女二人旅・X'mas 六本木ミッドタウン~東京タワー編
「誰かが誰かのサンタクロース」
~MIDTOWN CRISTMAS 2013~
地下鉄六本木駅を降りて8番出口を出ると、外苑東通りのすぐ右手が東京ミッドタウンである。ミッドタウンのイベントなのか、それともただの有志なのか、地上に出た途端、サンタクロースの行列が(しかもなぜか全員自転車に乗っている)ひゅうひゅうと大騒ぎをしながら通り過ぎていった。
クリスマスを実感した一瞬。お祭り騒ぎの予感。とりあえず腹ごしらえをしようと、友人I氏と四国料理を食べにいく。
サンタクロースの集団 (信号を渡りながら急いで撮ったら ブレてしまいました) |
通り過ぎるまで長かった 何十人サンタがいたのやら |
たどり着いたのは、四国料理の「はちはちや」さん。外苑東通りミッドタウン西の信号すぐ(信号交差点の西側)、2007年にオープンして以来、四国直送の新鮮材料にこだわった、斬新かつ伝統の息づく四国郷土料理を提供している。マスメディアでも話題になった人気店。
四国味遍路 はちはちや 六本木店
お鍋のコースが4種類あったので、味噌好きの私とI氏は四万十豚の味噌鍋コースを頼んでみた。
料理の前に、まずは、ルジェカシスみかん (カシス)オレンジではなくて、愛媛のみかんを使用している |
前菜の後に四国88屋サラダが登場。さつま揚げが入っていて美味しいなぁ、と思ったが、さつま揚げは鹿児島なので、じゃこ天かもしれない。
・たべてみさいや 宇和島じゃこ天マップ
さつま揚げにしては歯ごたえがコリコリで美味しかった 宇和島じゃこ天入りサラダか? |
次はお刺身と鰹のタタキ盛り合わせ。鰹は本場高知の土佐鰹。(トッピングに土佐ミョウガ)藁で焼いたものを塩をかけて戴いた。臭みが全くなくてこれまた美味しい。
ちなみに、鰹のタタキは、はちはちやさんが一番こだわっているメニューなんだそう。
トッピングのミョウガが良かった 赤玉葱も血液サラサラになりそう |
外観と店内は木や和紙を使ったモダンな作り |
入口入ってすぐ レジのところで四万十川あおさのりを売っている |
高知の四万十豚の味噌鍋は味噌の御汁が濃厚で甘かった。その割に季節の野菜は負けてない。いかにも新鮮そうな大きめのカット。下手に煮込まれてなく、素材の味が生きている。アツアツのところをぺろりと平らげて、甘い御汁を飲んで温まる。
メインデニッシュの四万十豚の味噌鍋 |
揚げ物3点盛り |
落ち着いた雰囲気の店内 右手に個室が2つ有り カウンターの中では藁を燃やして鰹を焼いている |
コースのお料理の最後は讃岐うどん。コシがありそうな綺麗な麺。味噌鍋のあの甘い味噌の御汁も追加投入される。すでに茹で上がっているので、火を通すくらいでいいですよ、とのことだったので、ほんの1分ほど軽く煮ていただいた。濃厚な御汁に讃岐うどんがよく絡んで美味しい。
ついに讃岐うどん登場 お鍋に投入 |
デザートは愛媛伊予柑のシャーベット 最後まで美味しかった ごちそうさまです |
お腹いっぱいになったところで、東京ミッドタウンのイルミネーションを見に行く。
ところで、はちはちやさんはI氏のチョイス。私が次は四国に行きたいと狙っているのを知ってか知らずか、四国料理を堪能したらますます行きたくなってしまった。レジの前には四国の旅行ガイド。道後(松山市)や鳴門のお酒に八十八ヶ所のふるさと切手の本。箸袋の裏には四国の方言講座が書いてある。
伊予弁。土佐弁。讃岐弁。阿波弁。小説「坊ちゃん」のいたずら好きな生徒を思わず思い出してしまう言葉もちらほら。
こういう産地の素材にこだわった斬新なお店を、ぜひ本場で出して欲しいものだ。伝統と融合した新しい感覚を。古い古民家でも使って、里山のチカラの若者たちみたいに。
店員の一人一人に勧めてみたくなって、出身を訊いてしまった。東京で修行したらぜひ・・・なんて。いや、余計なお世話だけれど。
・里山のチカラ
東京ミッドタウン |
中に入るとダイアモンド・ダストが綺麗に煌めいている |
こちらはスターライトガーデン |
7年前から始まったミッドタウンのクリスマスイルミネーション。スターライトガーデンは、写真を始めたばかりの頃、好きで何度か撮りに来た。あの頃は混んではいたけれど、普通に歩いて見に行けたものだった。
