疑惑と責任。台風19号について思う。






 2日経って、台風19日の被害がやっとリアルにわかってきました。

 ・・・なんということか・・・史上かつてない、21河川24箇所の決壊、142河川の越水。

 東日本大震災の時と似ています。あの時も、初めは何が起こったのかよくわかっていなかったんです。ところが、だんだんと、これはとんでもないことが起こったのだ、ということを理解して、ゾッとしたことをよく覚えています。

 どうか被害に遭われた皆様が、1日も早く元の生活に戻れますように・・・
 ちょっと時遅しという感じですが、何かの参考になれば・・下にリンクを貼ります。

 自宅が浸水した場合の注意点 家電は乾かしてから電源を


 それにしても、多摩川といい、千曲川、阿武隈川、那珂川、秋山川・・ 多くの氾濫した河川は、洪水想定区域だったり、国土交通省が河川改修(堤防整備)の必要性を訴えて、強く地域にアクションを起こしていた川なのです。(千曲川については堤防の強度を高める工事だけはしてたようですが・・前回の河川改修から30年経っています)

 なんでももっと早く気候変動に伴う、大雨に耐えられる堤防を作らなかったのか、残念でなりません・・・

 そして、今回国交省は、12日夜から13日の未明にかけて、6つのダムで、異例の緊急放流を行いました。神奈川も城山ダムを放流するとこのことで、台風の日はJアラートがなりっぱなしでした・・・命を守る行動をしてくださいと。これには怖い思いをさせられましたよ・・・・

 実際、ダムの放流により、河川の水位が上がった、それにより堤防が決壊したということはあるのでしょうか。私はダムの場所と氾濫した河川を調べましたが、直接な関わりについてはよくわかりませんでした。報道でもその辺の因果関係ははっきりとは書いていないようです。(下流で犠牲者が出た、とは書いてありますが・・ 21河川の決壊の原因かどうかははっきり記していないんです)
 ただし、異例の多数の河川の氾濫、異例のダム放流にしては、降水量はそう多くないように思えました。一番記録的だったのが箱根町、922.5ミリ。(国内最高記録を更新したそうです)。静岡県伊豆市が689.5ミリ、埼玉県秩父市は635.0ミリ、東京都檜原村は602.5ミリ、静岡市葵区は597.5ミリ、相模原市緑区は595.0ミリで(各地点で観測史上1位の記録を更新、日本経済新聞より)どれも、決壊した河川の上流ではないようです。(勘違いしていたらすみません、そのときは教えてください)
 本当に、ダムの放流が必要だったのか、私的には少し謎な部分があります・・

 ですが、多摩川については、上流の小河内で12日に550ミリを超える雨が降り、日降水量の観測史上1位を更新したということはわかりましたが・・・(こちらより)


 ちょっと何が言いたいのか、自分でもまとまりませんが、(このブログの)二つ前の記事で(国連条約違反の台風19号の記事です)、私は国○省の疑惑についての噂を書きました。台風19号が人為的なものであること。その真犯人として、国○省が疑われていることです。多分そのことが引っかかっているのだと思います。

 また、おかしなことに、台風中、警戒レベル5が発動されている時は静まり返っていた官邸。それが、一夜明けて、被害がはっきりした時になって、安倍首相はキリッとした青いスーツに赤い羽根を付け、颯爽と登場して、非常災害対策本部を設置すると表明。「人命を第一に、夜を徹して作業を」と指示しました。

 ・・・なんか、遅くないですか? 今更・・・という感は否めません。
 それに、各地で災害に向けた堤防を、もっと早くから、予算をつけて、作ろうと本気で取り組んでいてもよくなかったですか?

 それらを考えると、国○省の疑惑にもすとんと納得してしまうというか。

 いや、そんな疑惑を抱くのも本当申し訳ない話なんですけどね・・・

画像はツイッターよりお借りしました 事前にダムの水位を下げておけば・・・悔やまれます!


 でも、台風が来るのはわかっていたんだから、事前にダムを放流して、水位を下げておくことはできたはずなのに、それもしませんでした。
 死者が50人も出たことを思うと、なんとも複雑な思いです。

 うまく考えがまとまりませんが・・・

 とりあえず、これから更に被害が大きくなる、それがこれからはっきりしてくる。ということだけはわかるような気がします。恐ろしいですね。

 どうか、皆様の無事と、1日でも早い復興を祈ります。