現在は最悪のシナリオではないらしいと実感した映画「END DAY」。
こんばんはー。
おうち時間がたっぷりあるので、まったりできますねー
わたしは今日もmovie。
今日はBBC制作のシニカルコメディ。世界最後の日を描いた「END DAY」。
いや、これ、シニカルコメディって言いましたが、誰もコメディとは言っていない。ドキュメンタリー風に真面目に作った(とされている)映画らしいですよ。
でも、どう考えてもこの監督ふざけてると思います。ブラックコメディといったほうがいいのかなぁ。というのもね・・・
物語の始まりはロンドン。地球滅亡のスイッチを押す男が主人公。が、その前に3つのオムニバス物語が語られる。津波、隕石落下、ウィルスのパンデミックの自然災害。それらがすべて絵がショボくてですね・・・
制作の予算がなかったのかな?? と初めは思ったけど、あのショボさは狙っているんだと後になって思いましたよ。
自然災害はショボい。地球滅亡には至りそうもありません。
そして、オムニバスのラストに、専門家が「これら(災害)はいつか必ず来るもの。問題はいつ来るかということだけ・・・」と警告を垂れるんです。
ところがラストの人間による人為的災害のストレンジレッドだけは手が込んでいる。ラストもこれだけ違います。専門家?が、「失敗することは絶対にありません」。つまり災害が起こりません、と笑顔で太鼓判を押します。
ぞっとしますよね。「いつか必ず来る」はずの自然災害には、地球を破壊するほどの攻撃力はなく、人類にとっての希望を持ち合わせていますが、「必ず来ない」はずの人間が作る災害には、人間を破滅に追いやる攻撃力を秘めているんです。
これが人類に対するブラックユーモアじゃなくてなんなんでしょ。
なにせ地球を滅亡させる男が主人公ですしね。その男がオムニバス中で何度も自然災害に出くわすんですが、ほんと知らん顔なの。すべて他人事。悪いよねー
途中眠くなりましてね。レビューも散々だし、総じてつまらない作品でしたが、この作品を貫くシニカルな視点は、ナイス、さすがBBC、と思いましたですよ・・・
「どれが最悪のシナリオでしょう?」(オープニングの問い)
答えは言わずもがな。
結局、一番怖いのは人間ってことですよね。自然はなんだかんだ言って優しいですよ。時に怖い災害をもたらすけれど、・・・今回のコロナウィルスもオムニバスに語られている災害の一つによく似ていますけれどね、やはり希望がある。地球が終わるには至らない、人類は必ず再興するというね。でも、人間がやらかす失敗はもう絶望的。本当に地球が終わりになりかねません。人為的なものが一番怖い。
今コロナウィルスの禍で生活を苦しめられている方は、自然災害には希望がある点を思い出すという意味では、この映画を見てみるのもいいかもしれません。
END DAY (アマゾンプライムで無料です)
まぁ、最悪なのは、自然災害だと思っていたものが人為的災害だった場合なんですけどね。
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今日は映画感想で終わってしまいましたが・・・
素敵な時間を過ごされていますよう・・・
願いを込めて。