「夏休みなので」、吉祥寺に行って来ました。



 夏休みにどこに行くか、でその方の人となりがある程度わかるような気がします。

 なぜなら大抵は行くべき場所に行くからです。

 「夏休みなので」田舎に帰省した。
 「夏休みなので」海や山に遊びに行った。
 「夏休みなので」吉祥寺に行ってきた。

 さて、違和感のあるのはどれでしょう。いや、昨日私が行ってきた吉祥寺ですよね。「夏休みなので」という冠をつける必要がありませんね。

 この行くべき場所以外に、せっかくの大型連休なのだから、日頃行けない人気の場所に行く、つまり非日常に遠出する、というのも、鉄板だと思います。

 海に行くなら、沖縄とかグアムとか。山に行くなら、近場・・神奈川なら丹沢です・・よりは、北アルプスとか。特に、大型連休につくられた「山の日」なるものは、政府の商業的な目論みもあるものですから、より遠くの人気の山に行くのが当然と思われます。

 たとえば、吉祥寺の前日に、私は蛭ヶ岳という神奈川の山に行ってきたわけなんですが、もう丹沢なんてガラガラなんですよ。山荘のおじさまが、「祝・山の日」の幟の下で、寂しそうに呟くわけです。「いやー山の日なんて上高地とかのためにあるんだよ」。
 

 私が一番、違和感を感じるのは、この人気の場所に行かせてお金を落とさせようとする風潮なのですね。そりゃ私だって、丹沢よりも穂高とか、遠出したいわけです。でも丹沢も好きなわけで。行くべき場所が予算にも左右されるというのはありとして、状況を鑑みて、どこへ行くことを選択するかというのはとても大きな問題です。
 誰でも、せめて休みのときくらい、少しでも幸せを味わいたい、(連休が終わった後に)楽しい連休だっと誰かに想われたい。
 ぶっちゃけ(自分は)幸せだと誰かに想われたい、そんな多くの人々の健気な思いに、つけこまれているような、操られているような、なんとなく複雑な思いがしてしまいます。
 また逆に、インスタ映えするような人気の場所に行く、という人の行為から、どれだけ、人が幸せになりたいか、誰かに幸せと思われたいか、を重点に置いているかがわかるような思いがします。究極はそこなんですよ。幸せと思われたい。うん、複雑ですね。
 馬鹿馬鹿しいと切り捨てられれば楽ですが、自分も穂高に行きたいだけに。丹沢は大好きなんだけど・・(山荘のおじさんごめんなさい)

 
 と、長い前置きになりましたが、「夏休みなので」吉祥寺に行ってきました。

 最近食べ歩きが趣味です。今回は吉祥寺といえばカレー、ということで、美味しいカレーを食べに行きました。吉祥寺三大カレーの「まめ蔵」さんです。その前日にも、偶然、蛭ヶ岳でカレーを食べました。二日も続くと、また食べる機会があるような気がしてきますが・・。もう一、二回はいけるかもしれないな。うん、これって幸せですかね、カレー尽くしの夏休み。はい、私は幸せなんです。

 まめ蔵さんは吉祥寺駅から歩いて6分くらいの裏路地にあります。
 オープンは1978年、吉祥寺カフェカレーの原点と言われていて、常に行列のできるカレー屋さんです。
 結構並ぶかな、と思ったら、開店前にいたのは4組程、そうでもありませんでした。帰省した方が多かったため東京が空いていただけかもしれませんが、すぐに入れてラッキーでした。(が、開店後は店の前の人だかりが増えて、結構並んでましたね)




 欧風テイストの可愛い外観です。

 お味の方は、評判どおりとても美味しかったです。ひとくちめ食べたとき、ちょっとトマト風の酸味を感じましたね。(私が食べたのはチキンカレーです)スパイスのコクとか、肉の旨汁とか、を想像していたんですが、まず酸味のパンチが来る。意外でした。
 まぁ、この酸味が和風っぽかったというか、日本人の口に合うかも、と思いました。逆に、インド人とか食べたらどうなんだろうな、というのはありますけど。(※まめ蔵さんは欧風カレーです)


 こちらが人気のやさいカレー。


 こちらはチキンカレーに豆トッピング。
 まめ蔵というだけに、豆まめのトッピングが100えんであります。


 メニューはこちらです。

 ランチ(11時から17時)はドリンクがついて、1050円位から。カレーはしっかりとした味作りで、手がかかっているという感じでしたのに、ずいぶんお安いと思いました。人気店なんだし、もう少し高くしてもお客さんは来るでしょうにね。良心的です。

