職に対する情念の違いを見る「わたしはダニエル・ブレイク」「ボブという名の猫」



 こんにちはー

 movie ばかり見てますよ。いつものように勉強もしているんですが、全く頭に入らない。記憶力の衰えを感じます。覚えたところから忘れていってしまう感じ。困りました。
 現実逃避のmovie、昨日は3本見たうちからこの2本をご紹介。


 ボブという名の猫 幸せのハイタッチ


 私はダニエル・ブレイク

 (アマゾンプライムで無料です)


 どちらもねー、路上生活者だったり、ホームレスギリギリのところで踏ん張っている方々のお話。身につまされましたね。自分もいつそういう境遇になってしまうかわかりません。

 日本では、将来年金だけで過ごせる方は皆無だと思います。貯金なり、面倒を見てくれる子どもなり、一生働ける仕事なりが絶対必要です。
 わたしは一生働ける仕事が欲しいと切実に願っているわけですが、こう頭が悪いとちょっと考えてしまう。働けるかなぁ。今の仕事ができなくなったら、どうしよう??

 また、コロナ禍が進行すれば、遠い未来の話でもありません。
 なので、身につまされました。

 「わたしはダニエル・ブレイク」の方は、心臓病で医者から労働を禁止されているのに、国からの援助金を打ち切られた老人のお話。自らが困窮しているのに、シングルマザーと子供たちを助ける・・・という姿に感動を覚えます。が、わたし的には、「人権をかけての役人(国のシステム)との戦い」が一番の焦点だと思います。
 
 「ボブという名の猫」は、踏んだり蹴ったりの元路上生活者が、猫を飼い始めてからツキが変わる。心の拠り所を得て、人として再生していく物語。




 この猫がかわいくてねー 不思議ですよね。猫が一匹いるだけで、人生がガラリと変わってしまう。主人公の心がみるみるうちに強くなっていく。猫って偉大だ、と心底思いました。わたしの人生も猫がいなかったら、どうなっていたかわかりません。

 ペットなら犬でも同じだというかもしれませんが、犬は従順であることから、人生を変えるほどの指揮者のイメージはどうもないというか・・・猫はその不思議な魔力で、人を導くものになりうると思うんですよね。まぁ、犬や猫や鳥などのペットが心の拠り所になって、人の心が強くなる点は同じだとは思うんですが・・



 それにしてもほんとボブがかわいい。こんな猫がいつも自分のそばにいてくれたら、わたしも更生しちゃうかもしれない。ちなみに、ストリートを走るシーンの茶トラ猫は、本物のボブらしいですよ。替え玉役者猫では失敗したそうです、笑




 「わたしはダニエル・ブレイク」も、「ボブという名の猫」も、身につまされて、小さな政府のいやらしさを感じて、色々と考えさせられる物語でした。

 ひとつ疑問なのは、主人公たちの職という意識に対する情念がちょっと日本より低いのかな・・という点です。
 医者から止められてても、支援を打ち切られたら、わたしだったら死んでも働くかなぁ、とか。路上生活者から支援で家を得たのなら、まずはストリートにいた頃とは別の仕事を探すんじゃないかなぁ、とか。

 まぁ、結果、映画の主人公たちは自分のやり方で成功するわけですから、職に固執するこちらが間違っているのかもしれませんが。

 でも、もう少し、・・・日本だったら違うような気がしただけです。
 ・・いえ、国からの支援とか、今までアテにしたことがなかったということに気がついたということでしょうか。
 日本ってアメリカやイギリスよりは、大きな政府の部類だろうと思っていたんですが、それでも、まったくアテにできない。
 老後も全くアテにしていない、年金もダメだろう、と今から覚悟していたんだなぁ、と気がつきました。

 もう少しアテにできたら、不安も減るのかなぁ。
 でも、できますか? あの安倍政権が何をしてくれると思います?
 マスクや、定額給付金の申し込み用紙は全然届かないのに、税金の書類だけはサクサク届く政権ですよ。

 やっぱり勉強しないとやばいなぁ。このボケた頭に鞭打ちながら、せっせとがんばりますよ・・・・

 もしくは、わたしの老後までに、素晴らしい政権が生まれていますように。




 ・・・・・・・・・・・・・。



 どんな老後を過ごす予定ですか?
 それまでに(その時も)素敵な時間を過ごされますよう。
 願いを込めて。






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