悪を持って悪を制す。もはや現代と同じでしょ? 悪の決死隊『スーサイド・スクワッド』
こんばんはー。
最近よく歌を歌いそうになる夢を見るんですけど、いつも歌う直前で目がさめるんです。でも、一昨日の夜は、初めて歌ったシーンを見たんですよ。ところが、誰も聞いていなくて、とても白けているの。なんで歌なんて歌うんだ、って感じで。で、私もすごく下手くそなんです。こんな下手じゃ誰も聞かないなぁ・・・なんで歌っちゃったんだろう、って目がさめる。
調べたら歌の夢って自己表現なんだそうです。歌の夢と、このほぼ誰も読んでいないブログとダブって仕方ないんですけどね。
ブログやめようかなぁ、と思うときもありますけど。
それでも、少しでもアクセスのあるうちは・・とか。ありがたいですしね。それに。
約束しましたから。どんなに下手でも、(もっと上手く歌う方はごまんといる)それでも、他の誰かのではない、自分の声をあげるんだと。エールという曲のことなんですけど・・・
もしも、下手くそな歌を歌っている方がいたら、エール思い出して欲しいです。
『だからこそ僕らは他の誰でもない 誰にも負けない声を挙げて "わたし"を 生きていくよと約束したんだ』
誰にも負けない、は要らないと思いますけどね。
たとえ負けても、自分なりの声を挙げることが必要なんだと思います。
なんて。
さて、今日の映画は・・・・ ってmovie続きですみません。
ほぼお出かけしないんで、コロナ明けても、楽しみは不二家くらいかな。毎日movieです。
今日は、スーサイド・スクワッド(決死隊)という映画を見ました。
デヴィッド・エアー監督。ウィル・スミス、マーゴット・ロビー、ジャレット・レト主演。
スーパーマンが死んだ世界。政府は迫り来る世界危機に備えて、ある軍隊の結成に挑んだ。悪を持って悪を制す。正義のヒーローたちは、なんと凶悪犯人ばかりで組織された軍隊だった。終身刑揃いの悪党らは、勝てば減刑、負けたら死、という背水の陣の決死隊となり、悪(この世のものではない怪物)に挑むのだが・・・
くせものだらけの悪党が政府公認の正義のヒーローとなるところが見ものですが、レビューは散々。見るのやめようかと思いました。それでも見たのは、アメコミ映画が、本当の正義のヒーローではもやは世界を救えない。と考えたところに興味があり・・
象徴的なのがラストのバッドマンが悪人だったというシーンなんですけどね。
なんとなくダブるでしょう。現実の世界でも、もはや本物の正義(の組織と言っちゃって良いかな・・・)は役に立たない。どこかでね、こう時代が複雑になってくると、裏が必要なんじゃないかって。
それで、未来予言のように感じ興味を持って、見てみたんです。
いやー、それでどうだったかというと。
主役が凶悪犯ですからね。なかなか感情移入できずに、レビュー通り、ちょっと辛いものはあったんですけど。それでも、面白かったですよ。
ルールとか、正義とか、忠誠心とか、使命感とか、全く無視ですからね。
彼らを駆り立てるのは、本当の愛と仲間(悪党たちのこと)への気遣いだけ。友情というと少しくさすぎる・・・あれは、「気遣い」とか、「想いやり」ですね。
そういうもののために、特攻隊になり、怪物と戦おうとするわけです。
減刑やお金にもあまり興味がないようでしたね。
本当の悪人というのは、気持ちで動くのね。なんとなく納得しました。
愛に飢えてたから悪人になったのかもしれない。
で、無事に悪を倒して世界を救って、めでたしめでたし、その割に減刑は散々、というオチで終わるんですけどね。
この映画の一番の見所はそこではあまりないように思いました。
主役の決死隊を食っていた脇役のジョーカー(レビューでは主演になっている?ジャレット・レト)と主人公のハーレークイン(マーゴット・ロビー)のカップル。このイカレたバカップルがいいんです。めちゃくちゃいい、純愛。
