【上高地】憧れの帝国ホテルへ。清水の舞台から飛び降りて出逢った贅沢な時間。
こんにちは!
上高地旅行の続編、今回は【上高地帝国ホテル編】です。
良かったら最後まで付き合っていただけると嬉しいです!
1933年、日本で初めての本格的山岳リゾートとして誕生した
「上高地帝国ホテル」。
今のようにさまざまなリゾートホテルが存在しない時代に、
これほどまでに素晴らしい世界観を創り上げたことに、改めて深い敬意を感じます。
「一度でいいから、上高地帝国ホテルに泊まってみたい」
あまりのお値段の高さに驚いて一度は諦めかけましたが、
AIにそっと背中を押され、思い切って清水の舞台から飛び降りるつもりで
予約に挑みました。
まず驚いたのは、4ヶ月近く前の電話予約に対して、
丁寧な口調で「お支払いはご宿泊後で結構でございます」
と当たり前のようにおっしゃってくださったこと。
(夕食と朝食の予約も一緒に入れたにもかかわらす、です)
そしてその直後、丁寧な予約確認書と
ホテルのパンフレットが手元に届きました。
「直前でキャンセルされたらどうするんだろう・・・」
アプリやオンラインの決済の予約システムに慣れた現代において、
このリスク度外視の「お客様を信じる丁寧さ」に、まず深く心を打たれました。
【上高地散策編】で書いた通り、上高地の自然に魅せられた直後だったこともあり、
ホテルに対する予感と期待は高まるばかり。
14時チェックインに合わせて13時50分にホテルに到着したのですが、
スタッフの方々がとてもすんなりと暖かく迎えてくださいました。
朝から3万歩以上も歩き、クタクタなった体を休める終着点。
それが憧れの上高地帝国ホテルだなんて、
なんて贅沢で幸せな時間なのでしょう。
赤い三角屋根の可愛らしい建物を目にした瞬間、胸が大きく高鳴りました。
外観も内装も細部の細部までこだわり抜かれ、
職人さんが魂を込めて造られていることがひしひしと伝わってきます。
現代の量産品とは、明らかに「本質」が違うのだと感じさせられました。
お楽しみの夕飯(フレンチを選択しました)は17時半から。
その前の17時から、ロビーラウンジ「グリンデルワルト」に宿泊者が集まり、
ホテルのシンボルである巨大なマントルピース(※)の点火式に立ち会いました。
(※)高さ5.1m・重さ650kgを誇る巨大な銅製の暖炉
巨大な三角帽子のような銅製のマントルピースに、
ぽっと温かな炎が灯る様子は、何とも言えず心が満たされる光景でした。
ディナーのメインは「合鴨のロースト 秋野菜と栗のフリカッセ」。
どもれ美味しかったのですが、中でも特に印象的だったのが、
「信州のさまざまな茸と牛蒡のポタージュ」でした。
濃厚で深い味わいにうっとり。
デザートの「りんごのフランベ シナモンアイス添え」も
とても優しく、贅沢なお味でした。
世の中には、私の知らない美味しいものがまだまだたくさんあるーー。
そのひとつをこうして味わえる豊さに、
思わず「今まで頑張って生きてきて良かったな」
としみじみ噛み締めました。
周りはご家族やご夫婦ばかりで、ソロは私くらいでしたが、
美味しいお料理と心のこもったサービスのおかげで、
とても心地よい時間を過ごすことができました。
その日は長旅の疲れもあり、食後は早々に就寝準備へ。
夜、ホテルのテラスからふと見上げた上高地の夜夜は真っ暗で、
暗闇の中に静かに穂高連峰のシルエットが浮かび上がっていました。
「ああ、今私は深い山の中にいるんだな」
と、大自然の懐に抱かれていることを実感した瞬間でした。
翌朝の朝食は和食をいただきました。
白米とお粥を選べたので、悩んだ末、お粥をチョイス
最後にいただいたほうじ茶に至るまで、
今まで味わったことがないほど丁寧で美味しい朝ごはんでした。
朝食後はもう一度お風呂に入り、チェックアウトの時間まで
ホテルでのんびりと過ごしました。
長年の夢が叶った嬉しさと、「次にここに来られるのはいつだろう?」
「これが一生で最後の機会になるのかな・・?」
という少しの切なさ。
そんな思いを巡らせながら、
家具や調度品の細部や壁の美しい模様をじっくりと眺め、
忘れないようにしっかりと目に焼き付けました。
チェックアウト後も荷物をホテルに預かっていただけたため、
身軽な状態で再び散策へ。
前日よりもさらに上高地の自然がゆったりと感じられ、
その豊かな気品がじんわりと心に染み渡っていくようでした。
前日より少し雲が多く、穂高の頂は隠れていましたが、
それでも息をのむほど美しく、私の心を魅了するには十分すぎる景色でした。
今回の旅は、大切な貯金をえいやっと切り崩して挑んだ大冒険でした。
でも、「また絶対にここに戻って来たい!」「だから明日からまた頑張ろう!」と、
自然と前を向くパワーをもらうことができました。
登頂は叶いませんでしたが、この2日間で得た体験は
言葉にできないほど貴重で宝物のような時間になりました。
多くの人を惹きつける場所には、
やはりそれだけの素晴らしい理由があるのだと実感します
最後に、上高地帝国ホテルはアメニティも素敵でした。
木製のヘアブラシや木製の歯ブラシなど、
環境に優しい自然素材で作られており、
どこまでも上高地の自然と共生しようとするホテルの誇りを感じました。
またこの場所に来られる日を夢見て。
いつか訪れるその日まで、日々大切に、
また歩んでいきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。
願いを込めて。




















