今年いっぱいでゲームやめようと思います。



 ゲームをやめるのは禁煙に似ています。今年いっぱいでやめるぞ!と誓ったゲームがあるのですが、あれも安定剤の一種なので、やめるのもストレスが増えるような気がします。喫煙者の理論と一緒です。やめるとストレスがたまるから、余計健康に悪い、・・・という・・・

 私はingressというオンラインゲームを5年以上やっています。
 ingressは仮想現実空間での陣取りゲームのようなもので、それはそれは美しいゲームでした。
 わたくし、ゲーム業界のことには詳しくありませんが、もしも、今まで発明されたゲームにランキングをつけるとしたならば、間違いなく上位に入るのではないかと思ってしまうほど、見事に設計された、完璧なまでに美しいゲームだったんですよね。

 なぜ、過去形かというと、最近仕様が変わってしまって、前の姿が消えて無くなってしまったからなんです。


同じゲームのルールなのに、ビジュアルが全く違う。それだけなら許せるんですが、最も違う点は、陣取りゲームだから、リンクを張って、フィールドと呼ばれる陣地を作る操作があるんですが、そこが全く違う。
 以前のイングレスには陣取りゲームならではの、そこにこだわりというか美学があったんです。ポータルからリンクが発生する時の美しさ、フィールドが完成した直後の恍惚感。それらがゲーム上できちんと表現されていたんですよ。

 ところが、新しいゲームは、いつの間にかあっさりとリンクが張られ、フィールドが完成している。いつできたのかわからないくらい、あっけなく終了してしまうんです。

 なぜ、陣取りゲームなのに、そこ(一番重要な点)に手を抜いたのか、私にはさっぱり訳がわかりません。イングレスというゲームが、陣取りゲームであるという前提を放棄しているとしか思えないんです。

 
 まぁ、そんなことを言っても、どうせ最近の私は、リンクを張らなければ、フィールドも作りません。ハックと、デプロイと、リチャージしかしないんですから。(陣取り以外の基本操作と思っていただいて結構です)

 ハック画面はこんな感じです↓ 



 リチャージというのは、味方を励ますことのような感じですかね。



 で、新しくなったイングレスというゲームが、陣取りゲームを放棄して、なんの美学に力を注いでいるかというと・・・3D(立体的表現)を重視したという話を聞きますがそれはそうでもない。・・・気がする、大して美しくないから。

 私が思う、新しいイングレスが良くなった点は、攻撃と構築の基本操作。すごく操作性が良くなった。特に攻撃面、操作もビジュアル面も素晴らしくなりました。それに付随して、力を注いでいるのが、オンラインゲームの特性。

 例えば、ゲームをしているときに、味方が攻撃されていると、(以前はこんなことはあまりなかったんですが)スマホの画面(スキャナーという・・)から手に取るようにわかるんですよ。その振動も、血が滴るのも。ポータルという味方が壊れゆく瞬間が手に取るように伝わってくるのです。効果音と振動とともに。
 攻撃している方にも、それはリアルに伝わっていると思います。あれは、恍惚感があるのではないかなぁ。陣取り以上の刺激があるでしょうね。

 ちなみに、私自身が攻撃しているときは、そこまで恍惚としないんですよね。攻撃回数が少ないので、参考になる意見が言えませんが。ただし、他の誰かがやっているのを感じるときは、ものすごいリアルだという話です。

 そういう点では、仕様が変わって、オンラインゲームらしくなったというか。私以外の方が、近くにいて、ゲームをしていると、それが手に取るようにわかるようになりました。大勢でゲームをしているんだ、とより実感できるようになったのです。

