとニックの時代遅れの化石のような中年男二人が、ITと取っ組み合いながらグーグルのインターシップの権利を手に入れる下りはもう笑えます。
 グーグルのインターシップというのは、卒業間近の学生前提なんですよね。その応募資格を手に入れるために、インターネット大学に入ってしまうんです。そして、パソコンの使用時間30分限定の図書館で面接試験を受ける。爆笑ものですよ。
 たまたまグーグルの選考委員が「多様化」と言いだして受かってしまうんですがね。
 そこからが本番。インターシップは5人のチームを組んで、6個の難問をクリアしたチームがグーグルの正社員になれるという代物なんです。


 
 偶然スタートラインにつけたダメ中年たちは、才能のある若者とチームを組むことを望みますが、誰もおっさんとはチームになってくれない。参加者全員がチームを組み終わり、誰ともチームを組めなかった売れ残りの若者とチームを組むことになります。もうダメじゃん。
 ここからがお笑いから感動路線に変わっていくんですねー
 多様化の代名詞、ダメダメの5人組が、最初はバラバラに、次第に団結して、6つのお題を乗り越えていく。


 他のチームはみんな頭のいい優秀な学生たちばかりですよ。そんな彼らを相手に、人種も年代も違うダメチームが人生経験を生かしたり、お互いを思いやって、団結することによって、乗り越えていくんです。
 


 どうやって乗り越えるのかも見ものなんですがね、こういう「心正しき優しきものは最後に勝つ」、という王道の映画を見せていただくと、グーグルの価値基準もそうなのかな、と思ってしまいます。優秀な個人プレーよりも、多様化のチームプレー。いかに他人を思いやれるか、団結できるかが評価の鍵というようなね。




 たとえ自分が現在ダメダメでも、経験を信じ、仲間を思い、チームを生かせれば、人生大逆転は成り立つような気がしてきてしまいます。
 そういう気持ちにさせてくれるだけでも、見てよかったというのか。
 グーグルっていい会社なのね、だけでは終わらず、人生に希望を見出すことができる映画でした。うんほんと、今現在うまく行っていない方は是非見て欲しいかもしれませんね。



 あと個人的に思ったのは、ビリーとニックがIT大手グーグルにいても全く違和感がないんですよね。さりげないシャツやTシャツにジーンズ姿がイケてる、とでもいうのか。もう本当グーグルの人みたいでした。冴えないIT音痴のおっさんと言っても、そこはちゃんとしているんだよなぁ・・・その場にいかに馴染めるのか、というルックスというか、生き様は本当に大事だと思いました。

 あと、悪役でめちゃくちゃ頭のいい学生が出てくるんですが、正直言って、彼とは一緒に働きたくない。優秀なだけではこれからの時代を生き抜くには足りず、ビリーとニックのように一緒に働きたくなるおっさん、という多様化の需要も求められているんだな、と思いました。

 

 というわけでまとめです。

 デジタル化の時代に取り残された主人公が、デジタル化を象徴する企業に難関を突破して採用されるという人生大逆転映画を見たら、めちゃくちゃ感動した!

 たとえデジタル化の世界になろうとも、求められる人材はAIのごとき知能だけの人ではなく、生身の人間! 人間力こそが最強の武器! 経験と信頼と団結がものをいう世界! 

 恐れることなく、デジタル化の未来を迎えましょう、化石の皆さん! 

 などと、思いました。


 無料で見れますので、興味にある方は見てみてくださいませ。


 ではでは、素敵な時間を過ごされますよう。

 願いを込めて。



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