しんぼるという宇宙で、少しだけ人生を考えた夜。
こんにちはー、ららです。
ダウンタウンチャンネルが始まりましたね。
私は土曜の夜から、生配信・NEWコンテンツ・ガキ使の過去映像、そして映画と盛りだくさんで楽しんでいます。
今回見た映画は、ずっと気になっていた「しんぼる」。
2009年に公開された松本人志監督の第2作で、当時は評判が悪く、興行成績も振るわなかった悪名高い作品です。
私はというと、第1作の「大日本人」にはけっこう共感したタイプなので、「本当にそんなにつまらないのかなぁ」と当時から疑問に思っていました。
とはいえ観にいく機会がないまま、配信でも出会えず、気づけば15年以上が経過・・。
今回、有料チャンネルに加入したことで映画も見放題に! 喜んで観ましたよ!
しんぼる
監督・出演:松本人志
脚本:松本人志、高須光聖
音楽:清水靖晃(「チャイナシャドー」「ジュブナイル」など)
【あらすじ】
デビュー作「大日本人」(07)で、カンヌ国際映画祭の監督週間部門に正式招待された人気お笑い芸人、ダウンタウン・松本人志の監督第2作。
気がつくと、四方を白い壁に囲まれた何もない部屋に閉じ込められていた謎の男の脱出劇が、コミカルかつミステリアスなタッチで描かれる。前作同様、松本自身が主演と脚本を兼任。共同脚本に高須光聖。音楽は「チャイナシャドー」「ジュブナイル」の清水靖晃。(映画.comより)
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・思っていたほど悪くはなかった。
映画は、ほぼ無言劇と、メキシコ(?)あたりの言語による異国ドラマが交互に現れます。
言葉がない劇と、言葉がわからない劇。そのどちらにも字幕は一切つかない。
最初は???となりましたが、イメージで感じるように観ていくと、この言語に頼らない抽象的な演出が、むしろ魅力的に思えて来ました。
どうやら海外向けに意識した構成のようですが、言葉を介さずに世界観を構築する意欲作だったのだと思います。
お笑い要素自体は、正直あまり笑えませんでした。
でも、最後のプロレスのオチは面白かったです!
・天使のいたずらに「あるある」を感じた。
正直、途中で少し退屈になり、「悪評高いのも仕方ないのかも」と思いかけたのですが、ラストのクライマックスにちょっと驚かされました。
意外と思想が深い映画だったんだなという印象。
たとえば、物語では「天使の体の一部(男性しんぼる)」がスイッチとなり、
それを押すことで気まぐれな現象が次々と起こるのですが、この仕組みが後半でじわじわと意味を帯びてくるんです。
自分という存在が、知らぬまに「誰かの偶然」に関与してしまうことって、あるのかもしない。
あるいは、自分の何気ない行動が、どこかの天使のしんぼるを押してしまっている・・?
そんな想像が膨らんで、人生の妙や、宇宙の神秘について、ふと考えさせられました。
くだらないと切り捨てるのは簡単ですが、ちょっとだけ意味を深掘りしてみると、実はとても面白い映画なのでは思います。
・ダウンタウンチャンネル、今のところかなり面白いです!
有料チャンネルに入って良かった!
気になっていた作品をこのタイミングで観られて、とても満足しています。
皆様もぜひいかがでしょうか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今日も素敵な一日をお過ごしください。
願いを込めて。