 実は前日に食べていた蛭ヶ岳のカレーが、まぁ、普通のカレーでして、そう特別凝ったものではなかったわけです。美味しさも普通だったわけで、その翌日に食べたこともあり、ひとくちめの満足感が半端なかったですね。思わずふうとため息が出ました。大満足のまめ蔵カレーさんでした。



 ドリンクのコーヒー。

 お店の雰囲気も良く、混んでいるのに急かされるふうでもなかったので、ずいぶん長居をしてしまったような。楽しい時間を過ごさせていただきました。
 ありがとうございます。まめ蔵さん。また美味しいカレー作り、頑張ってくださいませ。

 まめ蔵で吉祥寺カフェカレーを堪能したあとは、吉祥寺の街をぶらぶらと散歩してきました。
 どうもやはり、吉祥寺というと商店街のイメージですね。ハモニカ横丁とか、サンロードとか。商店街の路地を歩いて、吉祥寺を満喫。




 狭い路地中にお寿司屋さんもありました。



 夏なので、商店街の路地はむあっと暑かったりするんですが、その湿った感じも、らしく感じてよかったというか。蒸し暑い中、気だるそうに立っていらっしゃるお魚屋さんのご夫婦とか。妙に愛想のないところも吉祥寺っぽくて面白かったです。
 あとは誰が着るのか、と思うダジャレ的な洋服が売っていたり、閉店セールがあったり、セールにつき1000円からとうたっているのに、1900円の服が多く並んでいたり、和食器が並んだ雑貨店も楽しかったですね。

 最近老舗百貨店が相次いで閉店となり、その後どうするのかといえば、テナントが入ったショッピングモール(商業施設)になるのだとか。
 そうなってくると、大型店の前から生き続け、脈々と受け継がれている日本の商店街文化というのは、勝ったのか? いや、そういう問題じゃなけど、どう考えても、大型店の後に続々と作られるテナントばかりが入った施設というのは、ビルの中に作られた商店街、という感じで、本家の町の商店街をモデルにしているような気がしてなりません。

 で、吉祥寺の本家? を歩いて、すごいもんだなぁ、勝ったかどうかは知らないけど、負けてないかもよ、と思いながら見ていたら、いや、本家はテナント(テナントとは言わないだろうけど・・)として、スーパーマーケットが入っているし(西友)、なんとお寺さんなんかも登場するわけで。(普通に店が並んだ道と面しているんですよね)

 ちょっと考え違いをしていたかもしれないです。未来系テナントビルより、本家の方が自由度が高いテナントがあったりで、これはちょっと未来系も発想が追いつかないかもれない。まぁ、日本の文化というのは面白いものだな、としみじみ思いました。

 かつて、日本の商店街VS海外からやってきた大型店の戦いというか、両者の(商店街の)生き残りを思っては、日本の商店街を応援していたことがありましたが、これは簡単に終わりそうのない戦いかもしれないですね。こちらが認識している以上の楽しさがまだまだ商店街には残されていそうな気がします。私が知らないだけで。
 なんて言いながらも、帰りにはちゃっかり、ファストファッション大型洋服店の象徴的存在GUでセールの洋服を買ってしまいましたがね。なんせ商店街のセール品の半額だったもので・・・(商店街のおじさんごめんなさい)




 そして、最後に吉祥寺といえばのヨドバシ吉祥寺、ヨドバシカメラマルチメディア吉祥寺の前で、人気のタピオカを味わってきました。



 インスタ映えするかしら。



 なんだかんだで、吉祥寺を満喫できて、とても楽しい夏休みの祝日となりました。


 やはり楽しい思いをするとテンション上がる。美味しいものを食べると、誰かに言いたくなる。私の場合ですが、ツレは美味しいものを食べたときだけ、切実に必要です。

 「美味しかったね」この一言を誰かと共有できるかどうかというのは、とても重要なことのような気がします。

 「美味しかったね」を分かち合うために、人には人が必要であり、逆に「美味しかったね」を分かち合えない人は、私が想像する究極の「不幸な人」だったりするわけです。

 行くべき場所がなくてもいいし、人気の場所でお金を落としても、まぁ、複雑なコトはありますが、いいかもしれません。でも、やっぱり美味しかったね、という誰かがいることは人には必要かなぁ。

 幸せが何かの定義にもよるかと思うんですがね。

 どう思います?

 
 まぁ、私の場合の話なので、スルーして適当に聞いていただいて構わないんですけど、「夏休みなので」吉祥寺に行って美味しいカレーを食べてきました。
 「夏休みなので」蛭ヶ岳で、美味しい(力のつく)カレーを食べてきました。こっちの蛭ヶ岳の話はまた今度しようかと思います!
 時々の更新しかできませんが、またよろしかったら見に来てくださいませ!


 では、良い休日を。幸せな夏をお過ごしください。




 
 
 

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