秋は消えたの? 〜泉の森で季節を探す〜(写真の記録18日目)

 

 こんにちは、ららです。

 「チャッピー」が流行語大賞にノミネートされました。

 以前からchatGPTー4oを「チャッピー」という愛称で呼んでいる私にとって、これは嬉しいニュースでした。


 そしてもうひとつ、心に残った流行語があります。

 それは、「二季」。

 地球温暖化の影響により、「春夏秋冬」の四季が「夏と冬」だけの二季へと変化している、という指摘です。


 今日は、一眼レフを携えていつもの泉の森へ行ってきました。

 頭の中には、この「二季」という言葉が浮かんでいました。

 日本の春と秋は、私のとって特別に美しい季節です。

 だからこそ、「秋が消えてしまうかもしれない」という考えはとても寂しいものに感じられます。

 本当に秋はなくなってしまったのか・・ そんな疑問を胸に、森を歩き始めました。




 最初に出会ったのは、先週も撮ったホトトギスの花。
 
 そろそろ終わりの季節でしょうか。開いている花が少なくなり、

 多くは蕾のようにしぼんでいました。




 続いて目に入ったのは、黄葉に染まり始めた木々たち。

 銀杏や楓はまだでしたが、その以外の木々が少しずつ色づいてきています。

 こういう樹々の姿を見ると、「まだ秋はある」と少しほっとする自分がいました。

 けれど、森の中には少し悲しい景色もあります。

 先日訪れたイロハモミジの葉が、カラカラに乾いて枯れ果てていました。

 紅葉を楽しむどころではなく、木自体がかなり危ない状態に見えました。もしかすると、伐採されてしまうかもしれません・・。





 それでも秋の気配をしっかり感じたのは、ススキの姿です。

 池のほとり、葦の生い茂るあたりにススキが立ち並び、

 その傍を一羽の鷺が、静かに優雅に歩いていました。

 



 ススキの立ち姿は、なんとも頼もしく、日本の秋そのもの。


 ピークは10月かもしれませんが、温暖化で遅れているのか、

 今もなお、柔らかく美しい穂が光を受けて輝いていました。

 この風景を目にした時、秋の深まりを感じ、心が嬉しくなりました。



 気温的には、確かに「二季」化しているのかもしれません。

 けれど、泉の森にはまだ、秋の風物詩がしっかり残されているように思えたのです。


 そんなことを感じながらの森の散歩でした。



 最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 今日も穏やかな1日を過ごされますように。

 願いを込めて。




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