中東に戦争が起こるとき。



 えー、こんばんは。
 昨夜、とんでもないことが起こってしまいましたね。




 トランプ大統領の命令で、米軍がイランの革命防衛軍の幹部を空爆で殺害。実質上の先制攻撃(なのに、ツイッターで、「私は戦争する気はない。防衛しただけ」と言っています)となり、一触即発どころか、もう戦争が始まったと言っても過言ではない状況です。


 なんだかなぁ。

 こんな時に、安倍首相は今日もゴルフですって。なんて呑気なんでしょう。





 この後、米国とイランがどうなるのか、以下のウェブサイトで、イラン報復の選択肢を説明してくれていましたので、ご紹介します。

 【解説】サイバー攻撃?ホルムズ海峡封鎖?米による司令官殺害 イラン報復の選択肢 


 イランがソレイマニ司令官殺害の報復として取り得る主な選択肢の四つだそうです。

 1、代理勢力を利用
 2、サイバー攻撃
 3、石油輸送の大動脈(ホルムズ海峡)封鎖
 4、軍事攻撃

 
 で、一番厄介なのが、やはり4の軍事攻撃。記事によると、


 最も破局的なシナリオは、イランによる軍事攻撃だ。イランが中東の米国とイスラエル、サウジアラビア勢力に対し弾道ミサイルを使用すれば、中東での全面的な紛争に発展する恐れがある。  


 だそうで、記事は、米国とイランはお互いに直接的な戦争を望んでいないと結んでいますが・・・ どうなんでしょうね。少なくとも、間接的な戦争は、大いにあると思うんですよ。代理戦争しかり、軍事攻撃もね、中東で代理勢に報復・・・ということが。

 中東はとんでもないことになることは間違いないと思います。そんな時に、ちょうどいい具合に現在、調査・研究目的で中東に派遣される自衛隊ってどうなんでしょう?(海上自衛隊は、1月中に、中東への派遣命令が下る予定です)タイミング良すぎますよね。

 
 以前、私がこちら(天皇陛下万歳、の違和感。その2 平和の祭典から戦争へのミスリード)で書いた記事を抜粋させていただきます。


 天皇陛下が訴える国際平和とは真逆のことです。時事やスキャンダルに隠れてこっそりと、安倍内閣は、我が反戦国家の自衛隊に、武力行使をさせようとしているのです。しかも、国会の論議も承認も得ずに、特別措置法等の整備もなく、ましてや国民に何も知らせぬままに、・・・自衛隊を海外派遣し、武力行使を(後付けで)認める、という「海上警備行動」を発令しようとしています。(その可能性について言及しています)その布石としての、国会承認が不要である「調査、研究」目的の自衛隊の中東派遣なのです。



 もう状況が変わりました。自衛隊の中東派遣は即刻中止にしていただきたい。
 もししないというならば・・・

 本当に・・自衛隊をこんな危険な状況に追い込んで、ゴルフをしているという我が国の総理大臣が憎たらしいです。米国の言いなりに勝手に憲法解釈を変えてしまい、集団的自衛権もOKにしてしまった。自衛隊は武力行使せざるを得ない状況になりますよ。調査、研究の海外派遣のまま。そして、憲法違反のまま。そのままでは、なし崩し的に。中東海域だけで済むはずがありあません。そして、命を犠牲にしますよ。若者が! 我が反戦国家の前途ある若者が。

 お前が戦争に行け、と言いたいですね・・・まぁ、毎回そればかり言っているんですけどね。他に、憎しみを昇華させる言葉が見当たりません・・

 
 それにしても、今回の件で、私は安倍首相だけではなく、トランプ大統領にも幻滅してしまいました。日米FTAの不甲斐なさを責めても、その怒りは、現政権の方を向いていて、アメリカに対しては憎しみはなかったのです。やるなぁ、トランプさん。(やられたなぁ、さすが・・)という、むしろ賞賛の思いすらあった。

 しかし、この戦争を仕掛けた時点でもうダメです。がっかりしました。
 こんな自分のために、多くの人の命を犠牲にすることに対して、何の罪悪感もない男の言いなりになってはダメだ。こんな男についていってはダメだ、とはっきり思います。
 日本はトランプさんと決別すべきだと思います。

 日本はイランに寄り添うべきだとさえ考えます。


 私は日本は反戦国家だと信じています。先の戦争を終えてからずっと、なんだかんだ文句を言われながら、文句を言いながら、不戦の誓いを貫いてきました。
 まぁ、イラク戦争とかありましたけどね・・・「米軍に基地を提供することで、国際人道法違反の戦争犯罪に、日本も加担してきたのです」とか、言われてますけどね・・・
 でも、そこから、憲法違反のまま戦場に自衛隊を派遣することがどういうことなのか、多くを学んできたはずです。もうダメです。米国に寄り添いすぎて、同じ過ちを繰り返しては。
 こんな戦争好きな男に付き合ってはいられません。振り回されてはいけません。


 「やってられないわ(古いですが、プレイバックパート2のセリフです)」。


 日本は、自衛隊の中東派遣を中止していただきたい、と思います。


 ・・・・・・・

 
 どうなんでしょうね。さすがの安倍首相も、これで目が覚めないでしょうか。ならば、早急に憲法改正を、と馬鹿馬鹿しく、茶番のように、言い出すのでしょうか。アメリカは大切な同盟国ですが、こうも何でも言いなりになる意義があるのかどうか。その代償は一体何になるのか?
 自衛隊のみならず、売国政策で国民の命と健康を差し出してまで、金魚の糞になるのがそんなにいいのか。自分のトランプファースト外交がどれだけ愚かだったのか、いい加減、目を覚まして、考え直していただきたいと思います。

 今の危険なアメリカと適度な距離を置き、中国や、イラクに対しても寄り添うことを思い出していただきたいと思います。

 トランプ大統領の政権交代を私は一刻も早く願います。




 ☆出典・参考☆
自衛隊の中東派遣 閣議決定までの内幕




 


  


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