が、何年ぶりかに訪れたら、進行方向が一方通行になっていて、こっちの道はダメだとか、地下から回れだとか、交通整理をするスタッフが導く方向でないと歩けない。しかも、その地下へと続くイルミネーション(を見に行く人々)の入口は行列が出来ていて、なんと1時間待ちだという。
今年のスターライトガーデンのテーマは「宇宙の広がり」だそうで、360度全方位で輝く光のアーチ、「クロスオーバーイルミネーション」の演出が見所だ。間近で見たいと思ったけれど、1時間待ちはやはり厳しい。六本木から歩いて東京タワーに行く予定だったので、展望台の入場の最終時刻が迫っていた。残念だが、スターライトガーデンは、3階と2階のガラス越しに見て終了。I氏の後を追ってその他の見所を見て回る。
ガレリアのダイアモンド・ダスト |
ガレリア地下1階のクリスマス市、マルシェ・ド・ノエル |
こちらはガレリア1階のサンタツリー |
レア?な七福神サンタ発見 |
いろんなサンタがいますなぁ |
ツリーシャワーが高さ4mのサンタツリーに変身 みんな夢中で小さなサンタを見ている |
シャンパンイルミネーション 6万個の白色LEDと 140本のスノーフォールを使用したイルミネーション |
ミッドタウン開発前の旧防衛庁時代から この土地を見守ってきた樹齢60年のクスノキ |
ミッドタウンプラザ こちらがスターライトガーデンを見に行く人の入口、 1時間待ちの列が出来ている |
ミッドタウンのスターライトガーデンの行列を尻目に東京タワー方面へ。
それにしても、以前の方が良かったような。1時間も待たされることなんてなかった。眩い芝生広場のブルーのイルミネーションを頂点に、人々が自由に流れ、交錯するところが都会らしい時めきを感じさせてくれたものだったが、一方通行だなんて妙につまらなくなったものだ。以前が混乱していたとはどうしても思えないのだが・・ (それともクリスマス前後数日の混雑時は以前から一方通行だっただろうか??)
ちなみに、下の画像が本当のスターライトガーデン。1時間待っても見たいだけあって、さすが綺麗。
外苑東通りを歩いて東京タワーへ |
ヒルズ前を素通り けやき通りを見逃した |
東京タワー登場 オリンピックカラーのダイヤモンド・ヴェール |
真下から 東京タワーどーん |
30分ほど歩いて東京タワーに到着。恒例の正面玄関前の巨大ツリーとオーナメントが綺麗。
正面玄関前のオーナメント |
東京タワー名物の巨大クリスマスツリー |
シャンパンゴールドを基調にした LED2万個のツリーとオーナメント |
ちょっと恥ずかしいが カップル向けの 写真撮影用のベンチで記念撮影 |
展望台からの夜景 |
東京タワーの今年のイルミネーションのテーマは、
「TOKYO Night View クリスマス」
だそうで、展望台の天井から天の川のようなオーナメントの煌きが。
これ、東京タワーの初の試みだそう。恒例の正面玄関だけではなくて、大展望台にも4万個のイルミネーションを飾り、大人の空間を演出。大展望台2階は赤の「レッド・クリスマス」、大展望台1階は金の「シャンパン・ゴールド」が、それぞれ施され輝いていた。
記念撮影のスポットではサンタの仮装をして写真を撮ってくれるブースがある。サンタの格好をして撮ってもらうのも楽しそうだ。(ストロボ、専用のライト付きでプロが撮ってくれる)
こちらが大展望台2階のレッド・クリスマス |
2階のツリーも赤を基調に |
夜景を撮るI氏 |
レッド・クリスマス 天の川に見える |
こちらが大展望台1階 ゴールドを貴重 |
「シャンパン・ゴールド」 気品とゴージャス感を演出 |
展望台でも記念撮影できます |
地上に戻ってきました ノッポン兄弟にご挨拶 |
また来るね!東京タワー |
スカイツリーを撮り逃しました こちらはI氏が撮った写真 |
そんなこんなでオチもなく今年もクリスマスが終了。
ギリギリで間に合ったか、間に合わなかったか。
誰かが誰かのサンタクロース。来年こそは、小さな力でいいから、誰かのサンタクロースにきっとなれますように。
最後に、I氏にありがとう。
(私の小さなサンタクロースは彼女だったかも)
それでは、皆様、メリークリスマス!
良いお年をお迎えください。