愛猫へ
最近猫を飼いはじめて、これが可愛くて仕方ない。
犬は人に懐き、猫は家に懐く。と言うように、猫など薄情なもんだろうと思っていた。
大間違いだ。
あまりにも今まで付き合っていた人間どもにそっくりなので、私はずいぶん驚きました。
愛情をかければかけるだけ、猫もこちらに対して大きく返してくれるんですね。
泣けば、慰めてくれる。
誰かと喧嘩をすれば、しがみ付いて止めに入る。(ほんとですよ~)
良くした日は、自分の寝床を忘れて、私の背中で眠りにつく。
放っておくと、すねる。
知らんぷりして、「ツンデレ」かます。
ああ、愛猫。
お前と付き合うことを覚えると、人間様ともうまく付き合えそうですよ。私は。
ちなみに生後9か月。
あと少しで、発情期に入るんだろうか。
去勢手術(避妊手術)なんてしたくない。人格があるように猫格だってあるだろうから、お前が変わってしまいそうで嫌だ。カッコーの巣の上でと言う古い映画の主人公みたいに思えて来る。
そのままの愛猫のまま、のびのびと生きてほしい。
だからと言って、お婿さんを探しても、たくさん子供生まれたら育てきれないしなぁ。
どうしたらいいんだろう。
ごめんね、愛猫。
もっと広い家に生まれてきて、たくさんのお前の子供を養えるほど豊かだったらよかったのにね。
さみしいから、可愛いから。
わがままして、飼っちゃって、ごめんね。
Xデイがいつ来るのか、お母さんはびくびくしながら暮らしています。