萩と彼岸花と私のカメラ生活。





  三連休に青森旅行に出かけました。
 そのお話をそろそろと少しずつ書いていきたいのですが、その前に、

 萩と彼岸花のお話がまだでした。


 私は毎年鎌倉の海蔵寺で萩の花を見ることを楽しみにしています。
 なぜ、鎌倉の海蔵寺かというと、ここ数年、鎌倉の海蔵寺で萩の花を見ているからです。

 屁理屈か禅問答みたいな答えですが、真面目に言っています。
 私は同じ生活を繰り返すことに幸せを感じているのです。

 今年も、一生懸命咲いてくれた萩の花を、
 見逃すことなく見れたこと。
 それから、何の異変も奇禍もなく、今年も海蔵寺がそこにあること。
 私がそこにいられること。
 
 今年は何かと忙しかったので、見逃してしまうだろうかと心配していましたが、
 なんとか、ちょっと花ぶりが寂しかったけれど、萩の花を撮ることができました。

 モノクロで撮りましたが、あとで見返すとカラーの方がいいようでしたので、
 ようつべの映像はカラーで作りました。

 私と一緒に季節を楽しみたい奇特な方がいらっしゃいましたら
 ぜひご覧になっていってください。





 



 さて、花の季節は短いのに、容赦なく続いてやってきます。
 萩の次は彼岸花です。

 この彼岸花も私は大好きで、毎年撮るのを楽しみにしているのですが、
 今年はある野望を抱いていました。

 「曼珠沙華の里」として有名な埼玉県日高市の巾着田の彼岸花を見ることです。

 毎年、写真愛好家の仲間たちが撮った巾着田の彼岸花をうっとりと眺めているだけでした。
 羨ましいと思っていました。
 だから、今年こそは撮りに行こうと決めていました。

 なのに、巾着田の見頃時期の週末の予定が取れませんでした。
 とても残念で、せめて家の近所の線路沿いに、毎年一輪だけ咲く彼岸花でも
 見に行こうかと思っていた矢先、朝のジョギングの最中に、私は驚きで目を見張りました。
 
 
 ジョギングコースの終点にしている神社の鳥居をくぐると、目に入ったのは沢山の彼岸花。
 境内の敷地の一角に植えられた彼岸花が次々と花開いているのでした。
 
 家の近所の神社です。もう25年以上もこの神社と付き合っています。
 けれど、何十年も大晦日やお正月くらいしか訪れたことがありませんでした。毎日、毎週、通うようになったのもここ1年くらいの話です。
 彼岸花の咲く時期に来たことなどありませんでした。

 いえ、長い時間の中でもしかしたら来たかもしれません。
 そのときは、彼岸花など咲いていなかったと思います。なぜそう思うのかというと、最近この神社は桜の木を始めとして、花を咲かせる樹の苗を新しく植えているようなのです。桜以外は種類がわからないのですが、私は小さい苗木を何度も見かけました。
 同じように、境内を彩る花々の種を新しく撒いているのではないかと思いました。彼岸花と交代するように花を閉じましたが、つい先日も、目新しい紫や、黄色の大きな花をこの一角で見かけたばかりです。
 また、今まで花を落とした彼岸花の茎を見かけたことがありません。花は散ったあとも枯れた茎や葉をしばらく残すはずですが、この一角はそんな植物の様子を見かけたことがありません。つい去年まで更地のように綺麗でした。
 そして、私の想像を裏付けるように、彼岸花の姿はいかにも取ってつけたように真新しいのです。ぽつりぽつりと力強く碧い茎を伸ばしている彼岸花を見ていたら、もう今初めて、この場所に生まれてきたかのような瑞々しさに感じ入って仕方がないのでした。
 
 
 

つぼみもいっぱい。にょきにょきと生えてきています。


こんな近くにこんなに咲いている場所があったのかと驚かされました。

朝の光を浴びて。


つぼみたち。



 まさかこんな傍で彼岸花が見れるとは思いませんでした。
 巾着田に行けないものだから、私はすっかり諦めていたのです。

 この思わぬ出会いに動転しながら、私はスマートフォンのカメラで彼岸花を撮りました。
 せめてコンデジでも持っていればよかったと思いました。
 
 それでも、撮れた。今年も彼岸花を見て、美しく咲いてくれた姿を
 無事に、撮ってあげることができました。

 とても嬉しくなりました。


 彼岸花にはつぼみも沢山ありました。あとで一眼レフカメラを持ってもう一度撮りに来たいと思いました。ところが、台風が近づいているということで、NHKがしきりにニュースを流しています。

 「用がない方は出歩かないでください」

 私の住んでいる県も警報が出ていましたので、風も強いだろうとも考え、断念しました。

 ただし、たくさんのつぼみのことがずっと頭にありました。もしかしたらまだ当分咲いてくれるかもしれない。待っていてくれるかもしれない。
 その日から1週間と3日、青森旅行から帰ってきて、
 今日、一眼レフを持って神社に行ってみると・・・


 彼岸花は咲いていました。
 だいぶ枯れてしまっていたけれど、先週つぼみがたくさんあったあたりの花は、まだまだ元気に咲いています。

 

ありがとう、今年も会えたね。

朝早かったので街灯の光を背景に・・


巾着田には負けるけど、華やかに咲いてくれています。


 まだあるかなぁと思ってはいたけれど、台風もあったし、10日も経っていたし、半信半疑ではありました。
 けれど、まだ元気に咲いていてくれて、今度は携帯カメラではなく、一眼レフカメラで撮ることができました。

 見れただけでも嬉しいのだけれど、やはり携帯で思いがけずちょろっと撮って花の時期が終わり、というのは寂しいですね。
 ちゃんと本気もモードで撮ってあげられて良かったです!
 できは、携帯も一眼もそう変わらないのですが、本人的には気持ちの問題でしょうか。
 
 気が済みました。
 諦めていただけに、とても嬉しい出会いでした。
 巾着田には負けますが、私の曼珠沙華の小さな里を見つけました。

 
 来年も、ここに咲く彼岸花をこの目で見てあげたいと思います。
 その時期に、ここに来れますように。
 ここに花が咲きますように。
 同じ生活が当たり前のように続くことを祈りながら。

 決して、その時期を忘れることなく、見に来たいと思います。

 だからと言って、もう一生巾着田は見なくていいか、と聞かれると、それも困るのですが。


 それにしても、カメラを知る前は、短い花の季節に一喜一憂することもありませんでした。
 たった1週間で、1日で、その姿を変えてゆく、足元の花たちにこれほど感じ入ることもありませんでした。

 季節の移り変わりと共にあるこの世界の美しい自然に感謝できるようになったのも、
 すべてカメラのおかげですね!^^


 ではまた、ちょっと退屈なお話になってしまいました。
 かな。

 青森旅行編では盛り上げますので、また寄ってみてくださいね!

 




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