相対する正義を凌駕する「ワイルド・スピード スーパーコンボ」
こんにちはー。
今日はGW最終日。明日に向けてボルテージ上げていこう、ということで、アクションmovieのワイルド・スピード スーパーコンボを見ましたよ。
2019年8月公開。人気シリーズの最新作。ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム主演。
いやー、かっこいいですね。カーアクションもバトルアクションもぶっちぎり感が半端ないです。めちゃくちゃいけてる。
特に良かったのはですね、サモア人VS悪の世界平和を目指す組織とのバトルシーン。戦いの儀式のように、戦う前に主人公とサモア人ファミリーが吠えるのですが、もう野生の本能ギラギラみたいでね、こちらも血が騒ぎました。
カーアクションは、スーパーカーでのカーチェイスもいいのですが、後半のね、ニトロを使って加速して、戦闘機を引きずり回すアクションシーンがたまりませんね。
しかもファミリーで4台連結して、団結して危機をしのごうとする姿に心打たれます。
ですがね、ここからがネタバレの愚痴。・・・これ書かなちゃいい女なのに・・・
(愚痴だから映画見たい方はここまでにしておいてくださいね)
ワイルド・スピード スーパーコンボ (アマゾンプライムで無料です)
こちらの物語「勧善懲悪もの」なんですよ。まぁ、アクション映画だから善と悪ははっきり分かれてますわな。でも一応、複雑感を出すためか、葛藤を促しているのかはわかりませんが、悪の組織のブラックスーパーマン(マシン)とそのボスは、「Save the World」(人類を救う)という大義に基づいて行動しているんです。つまり正義の使者なんですね。
問題は、その手段。ウィルスによる人類の大量殺戮(=人口削減計画)を計画しているという点なんです。あらら、どっかで聞いた話。
なんだか今の状況にも似ているんですよね。都市伝説では、現代でも人口削減のためにコロナウィルスを流行らせたとされる組織がいたりするんですよ。それと戦っている方々もいらっしゃる。うーん。
また、正義については、先日、下の記事で「相対するものだ」と書きました。
インパール作戦(白骨街道)の正義と真実「検察側の罪人」
相対する正義をヒーロー側も、悪の組織側もちゃんと持っているんです。しかし、本作品のワイルドスピード・スーパーコンボでは圧倒的にヒーロー側がかっこいい。そちらが勝つことを応援してしまいます。
つまりですね、こういう映画って、相対する正義によって葛藤する人間たちを、慰め、自己肯定させて、罪悪感なく相手を打ちのめすために必要とされる、処方箋みたいなものなのかな、とふと思っちゃったんですよね。
正確には、前々からうすうす感じてはいましたけどね。
そうです。この映画に基づけば、アメリカ軍が日本軍を打ちのめすことなんて、当たり前のことなんですよ。相手はブラックスーパーマンなんだから。(インパール作戦での考察に関連しているので、先の大戦での例えです)
でもね。手段が大量殺人だったのは、一般市民相手に原発二発落としたアメリカの方ですからね・・・
それでもアメリカでは、日本軍が悪かったとする(勧善懲悪の悪だったと証明する)博物館があったり、今でも日本のことを仮想敵国として危険視し、二度と国際社会で戦えないようにぎちぎちに縛っています。
そうして、夜な夜な見るのは、アクション映画。
俺たちは正しい。俺たちは、あいつらとは違う。なぜなら俺たちは機械じゃない。「人間の心を信じている」。ヒューマンなんだ・・・
なんて、ひとりごちていそうだなぁ・・・なんて。
これ、アメリカと日本の話じゃないんですよ。いじめっ子といじめられっ子の話とでもいうんでしょうか。勝ち組と負け組の話とでもいうんでしょうか。
わたしなんかは、いつでも相対する正義を抹殺されては、ブラックスーパーマンにされていそうですよ、笑
愚痴すみません・・・・
そんなこんなで、アクション映画=「自己正当化の薬」という感想をいただいたりしましたが、総じて映画はかっこ良かったです!!
明日からの仕事が嫌だなぁ、と感じる方は見てみると元気になるかもしれません。
相対的な正義なんて打っちゃって、自分だけをヒーローにしてみるのもいいかもしれませんね。頑張って、悪と戦いましょう、笑
・・・・・・・・・・。
ではでは、素敵な時間を過ごされていますよう・・
願いを込めて。