7月7日、七夕。東京キャンピングカーショー2013に行ってみた。
7月7日、七夕。「東京キャンピングカーショー2013」に行ってきました。
お台場の東京ビックサイトで、キャンピングカーの展示会があったのですね。
出展車両157台、ビルダー52社の「ビックなイベント」だそうですが、
業界のことも車のことも詳しくないので、どれくらい凄いのかよくわかっておりません。
今回のイベント参加で、その筋のマニア、もとい、ファンがめちゃくちゃいるのだ、ということを
初めて知った次第です。
とりあえず、キャンピングカーファン初心者× → 予備軍○ の私は、
以前から欲しいと思っていた軽キャンピングカーを物色してきました。
そうです、私はマイカーで日本中を旅してやろうというささやかな
野望、いえ、願望があるのですね~
願望があるなら今すぐ買えよ、とツッコまれた方、少々お待ちください。
給料全額お小遣いの若き日ならいざ知らず、じじばば抱えてのこの年になると、
車はけっこう敷居が高いのです。乗る頻度から言ってもレンタカーの方が便利だしなぁ。
なので、ただの車なら買うつもりはまったくありません。
が、キャンピングカーはなにせ動く家です。
大きな重たいザックで、テント担いで山道を行くより、テントに車がついてたほうがいい、
それがアラビアン・ナイトの「魔法の絨毯」みたいに頂きに飛んで行ってくれたらもっといい、
イメージとしてはそんな夢の世界の実現です。
キャンピングカー1台あれば、早朝の撮影も深夜の撮影も、車の中でのブログライフも
お手の物。
全国どこでも移動可能な行動拠点が出来ると思うと、乗る頻度もめちゃくちゃ増えそう。
「究極の遊び道具。
キャンピングカーを持つということ。それは新しいライフスタイルを手に入れることなのです」
(東京キャンピングカーショー2013の徹底ガイドより抜粋)
ということで、いつかの空飛ぶ絨毯的なキャンピングカーの購入に向けて、
一歩を踏み出した私。恋人や夫婦の軽キャンパーでの旅が人気の今、
未来の彦星との新しいライフスタイルを夢見るのもいいかもしれません。七夕だけに。
多少こじつけっぽいですが、未来はあるのか、いや、未来はどっちだ、的な東京ビックサイト、
お台場の炎天下の一日のはじまりです。
写真下、りんかい線、国際展示場駅到着。
暑い。あまりにも暑い。りんかい線で国際展示場に到着し、地上に出た瞬間、
軽いめまいに襲われます。皮膚が息ができません。燃え出しそうです。
何でしょうこの暑さ。今年は殺人的です。
冷房がないと、もはやまともに生きていけなさそう。酸素ボンベ的に冷房が必要そう。
東京電力を喜ばせそうで、電気代がえらいことになりそうで、それもめちゃくちゃ悔しい。
などと妙な腹立ちを覚えながら、
そんなに暑いならすぐに涼しい東京ビックサイトへ向かえばいいものを、
あまりに青空なものだから、お台場散歩なんぞをしたくなってしまいました。
りんかい線の国際展示場の駅の前で地図を見つめます。
東京ビックサイト(徒歩7分)方面から逸れて、潮風公園まで続くお台場のプロムナードに
進みました。
↓写真下、東京ビックサイトです。(またあとで戻ってくるからね)
↓写真下、駅前の地図。中央の夢の大橋を渡りたくなったのです。
↓写真下 夢の大橋を渡っている最中です。ゆりかもめ線をバックに。
↓写真下 夢の大橋からホテルトラスティ東京ベイサイト。
夢の大橋で、引き返せばいいのもを、見どころ満載のムードに押されて、
強欲的に先へ進んでしまいます。
(帰宅後、この散歩が祟って、火傷したように皮膚が真っ赤になってました)
↓写真下、夢の大橋から東京都水の科学館。(中央)
↓ 夢の大橋 東京名所の絵が並んでいます。
↓写真下、パレットタウン大観覧車。
↓写真下、ヴィーナスフォート。
↓フジテレビ、ダイバーシティ東京プラザ。
元X JAPANのHIDEさんの「ソロ活動」20周年を記念したhide MUSEUM。
今ダイバーシティで開催されています。オフィシャルショップの後ろにガンダムが見えました。
↓写真下 ガンダム。 何年ぶりかの再会です。(懐かしいです)
後ろではガンダムフロント東京のオフィシャルグッズが売っています。
↓写真下、ザ・タワーズ台場、目立ってます。
お台場散歩から、東京ビックサイト戻ってきました。
今日の目当てのキャンピングカーショーです。東第3ホールです。
↓写真下、入口のチケット売り場。
ちなみに、7月6日と7日で延べ2万3千2百78人の来場者があったそうです。
入場してすぐに福島観光物産交流協会さんのイベントに遭遇します。
幸先がいいです。こういう些細なことに運命を感じます。