ジョーカーとハーレクインの愛のドラマだけで見る価値あり、と思いました。
で、純愛にキュンキュンした私ですが、結局悪のヒーローはどうなのか?というと・・・
いや、やっぱり感情移入できなし、困るな・・笑
それでも、もはやこういう救世主を待つしかないのかな、となんとなく納得はしてしまったというか。繰り返しになりますが、損得抜きで感情で正義を貫ける(世界を救える)んですよね。そこがイイ。そして、悪党だけに専門技術というのか、得意技に優れている。ある取り柄や特徴に特化したものたちが、チームを組んで世界を救うというのはアリかもしれないと思ってしまいました。
もはや最大公約数を満足させようとする、幅広い層のウケを狙ったマルチタイプのヒーローは、組織と同様ダメなんじゃないかな、と。例えばそんな政治家に未来を託しても、何も実現してくれないでしょ・・
そんなわけで、私は一癖も二癖もある悪党の日本のリーダー連合を待ちますよ、笑
きっと損得感情抜きで、愛と熱い感情で動いてくださると思いますので。
未来予測にしても、暇つぶしにしても、なんとはなしに楽しく過ごせた2時間のアメコミ映画、スーサイド・スクワット。
お時間ある方は、あと純愛を見たい方、ぜひ! 見てみてくださいね。
「スーサイド・スクワッド」
さてここからは、別のお話。種苗法についてちょっと書いてみます。お時間ある方だけお付き合いください。
私はね、こういう法改正をしようと企む日本政府が本当の悪党だなぁ、と思ったりするわけです。
どこが悪党かって、あの法改正の問題点って、登録品種だけを自家採取禁止にしたことですよ。こうされると、こうすると、一般品種は禁止じゃないんだから問題ないでしょ、と言える。そして、苦労して作った品種を海外で真似された方々は自家採取禁止に賛成する。自家採取禁止にすると、農家の中で、得する方と苦労する方がいるのですが、味方を分断して、お互いを憎しみ合うようにさせたこと。それがまず酷い。
次にね、一般品種は永遠に同数じゃないんです。政府が、こういう何十年後を考えたら、ゆくゆくは全てが登録品種になりうる(そうすると国益とは無関係の多国籍大企業のみが得をするようになる)事態の法改正を、今得をする一部のことのみを正義の盾として、まるで国民を騙すようにね、それのみが法改正の目的と騙って、強行しようとしていること。その言い逃れが汚い。
たまったもんじゃないですよね。こういう悪い面と良い面がありますよ、っていうんじゃないんです。良い面(これは分断するためにわざと作った)のみを目的の理由として掲げるんです。
もはや詐欺ですよ。騙しです。とんでもない悪党だと思いましたよ。
私もフルーツが好きだから、フルーツが保護されるなら種苗法改正も良いのかな、と思ってしまった時期がありました。騙される直前でした。
悪いよね。農家の人々自ら(しかも一部の人々の利益を謳って)が、日本の農業を解体するように企むなんて。解体・・・とかいうと、「想像力のたくましい人たちが反対している」、と賛成派に突っ込まれるんですけどね。いやいや、想像力がなくて、どうやって生き残るつもりなんです。何十年後は見えているでしょう。今の日本のダメダメの姿も、何十年前の企業優先の改革のせいですよ。結果も分析できず、想像もできず、先行きの計画のまるでない政府ってどうなの??? と逆に笑いたいですね。
種苗法を改正したら、30年後は農業解体ですよ、ってね・・・
私たちが満足に食べるものが自給できなくなりますよ、って。
↓こちら面白いです。(私の記事の出典)
本当の悪党を倒すために、悪を持って悪を制す。
悪のリーダーを心待ちにしております。
では今日も良い時間を過ごせますよう・・・
願いを込めて。