ちょっと不思議な羽黒山散歩とがーこのこと
今週は土曜日出勤でアップが遅くなった。申し訳ない、
元気でやっているだろうか?!
さて、今週のグルメコーナー(先週から勝手に更新中)は、
石巻中央2丁目の「まきいし」さん。釜めしとハンバーグで人気のお店だ。
場所はここ! ↓ (下の写真の外観を目印に!)
「まきいし」さんは、会社の帰宅間際に、
「どこかおいしい店ないですかね~」
とつぶやいた私に、同僚S氏が勧めてくれた石巻の名店である。
なんと言っても、まきいしさんといえば、「釜めし」。
それから陶板焼きハンバーグ。(特製ポン酢だしのソースがグッド)
だそうで、おすすめの釜めしと陶板焼きハンバーグを早速食べてみた。
まずは陶板焼きハンバーグが登場。これで二人前。
この上に特製ポン酢ソースをかけて食べた。
(実はソースかけるの忘れていて、後からかけたのだが・・※)
たしかに、S氏おすすめ&看板メニューだけあって、
ふわっとしていて美味しいかった!
何ていうのか、固くないのだ、
牛肉ハンバーグチェーン店の味と違ってまろやかなお味というのか、
肉もつなぎもふわっと柔らかい。
それにチーズみたいなとろみソースと、和風っぽいソースが絶妙!
※ポン酢ソースは本当はかけるのではなくて、付けて食べるそうだ。
こちらはふのりのみそ汁。ふのりのとろみと独特の食感が
何とも言えない美味しさ。
ハンバーグ定食を頼むと、プラス160円で
ライス一緒にみそ汁も付いてくる。こちらの方がお得である。
が、今回は、単品で。ハンバーグと釜めしコースで行ってみた。
ちなみに、釜めしは炊き上がるまで時間がかかるため、
閉店の30分前にオーダーしないといけない。
まきいしさんは、7時半までなので、釜めしが食べたい場合は
7時までにお店に着くように。
もしくは、事前に予約しておくと、用意をしておいてくれるそうだ。
炊きたてほくほくの釜めし!
目の前で、釜から湯気が立ち、グツグツする様子を見るのは壮観!
食欲を刺激されてたまらない。やはりこれが釜めしの醍醐味か。
石巻の魚貝がふんだんに入った釜めしと陶板焼きハンバーグ、
まきいしさんに来る機会があったら、ぜひ、
石巻人が愛する看板メニューを両方セットで、食べていただきたい!
大満足になること請け合いである。
・【ハンバーグ釜めし】まきいし 石巻観光協会
羽黒山に登る階段 空に点々としているのがカモメの群れ |
さて、お腹いっぱいのある日の私。
日暮れ間近の夕暮れどきに、ふらり羽黒山まで散歩に出かけた。
見えるだろうか、羽黒山まで続く階段のずっとその上、
山の上がみゃあみゃあ騒がしい。
ねぐらに向かうところか、それとも海に還るのか、
かもめ(うみねこ?)が
山の上をぐるぐると旋回するように飛んでいるのだ。
振り向いたら猫がいて目があった |
あたりが薄暗くなって来る時間帯に、狭く急な階段を登って
緑の多い山へと向かうと、どうも不思議な感覚にとらわれる。
おまけに羽黒山はこんな鳥居がゴロゴロしている。
( ↓ こんな鳥居)
田代島の旅行記でも書いたが、この不思議な感覚というのは、
まるで異世界に足を踏み入れるかのような、
敬虔な気持ちというよりは、畏怖の念。
ちょっと怖い感じのパラレルワールド感。
来ちゃいました。
羽黒山山頂に鎮座する鳥屋神社と羽黒神社。
ちなみに鳥屋神社の方が交通安全と海上安全、大漁満足の神様、
ついでに、「みちひらき」の神様を祀っていると書かれている。
みちひらき?? とよくよく見たら、神話でよく見る「猿田彦神」だった。
猿田彦神(さるたひこのかみ)というのは、道を照らした神様だ。
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)という神様が、天照大神から頼まれて、
高天原(天上界)から葦原の中つ国(地上界)に天下りをしたときに、
自らの光で高天原から葦原の中つ国までの道を照らした神様だ。
「天から地へ通じるいろいろな道が集まった要の場所に居て、
光って上は高天の原に輝き、
下は葦原の中つ国に輝いている神がありました。」 (『古事記』)
なるほど、だから「みちひらき」ね。八咫烏みたいに「導くもの」か、
ぜひ私の道も開いて欲しいものである。
で、対する羽黒神社は、商売繁盛、厄除開運、の一般的な神様だ。
文治2年(1186)に鳥屋神社に合祀されたそうだけど、
どちらかというと鳥屋神社の方が(海の守り神がいることから)
地元の神様というポジションか。
驚いたのは、誰も来なさそうな山の上の神社なのに、水がきれいなこと。
そのまま飲めそうだった。
あまりに綺麗な手水舎の水だったので、念入りに清めてしまった。
年代不詳の狛犬 江戸期のものか? |
狛犬も独特だったような。
対峙すると、・・・・かなり怖かったが。
竜の彫り物が目立っている。あっちもこっちも龍。
なぜ猿田彦神で龍神なんだろうなぁ、と思って調べてみたら
意外なお話があった。
猿田彦神は天上から地上への道を照らすもの。太陽神だ。
だからうんと端折って言うと、天上族の太陽神・天照大神というのは、
そもそもは、(地上族=出雲族・天上族より以前から居た)
の猿田彦神のことなのではないか。
また、猿田彦神というのは、
大和の大蛇(ヤマタノオロチ・日本神話に登場する伝説の龍)に
例えられる人物で、外観も大蛇(オロチ)のそれに
とても良く似ている。以下は日本初期より抜粋した記述である。
「その鼻の長さ七握、背の高さ七尺あまり、正に七尋というべきでしょう。また口の端が明るく光っています。目は八咫鏡のようで、照り輝いていることは、赤酸漿に似ています。」(日本書紀より)
・捨て去り難い説 ※自ら妄想と謳っているが、結構面白く拝聴した。
ふ~む。だから龍だったのだろうか。
大きな灯篭が迫力だった。
写真は小さく見えるが、3,4mはあると思う。
こちらは拝殿後ろの境内社。壊れた像や何かが横に積み重なっていて
こちらもなかなか近付くのに勇気がいった。
巨大灯篭の横に巨大な松が一本。
羽黒山からの夕日。
羽黒山の南側に戻ってきて、ふと見下ろすと、見慣れた景色が。
いつもの散歩コースだ、日和山公園から降りる坂道から見ていた
霊園と桜はここだったのか。
それから北上川に、遠くに石巻の海も見える。
この見晴らし台は羽黒山公園だ。
遊びそうな子供は見当たらないけど、ちゃんと遊具もあり。
立派なそれがもったいないので、ついノスタルジックに浸って、
ブランコを漕いでしまった。結構面白かった。
山を登る時に振り向いた先で見かけた猫、
帰り道では駐車場まで降りて行って、逃げたところを覗き込んだ。
こんにちは!