車の旅に深入りしたくなったそもそものきっかけが、福島県の旅でした。
その時現地で見た「この時代、咲いてみようじゃないの」の八重の桜のポスターも健在です。
そうです、東電がボロ儲けする地球がおかしくなるほどの炎天下のこの時代だって、
よっしゃ、咲いてやろうじゃないの、
とばかりに先を進みます。(いや、空元気ですが。咲けたらいいな、くらいが本音です)
おそらくものすごい貴重なシロモノもあるのでしょうが、軽キャン目当ての私が
一番初めに目にしたのはこちら。↓
神奈川県のビルダー、インディアナ・RVのインディ727です。
車両ベース車はマツダの「スクラム」です。
インディ727の特徴はアルミボディーパネル、とにかく断熱、軽量。
省エネ、リサイクルで環境にも優しい! 運転席のシート部分が広い&リクライニングが自在。
・詳しくはこちらへ
特殊用途自動車の8ナンバーです。中はこんな感じ。
お次は防衛省共済組合の指定のカーショップスリーセブン。こちらは福岡県の販売店、
キャンピングカーのレンタルもやっています。
下の写真はオリジナル軽キャンピングのMOCシリーズです。世界にひとつだけの
自分仕様のオリジナルの軽キャンピングカーを製作してくれます。
小型貨物車の4ナンバーです。車両ベース車はスズキのエブリーです。
・くわしくはこちら
車内の床が広いです。
意外と気に入ったのでしつこく撮ります。その隣に、ベース車がダイハツアトレーの
ものがありました。
アトレーの車内はなんと畳です。和風でいい感じですね~
まだ3台しか見ていませんが、こんな感じの内装がいいなぁとほぼ心を決めてしまったほどです。
お次は福岡県ナッツRVです。ナッツRVは日本最大級のキャンピングカービルダーです。
(運転席の上の部分)イルカが並んでいるみたいで可愛いですね。
「キャブコン」のクレアのシリーズのようです。
もちろん軽ではありません。
(軽キャンパーはビルダーごとに点在しているので、
豪華キャンピングカーやトレーラーの合間合間に見つけています)
こちらはミラージュタイプXです |
下の写真は東京ボナンザのキャンピングカー、ジェイコ メルボーンです。
車両ベース車はフォードEシリーズ、バンなのでこれは「バンコン」です。
キャンピングカーはバンベースのものを「バンコン」、トラックの運転席(キャブ)を残したものを
「キャブコン」というそうです。マイクロバスをベースにしたものは「バスコン」ですね。
この「コン」はコンバージョン(改造・改装)の略です。
また、運転席と一体化していないもの(エンジンがなくて居住部分のみのキャンピングカー)
はトレーラーです。
フォードのゼロを数えてしまいました。15,540,000円なり。
同じくボナンザのフォードのEシリーズです。
下は、一番人気のウィネベーゴ ライトファイブ 30FWRES (Fifth Wheel Trailer)です。
車内を見るために行列をしています。ウィネベーゴはアメリカのキャンピングトレーラーです。
千葉の正規代理店のニートRVさんが出展していました。
後ろと中はこんな感じです。
車内を見るのに、何十分待ち? といった感じでした。ちらりとのぞきましたが、
トレーラーですし、もう完全な家っぽかったです。
・車内を詳しく見たい方はこちらへ。
大型のトレーラー、バンコンから軽キャンピングカーに戻ります。
下はキャンピングカー広島さんのミニバンキャンパー、ポップ・コン(POP.com)です。
ギャレー(流し台・料理するところ)をベッドの下に沈めました。キャンピングカーというより
乗用イメージを崩さず、スタイリッシュでさりげないボディです。
・詳しくはこちら
下は神奈川オートワン、軽キャンパー専門店です。大型家電が使える「給電くん」に
ペットと一緒のお出かけを想定した「愛犬くん」
給電くん |
愛犬くん |
下の写真はさっき見たナッツRVのエクステリア、ボーダバンクススタイル
(運転席の真上にベッドが空間がある)のキャブコンです。
下は、さっきも登場した東京ボナンザの出展、アメリカの豪華トラベルトレーラー、
ジェイコ JayFeather ウルトラライト228です。
頑張って車内も撮ってみました。
今度は、軽トラキャンパーです。
山梨M.Y.Sミスティック社製のミニポップビー(mini pop bee)、キャンパーを脱着可能です。
農業の合間にキャンピングカーとして使用するなんていうのもありでしょうか。
軽トラくん頑張ってます。水色とピンクが可愛かったですね。
・詳しくはこちら
ただし、軽トラくんは座席が直角です。リクライニングなんてないそうです。
