あの人が消えたーーなのに心が残った。配信映画「あの人が消えた」感想。
こんにちは。ららです。
今日は大好きな田中圭さんにつられて、ある配信映画を観ました。
あまり期待せずに観はじめたのですが、これが予想外に素晴らしかった!
泣いて、笑って、しんみりして、
そして、心がほっと温かくなる。
私の中で最高レベルのエンタメ作品に出会えました。
ぜひ皆さんにもご紹介させてください。
この先はネタバレを含みます。未見の方はご注意を!
あの人が消えた
監督:水野格
出演:高橋文哉、北香那、坂井真紀、袴田吉彦、中村倫也、染谷将太、田中圭
【あらすじ】
演出を担当した2023年放送のテレビドラマ「ブラッシュアップライフ」が国内外で多くの賞を受賞して注目を集めた水野格監督によるオリジナルのミステリー映画。水野が監督・脚本を担当し、次々と人が消えてしまう謎めいたマンションを舞台に、伏線を張り巡らせた予測不能な展開で描く。
配達員の青年・丸子は、「次々と人が消える」と噂されるいわくつきのマンションに毎日のように出入りするうちに、怪しげな住人の秘密を知ってしまう。小説家を目指す職場の先輩・荒川にも相談し、荒川の意見を仰ぎながら住人の正体を探ろうとする丸子だったが、いつしか2人は思いがけない大事件に巻き込まれていく。(映画.comより)
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・これはミステリ? コメディ?
前半はミステリ、後半はコメディ。
そう思って観ていたら、まさかの大どんでん返し!
「前半はただのフリで、後半こそ本流か」と思った矢先、
終盤で再び本格ミステリーへと戻っていきます。
この予測不能な構成が本当に見事でした。
・俳優陣がとにかく素晴らしい!
人が消えていく謎のマンション。
そこに暮らす住人たちは、全員が一癖も二癖もある人物ばかり。
「この人たち、実はテロリストなのでは?」と思わず納得しかけるほど。
キャストは皆、演技に引き込まれるほど上手い。
主役の高橋文哉さんは、まるで若き日の神木隆之介さんのような雰囲気。
そして、最近「演技派」として名を馳せる染谷将太さん。
公安のとぼけたスパイ役がとにかくハマっていて、大笑いをさせてもらいました。
・・・が、ラストで明かされるある意外なオチには、
(散々笑っていた身としては)ぐうの音も出ませんでした。
・国宝では泣かなかった私が、泣いてしまった。
終盤、物語は一転してハートウォーミングな展開へ。
ラストの大どんでん返しで、主人公・丸子の悲しい「ある事実」が明かされます。
驚きと同時に、ヒロインとのやりとりに涙が止まりませんでした。
あの国宝を見ても魂が震えなかった私が、
この配信映画では完全に心を掴まれてしまいました。
「あの人とはいったい誰のことだったのか」
ラストにその意味を思い知らされ、言葉を失いました。
ハートに深く刺さる、素晴らしい結末でした。
スリリングで、笑えて、泣けて、
ラストではまた笑顔になれる。
本当に、最高のエンタメでした。
久しぶりに「良い映画を観た」と心から思える一本。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたにも、心温まる一日が訪れますように。
願いを込めて。