(見えるかな、真ん中に小さくこちらを見ている)
夕暮れどきのほんの一時、異世界に迷い込んだような、
子供の頃にタイムスリップをしたような、
ちょっと不思議な感覚が楽しめた羽黒山散歩。
羽黒山は石巻駅から南へ500m、
気軽に立ち寄れる観光スポットなので、
ぜひ行ってみていただきたいと思う。
・羽黒山公園
別の日。雨の一日。日和山公園のがちょう、がーこの元気がない。
大好きなたんぽぽの草を持って行っても、食べもしない。
座り込んだまま、こちらに歩いてこないのだ。
う~ん、心配だ。がーこは高齢らしい。
自分ばかり、今日もいしのま☆キッチンのお弁当。
朝はグランドホテルで朝食。
週明けにがーこが死んでいたらどうしようか、と心配しながら帰省した。
写真は仙台へ向かうバスの中から。久しぶりの快晴だ。
今日はキャンペーン中でプレミアムシートがなんと千円のバスで
仙台から新宿へと向かう。
千円って・・
「安かろう悪かろう」かと思ったら、意外と立派なバスである。
旅の散策バスさん、是非ご活用ください!(東京、仙台間、席数限定です)
で、サービスエリアで吾妻小富士メロンパンをゲット。
(あと2個だった~)
安達太良サービスエリアから吾妻小富士と、
チラリと見えた磐梯山とを拝む。
![]() |
現在地 |
吾妻小富士メロンパン、ピンぼけしてしまった。
美味しかった!東小富士メロンパン |
う~ん。何度撮ってもピンが合わない。アイフォンが恨めしい。
それにしてもウサギが可愛い!
早春のころ、山肌に雪うさぎの形で雪が残るという東小富士。
いつか(雪うさぎの)本物を見たいものだ。
というより、そろそろ福島に行きたくなってきた。
帰宅すると、愛猫がお出迎え。
いつものおねだりポーズ。
MacBookAirを購入。一眼レフも買い換えたし、画像編集用に!
羽黒山の鳥屋神社に負けてない?近所の諏訪神社に散歩。
ここは私が石巻に行く前に、毎朝散歩をしていた場所だ。
久しぶりに帰ってきたよ、のご挨拶。
猫はぬくぬくお昼寝中。せっかく帰ってきたのに、寝てばかりだ。
ん? よく見ると薄目開けて見てる?
忙しい帰省だった。土曜の午後に立って、深夜に到着。
翌日日曜の夕方にはもう新幹線に乗って石巻に戻ってきた。
上は、仙台で終電バスを待つ途中の一枚。さくら野百貨店前で。
石巻駅到着。相変わらずの石ノ森章太郎っぷり。萬画王国石巻。
翌朝、どきどきしながらがーこのところへ。
よかった!生きてた。
でもやはり座り込んだまま、草も食べない。
う~ん。やっぱり心配だ。もうマックスだ。
日和山体操のメンバーも、がーこの最近の様子を心配していたようだ。
市役所の都市計画課に行って相談してみるといいということになり、
善は急げ、と昼休みにやってきた。
都市計画課の担当の方が丁寧に対応してくれて、
なんとその日のうちに獣医さんのもとへ連れて行ってくれたそうだ。
翌日電話で報告があった。
がーこは高齢のため、関節炎にかかっていたそうだ。
完治は難しいと思うが、当分投与を続けていく、とのことである。
良かった。これで一安心だ。
ありがとうございました! |
石巻では紫陽花が咲き始めた。
雨はまだまだ続いている。が、時々よく晴れる。
日和山公園では今日も体操の声が聞こえる。
今日は旅行者の青年4人が加わった。(詳細は次回で!)
2代目一眼レフのcanon5Dが不調になって、
ずいぶん長く感じられる間、アイフォン写真でブログを更新ししてきたが、
来週からは一眼レフの写真に戻したいと思う。
もう画質や機能のせいにできず、へたくそな写真はすぐにバレてしまうが、
プレッシャーを感じながら、一生懸命石巻の今を撮っていこうと思う。
ぜひまた遊びに来ていただければ幸いである。