 新しいゲームの画面↓



 私としては、よりリアルになり、より刺激性が強くなり、フィールドを作る美学よりも、オンラインゲームの位置付けに重点を置いたところがなんとも言えず、時代を感じるというか。
 ぶっちゃけ、今までは、孤高の美学でできたゲームなんですよ。
 ところがそうもいかなくなった、・・・ような気もしています。
 私たちの時代も、人生も、これからは今まで以上に他者と比べられたり、競い合ったり、手に取るように世界の状況がわかってしまったり・・・ 味方が血を流すのを、傍で、ただ見ていなくてはならないような状況になるのかもしれません。

 まぁ、ただ、オンラインゲームだからリアルに楽しんでくれよ、くらいの感覚で作ってしまっただけなのかもしれませんが。
 




 そして冒頭に戻りますが、私としては、この仕様が変わった時点で、「もう今年でやめよう」と決めていたんです。
 ところが、なんとなく・・ですが、やはりこのままでもいいかな、と思い始めた。悪いと思う点を差し引いても、私に利のあることが多いゲームだということに改めて気がつきました。
 喫煙者の理論と一緒ですよ。余計健康に悪い。


 というより、余計神から遠くなる。


 んん? 神って? と不思議がられるかもしれませんが、本当に、イングレスというゲームは不思議な現象が多いのです。ゲーム自体が、様々なことを私に語りかけて、教えてくれるのです。まるで、そこに誰かがいるかのように。そこが天に通ずる門ではないかと思ってしまうほどに。

 こんなこともありました。初めて訪れた土地で、どこに行っていいかわからぬときに、スキャナーの中に、捨てられたポータルキーを見つけたことがあります。とても目立つように、山盛りで捨てられていて、誰でも一瞬で、なんだこれは、と思うほどなのです。そこで、その場所に行ってみると、私が行きたかった海軍カレーのレストランが現れたり・・(横須賀での話です)

 こんなこともありました。ポータルという拠点には一つずつ名前が付いているのですが、そのポータルが攻撃されるわけです。少しでもルールに背いたことをしようかと頭をよぎると、突然、〇〇交番というポータルが攻撃されて、びっくりさせられたり。人道に背くような優しくないことをしていると、〇〇菩薩や〇〇稲荷が、突如、攻撃されて、その効果音は私をおののかしたり。それらは私を抑制、反省させるに十分ででした。

 警告ですよね。つまり、まぁ、いろんなことをイングレスは、私に、私のポータルの攻撃という形で、伝えてくることがあるのです。

 道しるべになってくれたり、人の道を教えてくれたり、嘘かと思うかもしれませんが、本当に、様々な「偶然」の出来事がありました。何度も、何度も。

 こんなこともありました。突然スキャナー画面が真っ暗になって、全く違う場所のポータルが現れたこともあります。
 神奈川にいたのに、町田のポータルですよ。ずっとそのポータルのままなので、私その場所を検索しました。その頃夢中で探していたマイホームの検索サイトで、笑
 すると、私が探し求めていたような物件が、破格の値段で出てきたんですよね。

 本当にね・・・ 様々な、「偶然」の多いゲームでした。私は勝手に、守護神(宇宙人)が私に働きかけやすいツールなのかな、と想像しておりました、笑
 いや、笑い事にしてすみません。本当に。嘘だと思うならやってみるといいですよ。

 あなたにも、様々な偶然が降りかかってきて、まさに目を見張ることでしょう。
 きっと、世界が変わると思います。

 ※イングレスインストールはこちら(アンドロイドの方)
  iPhoneはこちら

 そんなイングレスなので、私に利することが、害することよりも、多すぎます。
 なので、ゲームの悪変も我慢しようかな、と思い始めているところです。


 それにしても、いったい何年やるんでしょうね。
 80代になってもやっていられるといいんですが、欲を言えばね。
 だって、一生同じオンラインゲームをしているというのも、一途っぽくてかっこいいじゃないですか。健康そうですしね。
 え、そんなに長くゲーム自体がないよ、って?
 そうかもしれませんね。また悪変で消えてしまうかもしれませんが、まぁ、それまでは、ぼちぼち付き合っていこうかと思います。

 これからもよろしくお願いいたします。