おまけに3速(AT)です。ターボなんてありません。高速を走ったらガタガタ揺れて
それは恐ろしいそうです。
というのを教えてくれたのが、下の車両持込でキャンピングカーを製作してくれる
埼玉のメティオの営業さんです。ラクネル(rakuneru)という自社製品を出展していました。
写真下↓「ラクネル」です。
この営業さんが熱い方で、いいと思う車、悪いと思う車をはっきりと言います。
この場合の「車」は、キャンピングカーを製作するにあたってのベース車です。
ラクネルはベース車内にアルミフレームでベッドやダイネットシートを架装するそうです。
ベース車に穴を開けないので、いつでも元の車に戻すことができます。
従来のキャンピングカーは家具などが車の一部となりますが、ラクネルは
車中泊が快適にできる装備を車に積み込んでいるという感じだそうです。
・詳しくはこちら
私は初めの方に見たカーショップスリーセブンのMOCシリーズから
ラクネルに目移りしました。
元の車に戻せるのもいいですし、床下の収納の広さが全然違います。
またおすすめのベース車、アトレーRS(4AT・ターボ付き)にも心が動かされました。
↓写真下。ダイハツの出展コーナーでアトレーRSのキャンピングカーに試乗する。
ダイハツのキャンピングカーだと、車両持込のラクネルさんより若干お高めですが、
乗り心地は、まぁ合格点でした。気になるのは運転席の真下がエンジンってところでしょうか。
個人的にこれは、ちょっと避けたいですね。何か事故があったとき、
一瞬の差で吹っ飛ぶか、生き残るか、生死を分けそうな予感がします。
電磁波の直撃も心配です。どうしようかなぁ。
写真下は東京コイズミのかるキャンです。走行時とスティ時に形が大きく変わります。
拡張時の車内はとても広かく感じました。
スズキキャリィがベースです |
拡張時の室内 |
走行時(扉が下まできます) |
スティ時 |
・かるキャン 詳しくはこちら
下は埼玉のオートショップアズマのキャブコンバージョン、ケイ・アイ(K-ai)です。
ベース車はマツダのスクラムです。
写真を撮らせてもらいました。
・オフィシャルブログはこちら
その他もろもろ回って、ウィネベーゴ ライトファイブがまだまだ行列なのに驚き、
さて、そろそろ帰ろうとした最後の最後に、ホンダを見つけてしまいました。
ずっとこの行列はすごいです |
ん?これはなんだろうと近づく |
愛知の輸入車販売業社ホワイトハウスの軽キャンパー、Neoです。
ベース車はホンダN BOXです。
同じくこちらは、Hobio MYBOXです。
ベース車はホンダのHobioです。
きましたね~ 最後の最後に大トリ、という感じでホンダ登場です。
アトレーに心が動いていたのですが、これを見ちゃうと、やっぱりこっちかな、と。
ホンダを持込んでラクネルさんに作ってもらうというのもありかも。
もう少し資料を見ながら楽しく迷ってみようと思います。
・ホワイトハウスのNBOXキャンパー詳しくはこちら。
・開発レポート(Neo)
・開発レポート(MY BOX)
一心不乱に軽キャンパーを見ていたのでお腹がすきました。
有明パークビル2階の「中村孝明のお店」に行ったら5時からでした。
1時間ほど待つのが無理っぽかったので、穴場と評判の「ブレンドマイスターカフェ」へ。
有明パークビル |
中村孝明有明店 |
ホテルサンルート有明の1階です。イケメンのおにいさんがメニューを持ってきてくれて、
「土日限定のオムライスがおすすめですよ」。
見ると、オムライス900円なんですね。お台場とは思えないリーズナブルな価格。
ビジネスホテルとはいえ、ホテルの1階です。それなりの高級感があるのですが。
しかも、店内、他にお客が誰もいません。
ゆったりした空間を独り占め状態です。よかったらこちらでどうぞ、と
喫煙用に、バーのスペースを使わせてくれた店員さんの笑顔も素敵でした。
お台場でランチ難民になったときは、ぜひブレンドマイスターカフェさんへどうぞ。
ホテルサンルート有明 |
ブレンドマイスターカフェ 店内窓際 |
この猛暑になぜ・・と思いながら つい頼んでしまった |
オムライス、ふわっと卵が美味しいです |
それにしても、まったくの無知から、わずか1日でずいぶん軽キャンパーに詳しくなりました。
候補車も絞り込めてきました。
七夕に一目惚れの出会い、とは行きませんでしたが、
今日のお台場の数々の軽キャンパーとの出会いを大切にして、
ぜひ、来年以降に活かしたいと思います。
(来年買いたいのですよ)
軽キャンパーでの旅日記をお届けする日をお楽しみに!
(映画「イージーライダー」みたいにあっけなく玉砕しないといいですが!)
続く。
※今日のBGM