夏の風物詩、祭り(祀り)を通して、僕たちは和藤内になるんだ。
こんばんは。
日本の夏と言えば、お祭り、ということで、山田町※の大沢にある魚賀波間(ながはま)神社のお祭りに行ってきました。
※経緯を知らない方のために一言。石巻に戻ろうと画策して、なぜか岩手県に出張することになった私。偶然は必然と諦めて、今は岩手県ライフを満喫しています。
久しぶりに一眼レフで写真を撮ってきたのですが、まだ一般公開できる状況ではないので、とりあえず、iPhoneで撮った動画をアップします。
大沢のお祭りの伝統という虎舞がかっこよかったなぁ。(上の動画には写っていません、ごめんなさい)
虎舞は「国性爺合戦」という近松門左衛門の浄瑠璃が原型になっているのだとか。中国人を父に、日本人を母に持つ、「和(日本)でも藤(唐、中国のこと)でも内(ない)」和藤内が主人公。和藤内は超人的活躍で明朝の復興に尽くしたらしい。
で、昨日はそのお祭りの舞台、大沢にある「とっと」に行ってきました。「とっと」ってなんだろう、と初め疑問だったのですが、要するに山田町ではちょっとメジャーな仮設の商店街※のようです。山田湾採れたての貝にホタテ、牡蠣などをその場で焼いて食べられたり、焼きたてベーカリーの店があったり、山田町の名物が売っていたり、あと、目玉として、山田町に来たAKB48Gと子供たちとが作った未来の山田町、「やまだまち48」のジオラマが置いてあります。
※山田町観光協会が運営・管理するプレハブ建ての仮設商業施設。
これが「やまだまち48」。↓ ↓ (写真は以前の記事より)
そのジオラマが、展示スペースから忽然と消えている。驚いて、とっとのスタッフの方に訊ねたら、東京に借り出されたとのこと。「11日には戻りますよ」と。調べたら、幕張メッセでAKBGの大握手会があるのですね。そこで一般展示されることになり、山田町から幕張メッセへと輸送されたそうです。
・AKB48Gぐぐたすマブダチの会
・マブリットキバさん より
で、とっとでこんなものを見つけた。山田町といえばの山田せんべいは有名だが、山田せんべいのロールケーキまであったとは知らなかった。
ロールケーキじゃなくて、本当にせんべいのロール、なのかもしれない。
う~ん、どんな味か、興味津々。
よほど話のネタに買ってみようかと思ったが、千円にたじろぐ。高くね??
お盆休みに買って、家族で食べてみようと企んでいる。(とっとの牡蠣とウニも)
写真上、やまだまち48が握手会に駆り出され、いつもと違うとっとの展示スペース。
写真上、山田町村役場。
イングレスのポータルをせっせと生やした。図書館もある。
こちらは、展望台から見渡す山田湾の景色。
とっとの山田湾ベーカリーさんのランチセット。
焼きたての手作りピザ(ホットサンドと選べる)にスープ、にデザートが付いてワンコインと嘘みたいにお安い。
大沢のお祭りをiPhoneで。
う~ん、楽しかったなぁ。東京の祭りは粋でかっこいいけど、地方のお祭りはまた違った良さがある。てっきり神輿を担ぐ人たちは祭半纏を切るのかと思ったら、白い衣装なんですね。海の男らしい祭装束。もちろん、神輿で引き回された神様も、海の神様。御祭神は八重事代主命、大国主の息子で、美保ヶ崎(島根県の岬)で漁をしていた神様だから、きっと豊漁の御利益があるのだろう。
とっとの山田湾ベーカリーさんのデザート。
写真上は、今日の山田湾。山田湾クルーズ行きたいなぁ。
・山田湾クルーズ
がらんとしたとっとの展示スペース。
牡蠣、こんなにいっぱい入って500円。とっとで焼いて食べられます。
山田湾の眺め。この展望台、老人ホーム(養護施設)の夢岬とかいう眺望スペースなんだよね。
つい自分がここで年老いて、老人になって・・と想像してしまった。でも、こんな眺めのいい老人ホーム、よほど貯金していないと入れないだろうなぁ。
海の神様と共にぞろぞろを町を歩く海の男たち。
手作りピザ、うまかった!!!
(なんでこれが500円で作れるんだ??)
村役場ではカラオケ大会。警備員も駆り出され、人々がぞろり並んでいた。
ウニ、生きてます。バケツに貼り付いて呼吸中。
未来の山田町を描いた「やまだまち48」には立派な山田町の駅と線路があるのだが、
実際は、山田町のど真ん中の駅は無くなり、線路はぷっつり切れている。
(切れた先は、宅地造成中の盛土になっていた)
う~ん。
どうにかならんかな、山田町。
(こんなに避暑地なのに)
とにかく、ポータルたくさん生やして、国内外からたくさんのエージェントさんを誘致しよう!
美味しかった! とっとの山田湾ベーカリーさん! 次はパンも買おう!
で、山田町でお買い物をすると、大漁ポイントカードがもらえる。
(さすが海の町。ポイントカードまで「大漁」なのね)
海の神様、大国主の息子の八重事代主命を祀り(祭り)、和でも唐でもない和藤内が大活躍する虎舞を伝統とする山田町の大沢地区。
和でも唐でもない、誰でもない主人公が、超人的活躍で復興に尽くした・・なんて物語を地で行きたいものですね。
またの機会に大沢祭りのお祭りのお話は詳しくご報告したいと思います。ぜひお楽しみに!